☆雑記・四方山話

(雑記)「NOISE」あとがき:異能を描くという事

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皆さま、メリークリスマス~~
って、今日はイブイブですね^^

あああ (>_<) 今年は何も、クリスマス企画が用意できなかった。
ぼく猫4コマとか、書きたかったんだけどなあ。

でも、切りのいいところで『NOISE』を終えることができて良かったです^^
そして皆様には、本当にたくさんの温かいコメントを頂きまして、感激しています。
自分的にはなかなかの問題児だと思っていた「NOISE」に、優しい言葉を送ってくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆さんにはすでに沢山温かいコメントを頂きましたので、改めてコメントを頂くのも申し訳なく、今回はコメント欄を閉じさせていただきますね^^
(本当は語り合いたいんですが)

今回も、やっぱり主人公は、特殊能力者でした。
いやあ………もう、limeの小説ですから、ここは諦めてください (>_<)

新作を書こうとした頃、イジメ等で心を痛めて、自殺してしまった子供のニュースが相次いだんです。
もしも、ただ、SOSの信号だけでも聞き取れる能力者がいたとしたら、救うことができるのだろうか・・・とか。その時ふと思ったんです。

そうして綾斗の輪郭が固まり、自分がその能力を持ったら……と思いながら数日を過ごしました。
でも……だめなんです。うまく救えないんです。
1キロ以内の信号がキャッチできても、自分はそこへ飛んで行って、何も心を開いてくれない人に、何をしてあげればいいのか分からない。
SOSの信号を発信している少年少女が気づいてほしいのは、きっと自分の周りにいる人たちなんだ・・・って。

綾斗は登場当時、ちょっと投げやりで、自分の力を最大限使おうとしない、ある意味「自分なんて……」というスパイラルに陥ってる子でした。
自分が親に受けた仕打ち、そして透子の苦しみを背負い、更に見知らぬ人たちのSOSをキャッチし。
頑張ってる半面、奥底では自暴自棄にもなっていました。

でも、赤ん坊の強烈なSOSに呼ばれ、自分の事をウザいほど見てくれる滝と出会い。

最後、赤ん坊を抱き、赤ん坊に名前を付け、その命の重みと体温を感じた綾斗が吐き出した、長台詞。
唐突だと思われた読者様も多い事だと思います。
でも、綾斗にはずっとずっと、心に溜めた想いだったんです。

辛いことがあったら、身近な人に話して。辛いんだって、打ち明けて。
鈴音の傍にずっといられない綾斗にとって、それは鈴音が苦しまないように生きるための、切なる願いだったんだと思います。

このセリフに、違和感を感じた方も多くいらっしゃるだろうと思います。
「じゃあ、苦しみを訴えれなかった者たちは、見捨てるのか。声を出せないものが悪いのか」という意見もいただきました。
確かにそんな風に捉えられても仕方ないですよね。私も書きながら、誤解を生むかもしれないとおもいました。

でも、綾斗はそんなふうに思ってるわけではなくて、ただ、辛い想いを抱えてしまわないように、最愛の人に全部話して、と、伝えたかったんだと思います。
辛いんだと言いたくても言えない、という人間の感情があることは、もちろん分かってはいるんです。
それでも。
まだまだ、視野の狭い16歳の少年の、必死の思いだったと。

聞いていた滝も、何も話さなかった弟が悪いんだ、などとは思わなかったはずです。
ただ、綾斗のその「生きてほしい」というまっすぐな気持ちを、しっかり受け止めたんだと。

『KEEP OUT』の春樹にしても、この綾斗にしても、実際にはありえない超感覚を持つ子供たちです。
書いて行くうちに、「この場合はどうするんだ?」と、疑問もいっぱいですし、この超能力があれば、もっと世界を救えるんじゃないかとか、思ってしまうんですが。

実際にその能力を想像してみると、ひたすら心を病んでしまいます。辛いと思うんです。
多くの人を救うヒーローには、なれそうもありません。能力の告知は、もしかしたら死に値するかも。
(春樹なんか、毎回犯罪捜査に利用される><)

もしかしたら、この世には彼らのような能力者がいて、その能力に苦しみながら、誰にも打ち明けずに、ひっそり社会生活を送っているんじゃないかな……と。真剣に思ったりもします。


異能な子たちを描くことは、とても苦労するのですが、それでもそのぶん、彼らへの親心も沸いてきます。
彼らの将来は未知数。
もしかしたら、ひとを救う仕事に就くかもしれないし、逆に心を病んで、犯罪に手を染めることになるかもしれない。
人の心は計り知れず、だからこそ、書いていて楽しいです。

これからも、また異能な子たちを描くかもしれませんが、「まただね」と、ちょっと笑って、温かい目で応援してやってください^^

改めまして、拙作『NOISE』を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!



Christmas400.jpg


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