☆物書きブログテーマ

(雑記)私設☆物書きブログテーマ・・・視点・人称

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ん? なんだこのタイトルは。 って思いますよね。

毎回、小説更新の合間に、雑記やイラストを挟むのですが、せっかくだからFC2のトラックバックテーマみたいなのを作っちゃおうと思いまして。
物書きならきっと一度は悩むようなネタを自由に出して、雑記ネタにしてみるのはどうでしょうか。

今回私は「視点」をあげましたが、別の方がこのテーマで記事を書かれるのも大歓迎ですし、まったく違う「キャラ」とか「創作のこだわり」とかいうテーマを上げてくださってもいいし。
簡単に言えば、バトンの「お題版」みたいなものです。自作お題バトンです。
(あ、トラックバックは、しなくていいです~。私がよく分かっていないので^^)
期限もないし、好きなテーマを上げてくださって、書きたいと思うテーマを拾うんです。

記事のネタに困ったとき、そういう項目があったら便利かな、と思って^^
(そう、私が困っていたのです。 雑記ネタに)

                  ☆  ☆  ☆ 

さて、この「視点・人称」なんですが、けっこうこれには毎回悩まされているんです。

当ブログでは今、『NOISE』を更新中です。
私の創作の手順として、下書きを4ヵ月前くらいに書いて置いて、更新直前に、推敲と校正を仕上げ、UPします。
数か月寝かせて、程よく忘れたころに読むストーリーは、客観的に読めて新鮮ではあるけど、心臓に悪いです。
ダメな部分が鮮明に見えてきます。

今回、『NOISE』の推敲をしながら、やはり一番気になったのが、視点についてです。
いつものように三人称多視点で描いているのですが、今回はそれが足を引っ張っているような気がして…。

私が一人称を使わないのは、ミステリーの性質上、主人公の居ないところで進む物語も並行して描きたいからです。
今回もやはり、滝サイドと綾斗サイド、別々でドラマを展開する必要があったのです。
けれど、謎を抱える綾斗に視点を持たせたとき、心理描写で、肝心な部分をまるで語らせない……というのは、アンフェアなのかな、と。
読者様をイライラさせちゃうかもしれないと、推敲しながら思うのです。(私がもうすでに、ちょっとイラッとしたので・爆)

けれど、どちらかを取ってどちらかを捨てるわけにもいかず。
滝と読者様にはもう少しこのまま、イラッとしていただくしかなさそうです。

でもアンフェアと言えば……。
視点を持つ語り部的な探偵が、実は犯人だった、という海外ミステリーがいくつかあるそうです。
そのアンフェアっぷりに比べたら、まだマシかな(笑)

私が一人称で物語を書かないのは、先ほど書いた、”ミステリーという性質上” という理由以外にもう一つ、わりと主要キャラに少年少女が多いため、その子たちの口調で描いた時、情景描写や表現まで幼くなってしまうのが残念だから、というのがあります。
軽い雰囲気になってしまう、というイメージもありました。

でもそれは偏見ですよね。
しっとりと落ち着いた文学小説の中にも、たくさん一人称があります。

先日、今話題の、又吉の(呼び捨てか)『火花』を読んだのです。
一人称だった事に最初ちょっと驚き、そして、6ページまで読んだところですっかり引き込まれてしまいました。
あ、これは普通と違う。 何かある。ぜったいヤラれる。という予感に満ち、そして乱暴ともいえるほどの現代人向けのタッチであるにもかかわらず、文学のにおいの染み出してくる冒頭なんです。

その「何かある」、は、大きな事件が起こるわけでもない本編の間ずっと続き、そして最後、大きな事件があったわけでもないのに、ざざざーーーと感情にダイレクトに流れ込んで来るんです。
あまりにバカバカしいのに、どうしようもなく悲しくて愛おしくて泣き笑いしてしまう。そんなラストです。
ヤラれました。

これは一人称だったからこそ、の物語なんだと思いました。
感情の高ぶりや機微をストレートに伝えたい時は、やっぱりこうだよなあ・・・と。

私が今までに書いた一人称は、『カエルヒ』と『僕らの相対論』の二つくらいです。
ひとつは、感情の抑えられないエキセントリックな少女の一人称。もう一つは、物理ものなんだけど、ラノベ調な、学生視点。
うん。・・・やっぱり変わり種です(笑)

と、とにかく、小説って、書けば書くほど難しさに気づかされます。
ただ楽しく書いていた最初の頃の作品は、なんの知識もなく、今読み返すと冷や汗ものだったりします。

今もまだまだ独学で勉強中です。
未熟な作品もあると思いますが、習作に付き合うつもりで、この後もどうぞ、応援してやってください^^
愛あるご指摘なども、お待ちしています。

あ、そして余談なんですが、『NOISE』の登場人物の、神田綾斗なんですが。

じつは以前描いたイラスト、この子じゃないかなと思うんです。
ちょうどNOISEのプロットを立てていた時に描いたので、無意識に綾斗を反映させていたのかな、と。


この子↓

背中500

ね、なんかちょっと、そんな気がしたりして・・・。



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~ Comment ~

そっか 

このイラスト、綾斗でしたか。うん、そう言われてみれば、そうかな。limeさんの物語の主人公たちは繊細な少年たちが多いけれど、其々少しずつ違ったニュアンスを持っていますものね。
でも、今回の綾斗は、今までの繊細少年よりももう少し骨太な面もあるかなって思います(あ、透子の件以外では)。でも、まだ先は分かりませんので、最後まで読んだらまたイメージが変わるかな。

人称、私も「わたしは」「僕は」という一人称はほとんど使いませんが(今のところ、享志くらいか~。享志は一人称が何だか楽しい)、ハードボイルド系では「俺は」が多いような気がするし、ミステリーはやっぱり臨場感を出すためには、limeさんのようにいくつかの視点を交互に書かれていることが多いような気がします。これを一人称だけで押し切ると、「敵」の動きが出て来ないので、この主人公、一人で何焦ってるの?ってことにもなりかねないし、やっぱりテレビ世代は複数シーンの同時進行に慣れていて、これでドキドキするような気がするし。
でもまぁ、どんな視点で、ってのはすごく大事でもあるけれど(私も一時は拘ったけれど)、読者が「惑わないように」「入り込めるように」書かれていたら、結果的には何でもありだな~と最近思うようになりました。だって、結局書きやすい人称で書いちゃってるし。

「僕は」の一人称で、犯人が本人だったってのは、私も最近読みましたが(日本のミステリー)、最初に作者の意図が分かっちゃったので、その部分ではちょっぴり鼻についちゃった感が無きにしも非ずでした。これって、気をつけないと、読者が「どんでん返しに驚いた」という感想を持つよりも「裏切られた感じがして、後味が悪い」ってことにもなりかねないなぁというのが印象ですよね~。
それから、『火花』を読まれたんですね。何だか話題性もあって、いいですね。最近は本が売れないから、こうして話題性のある人が書くことで、本が売れたらいいなぁなんて、そんなことを感じておりました。
あ、私は未読なのですけれど……気が向いたらそのうち。

あ、話が逸れちゃった。えっと、人称、そうそう。なによりもまず、書き手が一番気持ちを込めることができる人称が一番いいですよね。ミステリーの場合はある程度「読者を騙す」ために必然が出てくると思いますけれど、感情は、どこかでくみ取れるようになっていたらそれでいいんじゃないかな、って思います。limeさんのお話も、まさに「横顔」に感情がにじみ出ているから、書きすぎなくてもいいんじゃないかと(^^)
あ、そう言えば、ミステリーで、ストーリーは面白いけれど、誰にも感情移入できずに読み終わっちゃったって話がありますが……こういう場合、後からタイトル見てもどんな話だったか何も思い出せなかったりするんですよね。
もちろん、読むときだけでも面白かった、という本もまた良しだけれど、やっぱり読み終わった後にも、少したってからでも、ふと何かを思い出してもらえる作品が書けたらいいなぁって、思います。
うぅ、まとまりのないコメになっちゃった。

大海彩洋さんへ2 

こちらにもありがとうございます!

これ、少しばかり大人しい表情なので100%綾斗ではない気がするんですが、・・・でも透子の前では、こんな雰囲気なのかも、と、思ったんです。

この「視点・人称」の記事のコメって、書いてても纏まらなかったので、きっとコメントと課、めちゃくちゃ書きにくいだろうと思ったんです。
そこに、丁寧にコメを下さって、ありがとうございます。
纏まらなくっても、なんか、いろいろ語るのが面白いかな……と思って。

けっこう今まででも皆さんと語ったテーマですもんね。
改めて書くことでもなかったんですが、今書いてるNOISEで、どうしても「イライラさせちゃってすみません~」って言い訳がしたくて。(それでか!)

うん、そうですよね、結局は 読者さんが一番入っていきやすい形にするのが一番なんですよね。
ここでこだわりを持ちすぎるのが、やっぱり素人なんだなあ~。
まあ、私の場合、三人称と言っても一人称とほぼ変わらないので、一人称の乱用みたいになってしまってる問題点もありますけどね><

あ、そうそう。
ストーリーは面白くても、誰にも感情移入できなかったりすること、有りますよね。

うん・・・。次回は「感情移入」にしようかな。


NoTitle 

なるほど、自作お題バトンというのもなかなかに面白いかもしれませんね(・∀・)
書いているものは違っても、同じ小説を書くという共通点があるので、
そこで同じような悩みや思っている事があると思うので、
こういう自作でお題バトンを作るのも面白いですね~^^

最後のイラストはプロットを書いていた時に描いた絵なんですね。
同じ時期に描いていたという事は、
やっぱり影響があるでしょうし、
確かに綾斗と言われれば確かに似ているかもしれませんね。
どことなく影があるというか、内心に何か秘めていそうな感じですもんね|ω・)

NoTitle 

そうか。このイラストが出されたとき、どうして服? と思ったのですが、綾斗と思えばそうなんですね。透子の前ではこんな表情を見せるのか・・・

人称かあ。なるほど。私は次作を三人称で書きたくて、始めているのですが上手く書けず、実は一人称で書き直して比べてみようか、なんてことを思っていたんです。
けれども、そんな書き換えの簡単にできるお話なんて薄っぺら、と思ったら、そのお話もボツフォルダー行きになりました(><)

この頃は、今は書く時期ではないのだと思うようになり、あまり言いたくないのですが、仕事も忙しいので執筆は滞り中。ま、ね。今は読む時期と^^

お題、面白いですね。次の時もいろいろ考えてみたいですね。

ツバサさんへ 

おはようございます。
いつも、雑記ネタに悩むので、そんな時に拾えるネタがあったらいいな、と思ったんです。
物書きさんの、そういうお話とかも興味ありますし^^
とはいえ、もうみなさん語りつくしたテーマでもあるので、きっと改めて語る事はないかな><
個人的な企画にします^^

そうそう、この絵はちょうどプロットを立てていた時に描いたので、無意識に綾斗になったのかなあと。
イラストを描く時って、おおざっぱに書く人物を想定しますよね。
あの頃は名前も決まってなかったけど。
うん、やっぱり綾斗かなあと。
影を感じてもらえてうれしいです^^

けいさんへ 

おはようございます。
あ~、そうか。なんで服着てないんだ~~って思われてたんですね!(汗・汗)
それは作者がlimeだからさ・・・とか、思っていただければ^^(赤面)
いや、これはきっと無意識に綾斗を描いてたんでしょうね。
あのころは、名前も生い立ちも決めてなかったけど。
塑像のモデルの少年を、題材にしようと思ってたんです。でも、何かきっとこの子は重いもの背負ってるんだ・・・とか。
そして、いまのNOISEがうまれました。

ああ、分かります。一人称をとちゅで三人称に変えたりとか、過去にあったと思います。(けいさんと逆だ)
いや、そうやって試行錯誤を重ねて作品になるんですよ。
そもそも私の三人称は、ほぼ一人称ですから^^
「〇〇・・・と思った」の、思った、を書かずに終わったりしますから。

いまはけいさん、きっとインプット中なんですね。
そう言う時期はきっと必要なんだと思います。
実は、私もここ最近はそうなんです。
新作を書こうと、いろいろ考えているんですが、まだ真っ白です。
休日も、他の方の作品を読みあるいています。
書けない時は、ありますよね。仕事が忙しいときはとくに。
焦らずに、何かが降りてくるまでじっくり待ちましょうね^^

でも、けいさんのお話が読みたいなあ~~。
SSでも、何か浮かんだらぜひ^^(って、催促してどうする)



一人称の難しさ 

わかります!
一人称視点か三人称視点か、主人公を明確にするか客観的神の視点にするか、最初のプロットで悩みますよね。
一人称だと心理描写が書きやすいけど、主人公以外の心理を伝えることができなくなったりしますし、三人称だと主人公がいない場面の描写はしやすいけど、主人公の細かい心理状態を書きにくくなったり。
他のミステリを読むと、一人称の作品が結構多いので、そのほうが書きやすいのかな、と思ったりもしています。

凍える星やNOISEは、2人の視点を交互に描写しながら物語が展開してて、このパターンもおもしろいですね(^o^)
でも、綾斗は含むところが多そうで、きっと心理描写が難しいんだろうなと思っています。

主人公が犯人の犯人当て作品もたまにありますが、フェアに書くのは難しそうですよね。でも一度は挑戦してみたいテーマです。

廣木涼さんへ 

共感してくださってうれしいです^^
きっと物書きさんは大なり小なり悩まれると思うんですが、私はまだ自分のスタイルが出来上がってないので、プロットの段階で凄く悩んでしまいます。
結局今回も、三人称多視点になったんですが^^;
廣木さんもミステリーを書かれるので、多視点にせざるを得ない事、きっとありますよね。

私が読むミステリーは、わりと昔にかかれたものが多くて、ほとんど三人称なんですが、最近の軽いタッチのミステリーには一人称が多いですよね。
一人称の方が、ブレなくていいのかな?とは思うんですが、やっぱり自分には難しそうです。

凍える星の場合は、特にあれ意外に書きようが無かったですもんね^^(読んでくださって、嬉しかったです)

そう……今回のNOISEも、滝視点だけにした方がすっきりするんだろうけど、どうしても綾斗の苦悩も入れたくなってしまって。
ひとつのドラマを、誰の視点で描くかというのは、本当に悩みますよね。

あ、語り部の主人公が犯人のミステリー、廣木さんならどんな風に描き起こされるんでしょう。
読者に心地よい衝撃を与えられるかが、腕の見せ所になりそうですよね。
いつか、ぜひ書いてほしいです。

拍手鍵コメNさんへ 

Nさん、こんにちは~
こちらにコメ、ありがとうございました。
雑記ネタに困ってしまいまして、たまにはこんな風な記事もいいかな・・・と^^
楽しんで読んでくださってうれしいです。
小説を書くまでは全く気が付かなかった、あんなこと、こんなことを、こんな風にちょこちょこ語っていきたいです^^
なかなか、はつらつとした作品は書けないのですが、私の物語の雰囲気をNさんに気に入ってもらえたことがとてもうれしいです。
マンネリにならないように、がんばりますね!
そうそう、又吉の「火花」は、とっても面白いです。ぜひ今度、読んでみてください~^^

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鍵コメHebさんへ 

Hさん、こんばんは~。
思いがけず今回のコメは感動してしまいました。(思いがけず、が、余計でした><)

そうそう、一人称のラノベって、そんな冒頭ですよね。
そもそも、「俺の名前は○○……」とかいう自己紹介って、どういう状況で誰に言うのだろうかとか、そんな事を思ってしまって、なかなか感情移入が出来なかったりします。
でも、たまに海外ミステリーでとてもシリアスでジーンとくる小説に出会ったりもします。
でも、それってラノベではないのですよね。

小説の公募に、『ラノベに限る』とか書いてあるんですが、ラノベって・・・何処で見分ければいいのか、未だによくわからないんです。
この線引きは、きっと物書きとしては知っておかなきゃいけないんでしょうね・・・。

いや、そんなことはまあ、どうでもいいんです。
私は、浅田次郎氏の文章に、そこまで感化されて涙を流したHさんに、いたく感動しました。
恥ずかしながら、浅田氏の本は読んだことが無いんです。
とても綺麗な文章を書かれる方だとは思っていたんですが。

Hさんはきっと、その文章を読まれた時に、少女たちの感情と100%シンクロしちゃったんですね。
きっと作者よりも。
それはもうHさんの才能ですよ。
物語をちゃんと自分のものにして感じることができる才能ですよね。
作者への信頼度もきっとそこにはあると思うんです。

これは浅田氏に聞かせてあげたらめちゃくちゃ喜んでくれるはずですよ。
文筆家にとって、一番幸せな事ですから。

そんな感受性豊かなHさんが、今度は与える側になれたら、素敵だなあ~。
私もいつか、そんな風に読者を泣かせるような作品を描きたいです。
そんなお話が一つでも書けて、そして世に出せることができたら、私の夢は叶うかな^^
いま、修行中です。
創作者として、頑張りましょうね^^


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