10000文字までのショートショート

お題掌編 『巻き戻せない時間と僕の罪』

 ←(雑記)妄想企画への参加、ありがとうございました^^ →(雑記)この後の予定とか
今回も、投稿サイトエブリスタさんの企画で書いた、お題小説(SS)を載せてみます。

何度か参加しているこの「超・妄想コンテスト」なのですが、この掌編で初めて佳作を頂きました。
小規模のコンテストなのですが、やはり編集者さんに気に入っていただける作品を書くのは難しいです。
前回の『隣の天使』と『秋・逃げ出した君に捧ぐ』は、優秀作品(ベスト30)だったのですが、賞までは届かず。
今回はじめて入賞して講評を掲載して頂けたので、とてもうれしかったです。
これ、登録は必要だけど、ブロガーの皆さんにもぜひ挑戦してもらいたいなあ。

そんな妄想コンの今回のお題は、「超・妄想コンテスト 第13回 「時間を巻き戻す力 人の心が読める力 他人を操れる力 どれか一つを手に入れたら…」、というもので。
人の心を読める力は、春樹で書きつくしたし、SSではそこに触れたくないし、時間を巻き戻す力……にしました。

本作は、シリアス路線で書きました。
今回の主人公、けっこうダメな奴です。
この作品は、女性目線か男性目線かで読後感が違うと思いますし、感情移入の方向に戸惑うかもしれませんが、感想等は気になさらずに、サラリと読んでくださるとうれしいです^^



*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.:*・☆・*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。..


               jikann 表紙220



空気の中に冷たい悪意の棘が混じってるみたい。
息をするだけで、鼻とか喉に総攻撃されるの。
生きるのが嫌になっちゃうよね、ほんと。

冬の寒さを、そんな風にボヤきながら、風花(ふうか)は僕の腕に強く自分の腕を絡ませてきた。
僕は小雪の舞う空を見上げながら、そうだね、とだけ返す。
寂れた町の人通りのない商店街は、彼女の生命線の細さに似てる気がして、言葉が見つからなかった。

風花は僕より4つ下の23歳。
愛嬌のある笑顔を作り、鈴を転がすように軽やかにしゃべる様子は、ただ幸せな女の子にしか見えない。
けれどすべて偽り。

ダッフルコートの袖口に隠された細い手首に、まだ生々しい躊躇い傷がいくつもあることを、僕は知っている。
もう4年も一緒に暮らしているのだから。

親からの虐待、ネグレスト、いじめ。
風花がベッドで笑いながら語った過去は、あまりにも壮絶で、僕はいつも「ひどいね」としか返せなかった。
結局のところ、風花の心を壊した原因を探ることにも、治療を試みることにも疲れ、僕はただ、彼女が違法なドラッグに手を出さないようにだけ注意しながら、漠然と日々を過ごしている。

「優一が私といっしょに居てくれるのは、体の相性がいいからなんでしょ? でもいいよ。それって私の自慢だもん」

事ある毎にそう言って、猫のように体を寄せて来る風花に、ぼくは「それだけじゃないよ」と笑うのだが、あえて他に彼女の良いところを見つけてあげる努力はしなかった。

実際風花の体は麻薬のように甘美で妖艶で、それでいて不思議なほど穢れを感じさせなかった。
その甘い体を抱くだけで満たされ、哀れな風花の事も満たしてやれているのだと感じていた。
その感覚だけで、充分だった。

親とも世間とも縁を切り離し、他人を恐れ、生きるのを恐れる風花は、ここに居るしかない。
僕が彼女のためにこれ以上何かを犠牲にしたり、取り繕う必要はなかった。

「ねえ、もしも優一に、時間を巻き戻す力があったら、どうする? それも一回だけ」

閉まったシャッターに張り付けられた、古い映画のポスターを見ながら風花が言った。
タイムトラベラーの少女が主役の、青春ファンタジー映画だ。

「一回きりなら悩むなぁ。自分のために使うか、他人のために使うかも悩むし。……そういえばさ、子供の頃夢を見たんだ」
「どんな?」
「魔法使いが出て来てさ。一回だけ、時間を巻き戻す力をお前にあげよう、って言って、呪文を教えてくれた」
「へ~、どんな呪文? 覚えてる? 唱えてみたの?」
「目が覚めても覚えてたけど、一回きりじゃもったいなくて、唱えなかったよ。そのうち呪文も忘れた」
「それこそもったいないじゃん」
「ただのガキの夢だよ」

僕は笑ったが、風花はそこで立ち止まった。
風花の手が僕から離れ、僕は思わず振り返る。

「ねえ優一。私に使ってよ、その力。巻き戻してよ。私が生まれる前に。もっと前でもいい。両親が生まれる前でも、地球が生まれる前でもいい」

ぽっかりと黒い目を見開き、瞬きもせずに僕を見つめる姿は、やはりまともな女性の表情とは違っていた。
こんな所で発作を起こされるのはマズイ。
僕はいつものように手慣れた微笑みを浮かべ、風花の肩に手を回した。

「時間を戻しても同じだよ。きっと風花はまた生まれて来るし、僕らはやっぱり今日ここで、寂しい商店街を歩きながら、安い定食屋を探すんだ」
「じゃあ、私だけを巻き戻して。私が私になる前まで。ケシ粒にして、踏みつけて」

風花のぽっかり空いた瞳孔は、縮まない。

「そう言う発想も面白いよね。でも言っただろ? 残念ながら僕は呪文を忘れてしまったんだ。そんなことより、もっと大問題だ。ほら見て。行く予定だった安くて美味しい定食屋のシャッターが閉まってる。第3日曜日は、定休日だったみたいだな。
他を探す? それともコンビニ弁当で我慢する?」

僕は出来るだけ明るい声を出してみた。もう、らちの開かない問答はうんざりだった。
風花はようやく人間らしい表情にもどり、視線を定食屋の閉まったシャッターに向けた。

「そうだよね。きっと優一は使わないよね。私のためなんかに。いいよ、分かってる」
「え?」
「大事な事は、自分のために取って置く人だから」

そう言って振り向いた風花の表情は穏やかで、まるですべてを悟った女神のようにも感じられた。
正直ムッとした。 そんな嫌味を言われるようなことを僕はやっていない。

「それって、喧嘩売ってる?」
「違うよ、そんなつもりじゃない」
「じゃあ何なんだよ」
思わず強い口調で睨みつけると、風花は一瞬たじろぎ、そしてそのあと、愛らしい笑顔で武装した。

「ねえ、……魔法使いのお爺さんがいるの。知ってる?」
偽りの笑顔が張り付いた口から出てきた言葉に、僕は再び面食らった。

「なにそれ」
「稲荷神社の森の外れに、不法投棄のミニバンがあったでしょ。あそこに、お爺さんが住み着いてるの、知ってる?」
「ああ……。あのホームレスなら知ってるよ。何回か見たし、コンビニでバイトしてた友達が、期限切れの弁当をよく漁りに来てるって言ってた。汚くて臭いから、二度と来るなって追っ払ったらしい」
「あのおじいさんよ」
「何が」
「魔法使いなんだって」

僕は何と答えていいのかほんのちょっと迷った。
目の前にいる女は、本当にこのまま一緒に暮らして大丈夫な女なのだろうか。
泣きそうな笑顔で妄想ともジョークともつかない話題を振り、唇を震わせる。
そうやって初めて出会った他人を見るような目で、僕を見る。

「それで? その魔法使いのじいさんがどうしたんだよ」
「願いを叶えてもらおうと思って」
「……へえ。そりゃあいいね」
「ね。良いと思うでしょ? 優一の部屋で手首を切るより、良いと思ったの」

風花は笑った。
偽りのない、ほっとしたような笑顔に見えたが、僕は心の奥底が冷えて固まって行くのを感じた。

もう潮時なのかもしれない。

何度夜を重ねたって、何も変わらない。
僕は結局この女を救えない。無力感と、やるせなさにばかり苛まれる。
手放すなら、今なのかもしれない。

「いつ行くの?」
「今夜。雪が降る前に行こうかな。願いを叶えてもらうんだもん。なにか温かい差し入れ、持って行こう」
「何を願うの」
「消してもらうの。わたしを、全部」
「ヤラレて、殺されて、あそこの山に埋められる。それが望みなの?」
「じゃあ、優一は何かしてくれるの? 私のために、時間を戻してくれるの?」

-----たった一回の力を持っていたとして、それを私のために使ってくれるの?-----

僕はその夜、アパートを出て行く風花に、さよならも言わなかった。



風花はそれから1週間たっても、2週間たっても、帰って来なかった。
女性の遺体が発見されたというニュースを聞くたびドキリとしたが、どれも風花ではなかった。

きっとどこかで元気にしている。
いや、もしもよくない事が起こっていても、僕には何の罪もない。
そもそも僕に救える魂ではなかったのだ。

言い訳は、あとからあとから湧いて出た。
頭の中は、自分が傷つかないための言い訳のあぶくでいっぱいだった。

日が経つにつれて、そのあぶくは冷たい棘に変化して心臓あたりを浸食し、仕事にもまるで集中できなくなった。
1人きりのアパートに帰り、風花の気配を探す自分に冷笑する日々。

そして3週間が経ったある休日、僕は気が付くと風花が言った稲荷神社の森の一角に佇んでいた。

鬱蒼と生い茂った常緑樹の下に、錆びついた白いバンが放置され、その周囲には粗大ごみから拾って来たと思われるパイプ椅子やテーブルが配置され、夏ならばちょっとしたキャンプのワンシーンのようだ。

その椅子に座っていたのは、いつか見た、あの汚らしい老人だった。
そしてその老人の足元には、まだ歩きはじめて間もないと思われる幼い女児が一生懸命、老人の方へ歩み寄ろうとしていた。

小雪舞う曇天だというのに、女児はぷくぷくの頬に笑みを浮かべ、時折鈴を転がすような声をあげた。
着古したような半纏を着せられ、まるで教科書で見た昭和初期の写真のような格好だったが、僕はその女児の笑みにくぎ付けになった。
体が燃えるように熱くなり、発汗した。

「風花」

老人が僕に気づき、ゆっくり立ち上がった。
女児も僕の方に体を向け、まっすぐ見上げて来た。

柔らかな頬を紅潮させ、女児は満面の笑みを浮かべた。
それは本当に何の悩みも苦痛もない、幸せに満ちた笑みで、僕はそのあまりの幸福感に恐怖すら感じた。

風花なのか?

心の声に呼応するかのように、一生懸命僕の方に歩み寄ろうとした女児に、僕は思わず手を差し出した。
そこにある、曇りのない幸福が本物なのかどうか、触れて確かめてみたかった。

けれど。

「触るな」

それはあまりにも静かで、そして侮蔑のこもった冷ややかな声だった。

僕は体を硬直させ、老人を見た。
何か言い返そうと思ったが、何の言葉も出てこなかった。

まだ笑顔を浮かべて僕に歩み寄ろうとしていた女児をゆっくりと抱き上げると、老人はバンの中に姿を消した。
バンの窓には幕が張ってあり、老人も女児の姿ももうどこにも見えない。
僕はそこに立っていることも苦しくなり、重くなった体を引きずって、来た道を戻った。

老人が魔法使いだなどと、信じてはいないはずなのに、あの女児は確かに風花だったような気がして、そのことが胸を締め付ける。

幸せに笑っていた風花。
僕の手を離れては、幸せになどならないと思っていた風花。
僕は風花を幸せにしたくて一緒にいたのではなく、僕の手を離れてしまったら、もう幸せにはなれないんだよ、と思い知らせたかっただけなのかもしれない。
だから、老人の元で幸せに再生した風花が許せなかった。

『触るな』

老人はすべて見透かしていたのかもしれない。
その自分勝手な汚らしい手で、彼女に触るな……と。彼はそう言ったのだ。

ゆっくりと寂しい国道沿いを歩く僕の頭に、肩に、丸めた背に、雪が降り積もる。
4年間、ずっと傍に居た風花がいない孤独が、こんなに苦しいものだと思わなかった。

『ねえ、もしも優一に、時間を巻き戻す力があったら、どうする? それも一回だけ』

風花の声が脳裏によみがえる。

『ねえ優一。私に使ってよ、その力。巻き戻してよ。私が生まれる前に。もっと前でもいい。両親が生まれる前でも、地球が生まれる前でもいい』

必死の声を思い出して、僕はフッと、息を吐いた。

『そうだよね。きっと優一は使わないよね。私のためなんかに。いいよ、分かってる』

拗ねたような、それでいて必死に縋りつく様な、あの日の風花の声を思い出す。
舞い散る雪と、寂しさであふれ出した涙で前が見えなくなった。


---- 会いたい


僕は、幼い頃夢の中で教わった、時を戻す呪文を大声で唱えた。
忘れずに覚えていた呪文を、泣きながら何度も唱えた。

風花、君に会いたい。赤ん坊の君じゃなく、僕と出会う前の君じゃなく。

僕のアパートを出て行く前の君の手を掴んで引き寄せて、

お願いだ、このどうしようもない僕の傍に居てほしい! と。


この呪文で時を戻せたら、声が枯れるまで、そう叫びたかった。



            (END)




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~ Comment ~

NoTitle 

どうも、さらりと読ませていただきました~。
面白かったです♪
男性目線でも女性目線でも、どちらから読んでも幸せの遠そうなカップルかなぁと思うのですがwそこに魔法が二つもあるので良い感じに拗れていますね!
ホームレスって素性の分からない人達なので、そこに魔法使いを当て嵌める発想も素敵でした(∩´∀`)∩

NoTitle 

この掌編で佳作を頂いたのですね!
読ませて頂きましたが、タイムスリップを上手く絡められていて、
登場人物が3人だけなのに、ぐっと引き込まれますね~。

優一が子供の頃に見た夢の呪文を使っていたら、
もしかしたら、別の結末になっていたかもと思うと、
優一からしたら後悔しかないのでしょうね……。

風花もこれで幸せになれたのか、
本人にしか分かりませんが、こうするしかなかったと思うと、
ちょっと悲しい結末でしたね(-ω-。)

NoTitle 

時間を巻き戻すかあ。。。
最近はそんなことも考えたことがなかったなあ。。。
まあ、夢がなくなったというわけでもないですが。
それでも色々やったのが経験となっているので、
それを否定する気にはならないから。
やっぱり私は戻らなくていいやという発想になる。

いや、戻りたいという発想やファンタジーは素敵ですよ。
戻ることの素敵さは伝わります。
魔法ですからね。
(゚∀゚)

夢月亭清修さんへ 

わあ~^^ 夢月亭さん、さっそくサラッとw読んでくださって、ありがとうございました!
そして温かい感想にも感謝です。
ほんとうに、どう転んでも幸せから遠そうなカップルですよね><
深刻に書くと本当にドロドロしてしまうのですが・・・。そう、ここで少し魔法の力を借りて、違った感覚を纏わせてみました。
そしてホームレスのお爺さんの力も借りてみました。
もしかしたらそう言う仮の姿で、ひっそりとこの世に住んでいるのかも、なんて思う事もあります。

私が恋愛ものを書くとこんな風な悲劇になってしまうのですが、お付き合いいただけてとてもうれしかったです^^

ツバサ さんへ 

こんばんは~。さっそく読んでくださってうれしいです。
実際にはまったくタイムスリップを(主人公が)やってないんですが、お題はクリアできてたみたいです^^(よかった)
ぐっと引き込まれるって言ってくださってうれしいです。
私もこれは、一気に夢中で書きあげました。

優一の夢の呪文は、きっとただの夢で、使えるわけではなかったと思うのに、
「もしかして」と、今まで取ってたのでしょうかねえ。だったら本当にセコイ奴です(笑)
でも、なんかその気持ちもわかったり・・・。

もしあの幼児が風花だったとしたら、きっと忘れることで幸せになったんでしょうが・・・。
でもなんだか、本当にこれで良かったのか、という疑問も、切なさも残りますよね。
人の幸せって、いったいどこにあるのかなあ・・・。

読んでくださって、ありがとうございました!

LandM さんへ 

そう、私もこのお題がなかったら、こんなテーマでは掌編を書かなかったと思います。
めちゃくちゃファンタジーの王道で、私の苦手とする分野でしたから。
あ、きっとLandMさんは、得意分野ですよね^^

そうそう。もし戻れたら・・・とかいう発想も沸いて来ないし、我ながら夢がないなあ・・・。
作中に出て来た映画のチラシは『時をかける少女』です。
あれも王道ですよね^^
アニメの方しか知らないけどw

私も、昔に戻ってみたいとは思うけど、今まで書いた作品がみんな白紙に戻ってしまうんなら、嫌だなあ・・・><

NoTitle 

失うものは大きいと失ってから気づく・・・
風花の言葉の端々にあったものをキャッチできなかったのですね。
恋愛は駆け引きがあって探り合いがあって難しいですよね。
(↑これが自分が恋愛ものが描けない理由の一つ -_-;)

おじいさんにビシッと切られて良かったですよ。
そうでないと、引きずるかも。けど、切ないねえ。
時間を戻せる力があっても、それを行使する対象がなければむなしいですねえ。

ファンタジックな中に、リアリティーが込められた素敵なお話でした^^

けいさんへ 

けいさん、ありがとうございます^^
この主人公の僕も、大概弱くて自己中ですが、やっぱり風花がねえ・・・。
この優一には到底守れるような子じゃなかったのかもしれませんよね^^;
この二人にそもそも、愛があったのか、ただの依存なのかとか、突き詰めると本当に難しく。
はい>< 同じく私も、重い恋愛ものを書くのは苦手で・・・。

そして私が書くと、必ず悲恋になります(爆)

そうですよね。お爺さんにビシッと言われて良かったです。
手に抱いちゃったら、もうそれこそ後悔の渦で。
でも、どうすることもできないし、幼児は幸せそうだし。(でも本当に幸せなのかも分からないままだし)
どこに転んでも悲しいお話・・・書いちゃったな。

このあんちゃん、きっと時間を戻せる力なんかないけど、もしも戻せたとしても、同じ……なんだろうなあ。
ファンタジーの力をちょっと借りて、少し柔らかくしてみましたが、やっぱり悲恋は悲しいものですね><(でもきっとハッピーエンドは書けないw)

コメ、サンキュです♪

拍手鍵コメNさんへ 

Nさん、読んでくださってありがとう~^^
>もろかったのは実は自分のほうだったのだと改めて気が付いた時には失った後で
↑うん、本当にそうで。結局この優一って、ものすごく弱い、小さい男なんですよね。風花が自分のおかげで生きていられるんだ・・なんて思いこんでて。
そうじゃなかった時、自分がハリボテだったのに気付いたり・・・しちゃったんでしょうね。
ああでも、私はどうもこの男の思考が分かってしまう。きっとこんな感情が、どっかにあるんだろうなあ。
書いてる間、苦しかったですもん。

ふふ。ハピエン好きなNさんがこういう物語をどんどん読めるように、魔法をかけ続けております(うそですw)
いやもう、今回もお付き合いくださって、本当にありがとうございました!

NoTitle 

limeさんは、切ない系の話の方が上手。
面白かったです。
冒頭の風花のぼやきが、いかにも不幸せそうで、キャラにぴったり。
お気楽者には出てこない感覚だものねえ。

しのぶもじずり さんへ 

読んでくださってありがとうございます^^

えへ。やっぱり明るすぎる話って、続けて書くと逆にしんどくなるんです。
切ないほうがしょうに合ってるみたいで^^

しのぶさんに楽しんでもらえてよかった~。
風花の不幸せっぷり……申し訳ない感じでした。あの子はどう転んでも幸せになれない気が……。

私が男女の話を書くと、こうなってしまうというのが再確認できました。
恋愛ものには手を出さないでおきます><

コメ、ありがとうございました^^

こんばんは。 

風花は寂しい子ですね。
彼女は優一に何を求めていたのでしょう。
そして優一は風花に何を求めていたのでしょう。
サキは思います、こんな風花と4年間よくつきあえたなぁ、なんて。
ふと、去って行って、本当に小さな女の子になったんだろうか?
なぜ老人は「触るな」と言ったんだろう?
不思議がいっぱいです。そして切なさがこみ上げてきます。
彼が失ったものは本当に大きかったのだろうか?
それとも、一時的な感傷が、それを大きく見せているだけなんだろうか?
もし呪文で風花を取り戻せても、風花はたぶん元のまま、寂しい子のままなんですね。
やっぱり切ないです。
一気引き込まれ、ドンドン読めてしまうお話しでした。
さすがだなぁ。

通常空間復帰しました。 

こんばんは。

ああ、なんかツボです。これ。
自分が彼女を助けてあげているつもりだった、どこかでタカをくくっていたのが、失ってからどれだけ大切な存在だったのか知る、この感情は本当にずきんときます。

limeさんのちょっとコミカルな作品も好きですけれど、こういう救いのない感情の作品には余裕なく撃沈してしまう私です。

時々いる、とにかくマイナス思考で、一緒にいると自分までも滅入っていくタイプの風花の描写も見事だなあ。彼が四年も一緒にいながら少し邪険になるのもわかります。「どうせいつものアレだろ、戻ってくるんだし、大事な呪文なんて使う必要ないよね」って。

現実には、時間が元に戻る呪文なんてないから、この作品の痛みが余計ぐっとくるんでしょうね。佳作受賞はもっともだと思う素晴らしい作品でした。おめでとうございます!

山西 サキさんへ 

サキさん、読んでくださってありがとうございます。

本当ですね、この物語、それぞれの気持ちを突き詰めていくと、まだ分からないことがいっぱいありますよね。
ここですべての登場人物の感情を語るときっと、長編の物語になるんでしょうね。

殺人のニュースなどで、『一体何でこんな二人が一緒に暮らしていたんだろう』と思う事がよくあります。
分からないからゾッとする。この物語には少し、そんな寒々しさを加えてみました。
きっと風花目線、老人目線で書くと、違った物語になるんだと思います。

実は、これを言ってもいいのか分からないけど、この物語の中に、もしかしたらファンタジー要素は全くないのかもしれません。
優一は時間を巻き戻す力はないし、そしてもしかしたらあの幼女は風花ではないのかも。

自分への嫌悪で判断能力がおかしくなってしまった優一の思いこみ。
そんな風に考えてもおもしろいかなと。
でも、風花がどうしようもなく壊れかけてて悲しい女だったという事は、変りませんよね。
そして優一のダメさ加減も^^

疑問をいっぱい抱かせてしまいましたが、それでも引き込まれてくださってうれしかったです^^
ありがとうございました!

八少女 夕 さんへ 

おおお~! 本当にお疲れ様でした。(また改めてお祝いに伺います^^)

そしてツボにはまってくださってうれしいです。
この物語に関する感想を、あちらでもいただいたのですが、この男を哀れに思う人と、この男に優しすぎるラストだと思う人と、いろいろでした。

>現実には、時間が元に戻る呪文なんてないから、この作品の痛みが余計ぐっとくるんでしょうね

そう、そこを感じてくださってめちゃくちゃうれしいです。
無駄だと分かってる呪文を唱え、がむしゃらにやり直してみたいと思う男の浅はかさと、そんなどうしようもない男への憐れみと、いろんなものをこのラストに込めてみました。

そして風花に対する優一の感情、まったくその通りで。
私はもしかしたら、優一と同じ気持ちになってこのセリフを書いてたかも><
愛情が惰性に代わってしまう、この倦怠感。ああよかった。伝わって。

そう、すくいのないものがたりですよね^^; この二人が出会ってしまったのがそもそも間違いだったのか。
でも、このどうしようもない男をどこまでも追いつめてみたい。そんなちょっと嗜虐的な気持ちもあったかな?

・・・・・いろいろ書いてみて思いました。はい、夕さんには見透かされていましたね。
重い、救いのない話の方が集中して書けました。やはり私にはこっちの方が合っているようです。(いまごろ)

この微妙な物語をしっかり感じ取ってくださって、本当に感謝です^^

^^ 

いや~。サラリと書けちゃうlimeさんがうらやましい^^;
ある文芸評論家が言った言葉だけど。
「このぐらいの小説をサラリと書けるのがプロなんですよ」

そうなんですよ~~。ワタクシから見れば。
limeさんは最早プロ並みの技術を持っていらっしゃる。
と思うのですよ。ホントの話。すごいわ~^^)/

NoTitle 

こんばんは。
面白かったです。
不思議で、切ない。
limeさんらしい、心に残る作品ですね。

waravinoさんへ 

わ! waravinoさん、読んでくださったんですね。ありがとうございます^^
いや、おはずかしい。
「このぐらい」というレベルになっているのかは分かりませんが、
お一人でも楽しんで頂けたらうれしいです!!

・・・って、楽しいお話ではなかったですが><

職業作家さんは、どんどん生み出していかないといけないので大変な職業ですよね。
でもやっぱり、憧れです^^

waravinoさん、優しいコメントありがとうございました。
明日からまた冷え込むそうなので、温かくしてお過ごしください(*´∀`)ノ

NoTitle 

自分の幸せよりその人の幸せの方に重きを持つ
そんな判断・・・・
我が子にはできると言えます。
ダンナには?できるかな・・・(たぶん・・自信なし・・)

親友、同僚・・・(全く自信なし・・・)

自分が大切な物を客観的に見つめることができました。

あたしにとって深い作品です。

マダム猫柳さんへ 

マダム、こんばんは。
今回はちょっとシリアス系でしたが、読んでくださってありがとうございました^^
切ない、何だか救われないような、不思議な感じを出したかったので、
そう言ってもらえてとてもうれしいです。
おやすみなさい~。

海青藍花 さんへ 

藍花さん、こんばんは!
このSSも読んでくださって、うれしいです。

ああ、そうかも。どこまで相手の幸せを願えるのか。
そういう事も、考えてしまいますね。
この男はきっと、他人を自分以上に大事にできない人で。

・・・さて、じゃあ自分はどうだろう・・・。
うん、我が子にならできる。(と、ここまでで止めておこう(笑))

この男が「時間を戻す力」を使うのは、やっぱり自分のためだったみたいですよね。(ただの夢だけど)
藍花さんに深い意味を感じてもらえて、とてもうれしかったです^^

心の傷と身体の傷と 

手首の傷は消えないけど、心の痛みは
僕が癒してあげる優しさで、きみのためなら♪

身体の傷なら治せるけれど、
心の痛手は癒せしない♪

まったく逆のふたつの歌詞。
どっちが正しいのかなぁと、若いころから思っていました。
身体の傷はたしかに治せるけど、心に直結している場合もあるし。
心に傷を負ってむしろ強くなる人もいるし。

人間ってむずかしすぎますよね。
猫に……いや、樹になりたい。

優一くんは……。
なんというか、呪文を使ったりしないで彼女を癒してあげたかったけど、無力な自分に疲れてしまったというか、自己防衛本能もあったのでしょうね。
当たり前ですよ。
気持ち、わかるな。

私は平凡に普通に育ったので、どっちかといえば優一くん視点に近い気持ちになります。
同性でも風花ちゃんの気持ちは理解しにくいなぁ。

ラスト……こうして魔法使いのおじいさんに育てられた女の子は、成長して「狐画」の妖狐になったと。
なぜかそんな想像もしました。

あかねさんへ 

ああ、そんな歌詞があるのですね。
あかねさん、すごく歌とか歌詞の引き出しが多いなあ。

うん、歌でも物語でも「傷」ってよく使うけど、心と肉体の傷は大きく違うし、私的には心の傷の方が完治しにくいと思いますね。
心の傷とか病って、ふっとぶり返したり、フラッシュバックしたりして・・・。ほんとうにやっかい。

この風花は、ちょっとやそっとじゃあ治せない怪我人なんだと思います。
優一って、すごく自己中で、愛情の薄い偽善者男だと思うんだけど、愛情深い男でもなかなか救えない女と付き合ってしまったみたいで。

わたしもね、これを書く間はずっと、優一の気分でしたよ~><(自己嫌悪)
救えない魂って、やっぱりあって。
もしかしたら、自己嫌悪を起こさせてしまうこの風花こそ、一番の問題児で・・・。
一緒にいる人間を、引きずり落としてしまう女なのかも、とか。

だからあかねさんの感情は、正しい・・・かも。
最後、それでもその風花を傍に置きたくて、叶うわけない呪文を唱える男の虚しさを感じて頂ければ、うれしいなあ。
(思えば難しい読後感?)

そうそう、あの赤ん坊は、あのおじいさんに育てられるんでしょうかねえ。
実は風花じゃなくて、すごく訳ありな女児だったりして。
うん、妖狐の子供・・・とかね。妄想膨らませてくださって、ありがとうございました!

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鍵コメHさんへ 

おおお、Hさん、いらっしゃーい!
なんと、SSたちも読んでくださったのですね!

そして、なんと完璧なこの作品のレポート。
これはも感想を飛び越えて論文ですよ。もう、読み惚れました(笑)←なんで笑う
いや、実はそうなんです。私の思惑をなぜそこまで?
実はこの物語の何処にもファンタジーは無い……んじゃないかな、と思うんです。
あの子が風花だという確証はどこにもないし。
でも、そう思わないと、更に寒々しい予想をしなきゃならないし・・・どっちに転んでも、この男は堕ちるしかないですね^^;
そう、人間って本当に不安に対する耐性が無さすぎます。
そして、不幸な人は絶対に救ってあげないと人でなしだという強迫観念があって。
人間ってむずかしい~~。

って、それはいいんですが(いいのかw)

100禁……じゃなかった、100均の容器、手に入れました?
そうそう、あの差はちょっとムッとしますよね。でも、5ℓのバケツはいらないし。

あれって、実は原価って10円くらいのもあれば、100円を超えるものもあるらしいですね。
お店の商品トータルして、儲けが出ればいいみたいで。
5ℓバケツは絶対100円越えですよね。(でも要らない)

うん、ペットボトルでいいですよ。
もしくはぷっちんプリンの容器。
あ、ぷっちんしちゃ、ダメですが。

こんばんは(^v^*)ノ 

とても切なく苦しいお話だったので
なかなかコメントが出来なくて、ごめんなさい・・・・・
なんかね・・
全然違うんだけど私も優一と同じような気持ちになったことがあります。
って言うか、今でもそう思い出します。それも結構頻繁に・・・

自分はその集団の中で重要な存在で縁の下の力持ちで癒し系で
もしも、今自分が死んでしまったとしたら
きっと「変な人だったけど面白いひとだったよね。」
って泣き笑いしてくれるんじゃないかな。なんて妄想してたりして・・・
そう・・・
今風に言うと、調子に乗っちゃってました(^0^;)\

でも、そうではなかった。
私は実はその集団の中では
甘えたのどうしようもないお荷物で・・・・・・・
今思うのはきっと、みんな
「あの人のことは忘れよう!ホント!変な人だったよね!」
って吐き捨てるように言ってるだろうな~・・・
なんて・・・・


だけど、その中に居るときは自分のどうしようもない至らなさに
全然気づけてなくて・・・・・
離れる時には味方になってくれてる人はほんの少しで
後はみんな敵みたいに見えて
その人たちが悪いとばかり思っていて・・・

でも、離れてみて1年が経ち2年が経ちしていったら
自分も充分悪かったんだということに気づきました。
甘えすぎて、気づかずに調子に乗ってた・・・
もう遅いんだけど・・・
だけど、手遅れになる前には気づくことが出来なかった。

だから、優一も手遅れになって初めて
本当に必要としていたのは彼女にとっての優一ではなくて
優一にとっての彼女だったことに気づいた・・・
自分が見限ったようなつもりで居たけど
見限られていたのは自分だった・・・・・・

悲しいですね。

でも、このお話・・・・・
最後のこの終わり方だったら
勝手に私の心の中でだけでも
ハッピーエンドにしても良いですよね???
優一の時間を巻きもどす魔法がちゃんと出来て
風花を取り戻すことが出来た!!って結末に!!

風花って、”かざはな”とも読めますよね・・・
地に落ちては儚く消えていく細かな雪のかけら・・・・・
消えないように受け止める優一・・・
二人は求め合い幸せになったんだと、信じようっと(^^*)
私の中だけでも・・・・・・

かじぺたさんへ 

かじぺたさん、このお話も読んでくださってありがとうございました。

不思議なもので、このお話って、読む人の人生体験や、どちらに感情を置くかによってずいぶん違うみたいです。
この優一の不甲斐なさに呆れてしまう人もいれば、この優一の気持ちを理解して憐れんだり、優一と同じ気持ちになって、ちょっと慌てたり。

ああ、そうか、かじぺたさんはそんなお気持ちになってしまったんですね。
でも、優一はとても利己的な男だし、風花を救いたいと本当に思っていたわけではないし、全然ちがいますよ。
それなのにそんな風に感じるのは、やっぱりかじぺたさんが優しいからですよね。

私もね、これを書きながらどっちかというと優一の気持ちになっちゃって。
風花って、哀れで救ってあげなきゃいけない人なんだけど、見方を変えると、依存している人を一緒に地の底に引きずり落としかねない、負の女で。
救おうにも救えない・・・というか、自分で生きようとしない人で。
優一が引きずり込まれないようにしようとしたのは、もしかしたら人間の自衛本能なのかもしれないって思うんです。
でも失って初めて、自分のわずかながらの愛情と、依存と、そして自分が救えなかった事への不甲斐なさ、嫌悪。
そんなものを猛烈に感じてしまったんでしょうね・・・。
あれ? そしたら何となく、かじぺたさんと、そのグループの関係性に似てる?

人って優しいから、自分が救えなかったことに、ものすごく後悔する。
もう一度やり直して、何とかしなきゃならなかった……って思うんですよね。
だけど、やっぱり救えないものはあるし、合わないものってあるし。
この風花と、優一って、一緒に居てもやはりこういう結果になってたと思うんですよね。

優一は、時間を戻すことができるのかなあ。
優一が時間を巻き戻して、風花を幸せにしてあげられるストーリーだったら、本当に良いですよね。

・・・でもこれね、いい意味で、出来ないと思うんです。(いい意味で、です><)
もう一度やり直しても、風花の負の力はやっぱり変わらないし、風花は幼児に戻って、あのおじいさんの傍で暮らす方が幸せで。
優一も、やっぱり風花と離れたほうが幸せで。

後悔して悔やむ優しさがあれば、優一はきっと次の出会いで、その人を幸せにできるような気がするんです。

かじぺたさんも、時間は巻き戻さなくてもいいのですよ。
そのまま一緒に居ても、依存しあってしまって、結局優しい人が気力を吸い取られてしまう事ってあるし。
苦い思い出とか、救えなかった後悔は辛いけど、それもきっと人を優しく大きくすると思います。
過去を悔やむより、これからを見て、今ある幸せや、身近な人たちを大事にしていきたいですよね(って、自分自身を励ます>< 過去にはいろいろ、ありますもんね)
あれ? なんか、物語からちょっとずれちゃったかもしれないコメ返になった?

とにかく、優一はやっぱりダメ男なので、もう少し反省させておきます!

しんどいと思うのに、このお話に、コメをありがとうございました^^

遅ればせながら~ 

最近コメが遅くなっていて、いつも乗り遅れ気味になると、おや、書くことが無くなっていると思うこともしばしば。皆さん深い洞察を語られて、そして人数も多いので、ますます書くことが……limeさんのお話の人気ぶりを感じます。
でもあえて書こうっと!(そんなに決心がいることでもないかぁ)

こういう方向性?のほうがlimeさんの筆(じゃなくてキータッチというべき?)が冴えますね。物語的には謎が程よく残って、読み手がいろんな方向へ想像できる余地があって、しかも終わりのような終わりでないようなところで冷たく(悪い意味じゃなくて)突き放してある。これこそlimeさんの物語パターンの中で、私が一番好きな方向なのかも。

いつまでも仲良く暮らしました、と言われるよりも、多少ドライに語られる方が、本当に人生の奥深さを感じることがありますものね。
最初の頃読ませていただいた中で、『カエルヒ』とか『白昼夢』なんかはこういう方向性だったと思うのですが、やっぱりなんかね、芯のところに残ります。「あ~よかった、ほっとした~」ってお話が悪いわけじゃなくて、それはそれでいいのですけれど、ちょっと「気持ち悪さ」が残るってのか、解決できないものが残るってのか、それが好きなのかも。ホラーは嫌いですけれど、人の心のミステリーってそこに生まれてくると思うから。何かも良かったよかった、じゃないと思うから……
いや、もちろん、ハッピーエンドは嫌いじゃありませんけれどね! そうそう、『花より男子』みたいな話がバッドエンドでおわったら、ちょっと怒るかも。そんなうまくいくわけないやろ~って思っても、ハッピーエンドがいい場合もある。

でもこのお話はこれですっごく納得です。
ちょっと、うちのマコト、じゃなくて(だからにゃんは無理だって!)、真とりぃさの関係に似ています。真はりぃさにぐっと引き寄せられて救いたい、愛したいと思っていたけれど、どこかでこの女から離れたいとも思っていて(命の危険を感じていたから、かも。野生の本能で)、だから彼女が死んだ時にほっとしちゃったんですよね。それは心の中では棘になっていつまでも抜けないんだけれど、もう仕方がない。

昨日夜中に見た映画で、ロバート・レッドフォードが繰り返し言っていたなぁ。「どうしてこうなったかなんて考えても仕方がない。こうなってしまったんだから」みたいなこと。でも、決断するんですよ。2つにひとつを選ぶ。もしかして後悔がいつまでも残っても、それを抱えて生きていく。辛いことは忘れることはないもの。でも、それが人生ですよね。いや、ある程度歳をとった名優が言うと、しみじみ感じ入ります。
……優一にはそういう意味では共感しちゃう。
世の中には一緒にいてはいけないカップルもしくは人間同士っているんですよね。DVや苛めなんかを見ていてもそう。もう「近づいちゃいけない」んですよ、きっと。

大海彩洋 さんへ 

大海さん、お疲れのところ来てくださって、ありがとうございます!
そして、この結末に納得、と言ってくださって、すごくうれしいです。
実は私も、書き終って数日して、この二人の関係って、どこか真とりぃさに似てる!って思ったんです。
優一は真みたいに芯が優しくなくて、すごく自己中なダメ人間ですが><
彼も、冷たいだけじゃなくて、やっぱり「この女と一緒に居たら、自分が危ない」って思ってたのかもしれませんよね。

この風花を救う気は無くても、放り出すほど冷たくないし、その体は魅力だし、可愛いと思う事が無いわけじゃないし・・・。
そんな、ぐにゃぐにゃの中で、この家出ですから・・・。

私もすっかり優一の気持ちになって、猛烈に自己嫌悪しながら書いてしまいました。
時は戻せるはずないのに、戻さなきゃ、そうしなければ自分は後悔するって…さらに自己嫌悪。
救いが無くて、やるせなくて。
書き終った時にはどっと疲れていました。

感想も、これは本当に人によって違ってて。いったい自分は何を書いたのかなあ・・・って。よくわからなくたって来たり。
そんなに難しいお話じゃないのにね^^;

ああ~、ありがとうございます。そうなんです、やっぱり私はこんな感じで、解決されないものを含んだ、どこか哀れな感覚を持つ物語が性に合ってるのかもしれません。
恋愛ものはハッピーエンドがいいって、いつか大海さんがおっしゃってたのでドキドキだったのですが、それは花だん的なラブコメですよね^^(あれがバッドエンドだったら暴動がおこりそうだ)

皆さんのコメを見ながら、コメ返もどう書いたらいいのかいろいろ迷いましたが、こういう掌編もいいかなって、大海さんのコメを読んでホッとしました。
うん。一緒に居たら幸せになれない関係性ってありますよね。救えない魂って、きっとある。
優一が自分の逃げのために吐いた理屈の中に、真実があったのかも。
でもあいつは悩むんだろうなあ~。(笑)

温かいコメを、本当にありがとうございました!
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