「白昼夢 」
第4話 この星の下で

白昼夢 第4話 この星の下で(4)

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その仕事の決行日は少し蒸し暑い、風のない夜だった。
本来パートナーとは連絡を密にしながら慎重に行動するのが基本だったが、
坂木はその晩、服部に声もかけずに現場に乗り込んだ。
仕事の間中インターフェイスによる通信も義務づけられていたが、
それさえも坂木は装備しないで行った。
子供じみた反抗心なのは解っていたが、自暴自棄になる事くらいでしか
その時のやり切れなさを押さえることができなかったのだ。

坂木は、闇の中に佇む大きな化け物のようなその屋敷に侵入した。
敷地は広いが老朽化した洋館はセキュリティも甘く
坂木は難なく仕事をこなし、指定されたルートを通って外に向かった。
“組むほどじゃないじゃないか。甘く見られたもんだ”
主を失ったカビくさい洋館は不気味に沈黙している。

しかし、あと数メートル先の柵を越えれば終わりと言うところで激しい犬の鳴き声が響いた。
暗闇の向こうから数頭の巨大な黒い獣が狂ったように走ってくる。
「!」
そんな情報、無かったはずだ。
ぎゅっと心臓を掴まれたような痛みを感じた。
“焦るな! 落ち着け!”

坂木は腰に仕込んであったナイフを取り出して構えるが、矢のように走ってくる犬との距離が、暗すぎてつかめない。
飛びかかってきた一頭はかろうじて交わし、木の幹か何かにぶつかった音を背後で聞いた。
だが振り返る間もない。
二頭目はナイフの刃先が触れたらしく、キャンと言う声と共に後ろに飛び退いた。

けれどひときわ大きな3頭目は交わせなかった。
のど元に飛びついてきた大きな黒いかたまりとともに後ろに倒れ込み、背を地面で強く打った。
一瞬息ができなくなり、必死で背を反らす。
呼吸はすぐに戻ったが、胸を押さえつける獣の重さと生臭い息づかいと恐怖に再び気が遠くなった。
坂木は声も出せず体を強ばらせ、目をきつく閉じた。

・・・けれども何も起こらない。
黒いかたまりは坂木の上に全体重を預けたままピクリとも動かなかった。
・・・・なんだ??
恐る恐る目を開けた坂木は、自分の上で失神しているボクサー犬を訳も分からず見つめた。

「大丈夫だった?」

声がした。
坂木は呆けたように暗闇の中の人物を見つめた。

「まったく無茶をするね、あなたは」
懐かしい優しい声。

街灯の微かな明かりが柔らかそうなくせっ毛を栗色に浮かび上がらせている。
すらりとした体をかがませて青年は坂木をのぞき込んだ。
「陽!」

黒いかたまりをはねのけてものすごい勢いで坂木は立ち上がった。
けれども何か言おうとした坂木を制してその腕をつかみ、陽は走り出した。
ガクガクする足を引きずりながら坂木は引っ張られるままに敷地の外までとにかく走った。

人目に付かない場所まで行くともう、坂木の体は悲鳴を上げていた。
喋りたいことが山ほどあるのに息が切れてしゃべれない。

「スタンガン持ってて良かったよ。“組み”の仕事に一人で行くなんてどうしてそんな無茶するの?
アナログなセキュリティは一番危険なのに」
いつになく語気を強めて言う陽を見つめたまま、まだ坂木は息を整えていた。

「・・・・大丈夫? 走り過ぎた?」
いつもの優しい声。心配そうにのぞき込む表情、少年のような目。
けれども坂木はそれには答えずに体を起こした。

「お前・・・・・どこにいたんだよ! なぁ!」
いきなり両腕を掴まれた陽は、少し驚いたように動きを止めた。

「何で半月も連絡よこさないんだよ!
何であの時消えちまったんだよ!
何で俺に内緒で上の命令受けてんだよ!
俺が心配しないとでも思ってるのか? え?
俺がどれだけ心配したって関係ないのか?
仕事だけしとけばいいのか? そんなもんなのか?
何で全部自分で決めちまってるんだよ!
いつも、いつも、いつも、いつも!!」

強く陽をつかんだ手がガクガクふるえた。
せき止めていたモノが崩れ去ったように坂木の目から涙があふれ出した。
自分がどれほど子供じみた言葉を投げつけたのか、坂木は嫌と言うほど分かっていた。
組織の者としてあり得ない発言だった。
陽が何一つ間違った事をしていないのは充分わかっていた。
だけど言ってしまった。
バカみたいに泣きながら相手を苦しめるだけの言葉を投げつけてしまった。
「・・・・・・ごめん」
陽は静かにそれだけ言うと目を伏せた。

何とも言えない苦しい沈黙の時間が過ぎていく。
坂木は何と言葉を発して良いのか分からなくなった。
後悔だけがヒタヒタと胸を締め付ける。
こんな風に謝らせて、自分は何が満足なんだ?

「坂木さん・・・」
「・・・なんだ」
陽が穏やかな視線を向けてきた。

「坂木さんは カン違いしてるよ」
「あ? 何がだよ!」
気持ちと裏腹に坂木の口調がぶっきらぼうになった。

「どこへも行かない。僕はちゃんとあなたの所に帰って来るから」
「・・・・・え?」
呆けた顔をしていたのだろう。陽は坂木を見て少し笑った。
「心配なんてしなくていい」
「・・・・・・」
「ちゃんと帰ってきて、あなたを守るから」

坂木は言葉が出なかった。
こんなセリフを聞くとは思ってなかった。

「・・・・いや、そんなこと言ってるんじゃないんだ、俺は・・・」
フッと笑い、陽は“帰ろうよ”と手で合図して歩き出した。
「なぁ! そうじゃないんだって!」
青年の後を追いかけながら何故か汗が噴き出すような困惑を感じた。

「違うぞ、あれだぞ、お前、俺がどうのって言ってるんじゃないんだぞ、お前が・・・その、なんだ・・・」
もう言葉になっていない。
ふいに陽が振り返った。

「服部さんにはまたチェンジして貰うように言っておいたから。僕が頼むまでもなかったけどね」
「ああ、そうか・・・」
「あの人言ってたよ。坂木って人は理解できないって」
「・・・・」
坂木を見つめてニヤッと笑う。
「何でだろう。こんなに分かりやすい人いないのにね」
「・・・ああ?? 何だと? もういっぺん言って見ろ!」

声をあげて陽は可笑しそうに笑った。
坂木の中で空っぽだった空間が心地よく満たされていくのがわかる。

“守ろうとしていたのに。 守られていたのは俺だったのか?”
“まさか、お前はそんな事のためにここにいるのか?”

・・・けれど、陽がそれでいいと思うならそれでいいのかもしれない。
そうも思えた。
ただ、生きて欲しい。それだけ。

間違った道を歩いているのかもしれない。
どこへもたどり着かないのかもしれない。
でも彼がここで生きていけると言うのなら、それが答えなんだ。
坂木はようやくゆっくりと時間が流れ出したように感じていた。

少し前を行く陽に早歩きで追いつくと、陽は坂木の方を見て優しく笑った。
そのままもう、二人は何も言わなかった。

しんと静まりかえった郊外の住宅地。
街灯もまばらな光の無い道。
いつも彼らは手探りで歩いていく。

ただ星だけが静かに見守っていた。
危なっかしく答えを探しながら生きる人間たちを。

ずっと、いつまでも。


      第4話 END



-----------------------------


第4話まで読んでいただいて本当にありがとうございます。
OEAは3話でサラリと説明しただけでしたが、法の手の届かない場所でぬくぬくと私利私欲を肥やし、他者を死に至らしめて行く人間に制裁を加える組織です。
最初こそ、そんな、警察がどうにもできない悪事があるのだろうかと思っていましたが
あるドキュメントで往々にして存在することを知り、愕然としました。
OEAが本当に存在してくれたら・・と思ったものです。

とはいえ、指針を誤ればとんでもない殺戮集団になりかねないOEA。
この組織も、これから二人とともに変化していきます。

この物語はハッピーエンドでは終わりません。
けれど、バッドエンドではないはずです。
もし、ふと思いだしてくださいましたら、また是非お立ち寄りください。
何のおもてなしもできないのが残念でたまりませんが・・・。




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~ Comment ~

仰るとおりです。 

陽が無事でよかったです。
坂木さんって結構可愛らしいところがあるんですね。笑。

それにしても世の中は腐りきってますよね。
警察や法律なんて、本当に一部の人しか救えないものですよ。

私の作品にも「晴らせぬ恨みを晴らす殺し屋」を扱った作品がありますが、結局、恨みはまた恨みを呼ぶことにしかならないのですよね・・・・・・。

一体どうすれば、そういう理不尽な悲しみから皆が開放されて、笑って暮らせる社会ができるのでしょうね。

私はそれが知りたくてなりません。
どうも辛気臭いコメントになり、申し訳ありません。

さて次回はカラっと明るい「ラビット・ドットコム」ですね。
気分を変えて頑張ってください。
楽しみにしています。

ですよね! 

いらっしゃい!ヒロハルさん。

そう、坂木はどうしようもなく可愛くて子供っぽい人です。
外見はゴッツイんですが・笑

そうなんですよね。
この世には光の当たらない、淀んだ悲しい世界がたくさんあります。
被害者はいつも弱い者たちで。
私が見たドキュメントは、そこからテーマをもらって白昼夢の中にほんの少しだけ取り上げます。私のかわりに坂木さんに怒ってもらう予定です。
ただ、やはり根本を変えることはできないんですよね。末端を消しても。
人間って、そんな生き物なのかなあ。

でも、私はあえて、『人間って可愛い生き物なんだよ』って、お話の中で語りたいなと思っています。
そんな人たちを描きたいな。
坂木も、陽も。かわいい人であってほしい。

そして、次回は、文句なく可愛い稲葉君が主役です・笑
よろしかったら、お付き合いください(#^.^#)
コメント、ありがとうございました!!

NoTitle 

こんにちわ!
かわいらしい鳥の絵と動きに朝から癒されました♡
自分で作るなんて絵の才能が末端のあたしからすればもう、神です(^◇^)
(しかもお話も書いてすごいです)

いらっしゃい♪ 

るいささん、いらっしゃい~♪
アニメ、気にいっていただいてうれしいです。
以前も、犬と女の子のイラストを褒めていただいたことがありますよね。
あまりほめられたことがないので、うれしかったな~~。
もし、気に入ったのがあれば、自由にお持ち帰りくださいね(*´∀`*)ノ

ご訪問ありがとうございます~。また私も遊びにいきます。

うーむ 

金持ちの道楽でやっている組織らしいですから、OEAがどれだけ利他的な組織かは疑問ですねえ。

今回の生物兵器工場破壊も、単なる商売がたき潰しかもしれませんし。

さらには破壊工作までやらせて、りっぱなテロ集団ですなあ。

そしてテロ組織待望論みないなのが出ているということは……日本自体がどうにかなりかけているのかなあ。

いかん感想というよりは危機感の表明みたいになってしまった(汗)

やはり。 

>ポールブリッツさんへ

ポールさんなら、そこを付いてくると思っていましたよ。
いや、そこを付かれないわけが無いと・笑

OEAが神のような善良な組織だとは到底思えませんよね。資金源は道楽では尽きてしまいますし。
けれど、明かしませんね・笑 トップは幹部にも明かしません。実体を。
決して総合してテロを目的にした集団では無いはずですが、こういう組織は得てして見方を変えるだけで
受け取り方が変わります。
本当にどうしようもない「悪」を根絶する組織なんだと信じてるメンバーが大半なんです。

この物語は、OEAが「善」である、もしくは、そうあって欲しいと思っている人々のお話だと思ってください。

こんばんは。 

もう、まるでストーカーのように彷徨いてる蘭です(笑)。
夕方にはここまで読ませていただいてたのですが、もう少し読み進んでからコメントを…と思っていたのですが、先程limeさんの拍手コメントを拝見して、すっ飛んでまいりました(^-^;

り、リンク! 本当にしていただけますか!?
すごく嬉しいです!
ありがとうございます~ヾ(^▽^)ノ
私、今日は動けないので、明日にもリンク貼らせていただきます♪(私のリンク欄、携帯からはいじれないんです・笑)
騒がしい女なのですが、どうぞよろしくお願い致します。

この章に突入して、突然の服部の出現・陽の行方不明にかなりドキドキしながら読みましたが、無事な陽の再登場にかなりホッとしました(^-^;

私こういう、『暗殺集団』のような物を題材にしたお話、大好きです。
「善」でも「悪」でもない、だけど決して表舞台には出る事のない、哀しい運命を持つ人達。
これから先がどんな展開になるのか、ドキドキです!


コメント、いただけるとは思ってなかったので、本当に嬉しかったです!
あの記事は、コメ欄を閉じてるんですよ、すみません(^-^;

ありがとうございました~♪

ありがとうございます! 

>蘭さん

更に読み進めてくださって、大感激です。
長いのに申し訳ない気持ちです。
このOEA、なかなか全体像を掴めないうえに、ターゲットの罪状も開かされてないので、
善とも悪とも判断できにくいですよね。
この後、だんだん内情も見えてくるかもしれません。
OEAと、そのメンバーの葛藤を、見守っていただければうれしいです。

早速リンクさせて頂きました。
ありがとうございます!
あ、私の方はもう、いつでもかまいませんよ。逆にすみません。
飛んで来ていただいて、すごくうれしいです。
お忙しそうですね。
どうか、階段とかで怪我しないように気をつけてください(#^.^#)

感想、ありがとうございました!

NoTitle 

今回はラブレターにも似た切なさでした。
坂木の感情は親が子に持つ愛情とは違う。
苦しいほどに伝わってきました。
陽が持つ雰囲気が未来を明るくするのではなく謎めかせる。
表もない裏もないメビウスの輪のような。
不思議な陽。

楽しみでゴザール。
ポチって帰りヤーーース。
v-410

ぴゆうさんへ 

ありがとうございますi-189
そう、坂木の愛情はとても複雑で・・・。
愛情と同時に、深い罪の意識も持ってるもんで、苦しいんでしょう。

陽はまったく・・・謎な子です。
「もっと喋って、坂木を安心させてやりなよ」と、作者も思うくらいで。
ぴゆうさんに陽の雰囲気が伝わって、嬉しいです。

逆に坂木は単純な男で、とても扱いやすい。
かわいそうに。坂木は、とんでもない「メビウスの輪」に迷い込んじゃったんですね。

ぴゆうさんの読みは、ドキリとさせてくださいます。
とても楽しいです。

私の話、一話がとても長いものもあります。i-201
どうぞ、負担にならないように、ゆっくり読んでくださいね^^

社会的な善悪ではなくて 

結局、自ら‘神’を気取ってしまうと、『デス・ノート』の世界になってしまうけど、与えられた宿命がそれだったのなら、そういう世界を立ち上げた富豪さんは、それをすべきだったのでしょう。
そして、切ないのは、目的を抱いてしまうと、そのために必ず犠牲になる部分があること。
そういう非情さを坂木に叫ばせたのか、と。
どんな大義名分を語っても、命を奪う仕事は辛い。ある種の‘狂気’を抱く人間にしかこなせない。
その共鳴に寄って、自らを保ちつつ進むために。
惹かれて集まった人間には、もともと素因と‘カルマ’があったのだろうと思います。偶然、引き込まれたように見える陽自身にも。
どんな非業な最期を遂げても、何か信じるものがあれば、ただひたすらそこに‘ひかり’を求められるのが人間で、その‘ひかり’はきっと、世の正義ではなくて、むしろ、たった一人の誰かを守るため、そんなモノだろうと思います。
ヒトの原動力とは。
人生の意味とか、生きること、そして待っている‘死’に向かう道は人それぞれで、何を選んで、何を拠り所にするのかもそれぞれ。
その世界でしか生きられないとき、ヒトは、温かいモノをひとつ抱くだけで生きようと思えるものだろうと。
それが、陽と坂木はお互いの存在なんだなぁ、と感じました。
組織の善悪や、社会的善悪など越えた、ここには人間の‘光’と‘闇’が交錯する深淵が存在している、と思いました。
そして、組織の説明描写が素晴らしい。
fateの設定はいい加減で、どちらかというと、伊坂幸太郎worldを目指して、わざとふざけているかも知れません(^^;

fateさんへ 

こんかいも、fateさんの感想に、感嘆。
私が漠然と描こうとしていた世界を、
ちゃんと言葉にしてくださるfateさんが、すごい!

感想を書くことが苦手な私。
fateさんはじめ、みなさんの感想コメに、いつも感動しています。

そうですよね。
偶然強引に引き込まれたように見えて、それは陽の必然でありカルマだったように思えます。
陽は「自分の身に起きることは、全てまず受け入れる」人間です。(私はこの精神がうらやましい)
けれど坂木はずっと陽にしてしまったことを心のどこかで悔やむんです。
そんな二人だからこそ、このあとの様々な展開を生んでしまうんですが・・・。

fateさんにはもう、きっと説明はいらないですよね。

OEAが目指しているものは、たぶん傲慢なんだと思います。
その組織で、上に反発しながらも、自ら信念と葛藤を持ち、仕事をするメンバーたち。(ここでは使徒と読んでいます)
何が善で、何が悪か、きっと彼らは血を吐くほど悩んでいるんだろうし、そんな奴でないと、資格がないように思えます。

>その世界でしか生きられないとき、ヒトは、温かいモノをひとつ抱くだけで生きようと思えるものだろうと。
それが、陽と坂木はお互いの存在なんだなぁ、と感じました。

おおお。まさに。そうですよね。そう感じていただいて、感激です。
組織は、グレーゾーンを残しつつ、やはり愛情を持って描きました。
この辰巳。
彼もけっこうこのあと登場します。
冷徹な彼も、坂木と陽の二人によって変わって行くはずです。
辰巳のおっちゃんも、どうぞよろしく^^

あ、私はfateさんの描き方、す~っと入って来て好きです。
なにげに、伊坂ワールド大好きなのです^^

斬れば血も出る… 

情もある、苦しみも悲しみも知っている。だからこその「黒い天使」たち。だと思いたいです。

ただ上層部の金持ちの意思通りに動く「従順な犬」ではあって欲しくない…。

秋沙さまが、坂木さんに惚れるの分かる気がします。
彼は「熱い血」を持っている。だからこそ、陽君という十字架を背負ってしまったのでしょうが…分からないのは陽君ですね。
本当に「天使」のようです。

有村司さんへ 

実は、OEAの上層部(※上層部といっても、ここの上層部は富豪老人(ボス)に使える、月給もらってる部長クラスの幹部ですが)にも、私腹を肥やす酷い奴もいるし、
本当に腐敗を一掃しようと使命感に燃えてる人もいまして。
陽や坂木のような下っ端は、OEAの存在にすっごく悩むわけです。
(そんな話もでて・・くるかな?)
そうですよね、ただの従順な犬で、あって欲しくない。
これからの彼らをみていてください。

そうそう。陽視点で語ることが少ないので、この子の内面は、なかなか見えてきませんよね。
(わざと、そんな人物にしておきたいと言う願望も、少しありました)
でも、そのかわり、坂木が人間臭くて、おしゃべりですしょ^^。

けっこう可愛いおっさんなんです。
秋沙さんの「旅路」の坂木は、ホント、可愛いです。
秋沙さんの坂木も、どうぞよろしくね^^

有村さん、嬉しいことをおっしゃる・・・(ToT) 

って、limeさんのブログなのに、コメントに割り込んですみません(^^;

そうなんです。
私が坂木に惚れ込んだのは、やっぱりその「人間臭さ」と言いましょうか。
OEAの上層部の傲慢に反発を抱きながら、悩みながら仕事をしている。
その「生身の人間」を感じさせる部分なんでしょうね。
いや、もちろん、陽にも惚れ込んでるんですが・・・。
陽にはやはり、「侵しがたい」部分がありまして。その神秘を神秘のままにしておきたいと思ってしまうんですね。
ましてや私はスピンオフを書かせていただいている身。
絶対に陽の神秘に触れてはいけないはずで・・・
(とか言いながら、かなり無謀な事をしているような・・・limeさん、ごめん)

そのかわりと言っちゃぁなんですが、坂木(と辰已)に関しては、いい加減limeさんに怒られるんじゃないかっていうくらい、ものすごく人間臭くて可愛いおっさんに仕立てちゃってます。

私の方を読んでいると、だんだん脱線してしまう可能性もありますので、limeさんのお話で、しっかりと二人のイメージを作っておいて下さいませ。


・・・って、書きながら、ホントあたし、よくlimeさんに許してもらえてるなぁって怖くなってきた・・・(^^;

秋沙さんへ 

お。・・・これは、私がコメ返してもいいのかな?

まあ、いいや(笑)割り込んじゃお。

秋沙さん、坂木がお世話になっております^^

いやいやいや、坂木や辰巳や陽を使ってもらって、めちゃくちゃ楽しいです!
自分で書く以上の興奮です!

陽は、なかなか難解で使い勝手が悪いかもしれませんが(笑)、坂木や辰巳は柔軟ですので、好きなようにお使い下さい!

良い感じに歳を重ねたおっさん・・・いや、男達の語らいを、この後も楽しみにまっていますよ^^

NoTitle 

こんばんは♪
はじめのほうは、
なんとなく、寂しくやりきれない感じが漂っていましたが、
結局ふたりの絆が固いことがわかるいいお話でした。
一緒にいる人に全く関心を抱かない人なんて、 
私は存在しないと思うのです。
愛着や信頼、慕情、それだけではなく、
嫌悪だとしても、なんかしらの感情は抱きます。
それがヒットマン同士だとしても。
そう実感致しました。


さやいちさんへ 

また続きを(こんなに早く)読んでくださって、感激です。

陽は、口数が少なくて、坂木にもなかなか理解できない部分があるんですが、
きっとその心の中は、坂木でいっぱいなんじゃないかと・・・^^;
不器用な子です(26歳ですが)

さやいちさんに、陽の思いや、二人の絆が伝わって、すごくうれしいです。
ヒットマンという、許されざる仕事をしてはいますが、
彼らの中には様々な葛藤が常に渦巻いているはず・・・。
重い展開が続くかもしれませんが、彼らをみまもってやってください^^

(許されざるのの運命か、この物語はハッピーエンドでは終わらないと思いますが、
それも踏まえて読んで戴ければ嬉しいです)

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

鍵コメKさんへ 

助けにくる・・・というベタなパターンでしたが、坂木にちょっと、ホッとして貰おうと思いまして^^
この物語、坂木には本当にかわいそうな結末になってしまうので、今のうちに、優しくしてあげます。
坂木、やっぱりこの仕事は向いてないですよね。
陽の方が逆に、冷徹になれるようです。
危なっかしい二人ですが、どうぞ、もう少しお付き合いください^^

あ、でも、重くて嫌だな、と思われたら、ほかの作品に浮気してもいいですよ。
(でも、みんな重いけど・爆)

サッカー、今回は残念でした。
でも、ここで勝って、楽観してしまうよりも、かえってプラスになるかもしれません。
W杯目指して、頑張って欲しいですね。

NoTitle 

OEAの胡散臭さが、少しずつわかってきました。
それと同時に、主人公二人のキャラクターが鮮明になってきましたね。

坂木は、今までのイメージよりも、ずっと情に脆いタイプだということがわかりました。
この性格って、絶対この仕事に不向きでしょうね。
今後、この性格が災いして、組織を敵に回すような展開があるんでしょうか。

陽はクールというより、内に秘めた感情を、無理に押し殺しているような印象を受けます。
何かちょっとしたきっかけがスイッチとなって、いきなり大爆発しそうな危うさがありますね。

アメリカンニューシネマ的な雰囲気もあって、読んでいてドキドキさせられます。
私好きなんですよね、こういう破滅のにおいがプンプン漂ってきそうな物語。

片瀬みことさんへ 

片瀬さん、続きを読んでくださって、とてもうれしいです。
そうなんですよね、神の使いのような大義名分を掲げていますが、存在意義がとても危うくて。
指針を間違うと、ただの殺戮集団です。
内部の統制も、まだ不十分みたいで、内輪もめが多いです^^;
2人のキャラ少しずつ見えてきてくれたらうれしいですね。

> 坂木は、今までのイメージよりも、ずっと情に脆いタイプだということがわかりました。
> この性格って、絶対この仕事に不向きでしょうね。

そうなんです。まったくその通りで、情に脆くてこの仕事には一番不向きなんじゃなかろうかと・・・。
社会と自分の運命に絶望してここに入り込んだのですが、この組織にかなり疑問を持ち始めています。
もし反旗を翻すことがあるとすれば、原因は陽でしょうね・・・。

> 陽はクールというより、内に秘めた感情を、無理に押し殺しているような印象を受けます。
> 何かちょっとしたきっかけがスイッチとなって、いきなり大爆発しそうな危うさがありますね。

さすが。よく見抜かれています。陽は、仕事をする時の感情を極限まで抑えています。
坂木のために。(これは、単に坂木の立場を気遣っているだけなんですが)
坂木とは逆に、冷徹になれる陽は、この仕事に向いているかも。
坂木のためなら殺人マシンになることもできる。そんな子です。(って26ですが)

まだ、小説の何たるかもわからない時に書いた処女作なので、怖いもの知らずでどんどん組み立てて行っていますよね。今なら怖くて書けない!(汗)
でも、その勢いを、片瀬さんに楽しんでもらえたらうれしいです。

この先、後半になるごとにシリアス感が増して、破滅の匂いがきつくなってくると思います。
でもガンガン行きますので(笑)もしよければお付き合いください^^
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