緋色幻想(RIKU・番外)

緋色幻想 第5話 契約という束縛

 ←(雑記)インディーズたちの熱 →(いただき物)ななおんさんが、リクを描いてくださいました^^
目の前の女性客は、挑むような目をしてリクを見つめて来る。
「すみません、オーナーが言ったように、この絵はもうお売りできないんです」
そう、言うだけ言ってはみたが、リクはやはりひどく後悔していた。
売約済みにすれば問題ないと気軽に考えていたのだが、目の前の女性客の気迫は、それで収まりそう
も無かった。
森で目にした少女の霊体を衝動で描いてしまった事、そしてその絵を人前にさらしてしまった事を改めて反省した。

「だったら一つ、教えてくれますか? この女の子は誰がモデルなんですか?」
「この女の子……。なぜ」
「私の知り合いにそっくりなの。目も鼻も口も、赤い浴衣も、そして金魚も」
「金魚も?」
リクはすこし首をかしげてみた。

金魚はリクが少女と一緒に受信したイメージの中に泳いでいたモノを反映したに過ぎない。
そんなものが、この少女が知り合いの子だと判断する鍵になると言うのだろうか。

実際リクには森で見たその少女と、この女が言う少女とが同じ人物であるかどうかの判断は出来なかった。
リクの感覚器が捕らえた少女の霊体は、一切の情報をリクに伝えては来なかった。
ただ、在りし日の幻影を視覚的に見せているだけで。
いや、リクが拾ってしまったと言ってもいいかもしれない。

そもそも彼らは情報を正確に伝える意思も伝達能力も、顕著には持たない。
霊体は残像を伝えるだけの幻影にすぎないし、霊魂と呼ばれる思念は、この世に留まっているものほどヘソ曲がりで時に負の念をもち、理路整然としたメッセージを伝えることなどほとんどない。情念の塊であり、生身の人間の心身に悪影響を及ぼす場合も多い。
小さな頃からなぜか負の念を持つ霊に好かれ、常に振り回され気持ちを乱されてきたリクは、怯えて逃げることに精一杯で、好んで彼らにアクセスすることは決して無かった。
除霊やアクセスの遮断も、学習しなかった。
ただ、そこに居るのを感じ、無視する。放置する。あえて関わることを避けながら生きてきた。

リクにとって霊たちは、空に浮かぶ雲や風や嵐と同じ、自然の一部に過ぎない。
優しい物も、荒くれ者もいる。時には腹をすかせた野生のヒグマのような輩もいて、逃げきれなかったりもする。そんな時はもう飽きるまで食われてやるしかなかった。
以前長谷川に『丸腰なんだよ、あんたは』と、たしなめられたが、まったくそうだなと少し笑えた。

「他人のそら似なんかじゃ絶対にないわ。これは絶対あやの。そうなんでしょう?」
「あやの、という人に似てるんですか?」
「似てるなんてもんじゃないわ。はっきり覚えてるもの。16年前に行方不明になってる私の同級生よ」
「行方不明?」
少しばかりリクはドキリとした。それは今はもうこの世に居ないと言うことなのか、と。
「どこで?」

「そんなこと知らないわよ。逆に訊きたいわね。13歳のあやのの絵を、どうしてこんなに鮮明に描けるの? 写真を手に入れたの? それとも……」
「いえ、本当に、ただ沸き上がってきたイメージの女の子なんです。モデルがいるわけではありません」
さらりと嘘をついてみた。
ムキになって食い下がってくるこの女の真意は何だろうと、少しばかり興味を抱きながら。

「本当に? 金魚もイメージなの?」
「金魚が、なにか?」
「あやのは、金魚だから」
女がこぼした言葉に再び首を傾げようとした瞬間、リクの中で何かがぐるんと翻った。
再び自分の体の異変にドキリとする。
何かが反応した。

「ねえ、ミサキさん、あなたいくつ?」
唐突な質問に、リクは隣にいた佐伯と一瞬目を見合わせた。
佐伯が、もう関わらない方がいいとばかりに首をわずかに振った。
「……26です」
「私よりも三つ年下か。じゃあ、13歳でいなくなる前のあやのと親しかったという訳じゃないわよね。ますます不思議だ」
「本当に、他人のそら似なんです」
「あやのの幽霊が、あなたのところに行ったのかな」
女はおもしろそうにアハハと笑ったが、リクは笑わなかった。横で佐伯が再び首を振る。
もう我慢がならないといったため息をつき、佐伯が一歩女に歩み寄ったのと同時に、女はきっぱりとリクに言った。まるで命令のように。

「じゃあ、この絵はあきらめるけど、これと同じ絵を、私に描いてちょうだい。いいでしょ?」
「……」
リクは無言で女の顔を見る。
「あの、申し訳ないですがそういうご契約は……」
佐伯がいつになくムッとしたように間に入ったが、女はお構いなしに、逆にリクの方に一歩踏み出した。
「画家は絵を売るのが仕事なんでしょ? ねえお願い。私のためにこれと同じ絵を描いてよ。あやのの絵を」

リクは改めてその我の強そうな女を見つめた。
その唇から「あやの」という名前が出る度に、胸のあたりで反応する気配があった。
うっすらとこの体に残った少女の思念が残響として呼応しているのに違いない。
やはりこの少女は、行方不明になり16年前に命を無くした「あやの」なのかもしれない。
だとしたら、友人だと名乗るこの女の元に返してやるのは、悪いことでは無いのかもしれないと思った。

「わかりました。少し小さな号数でよければ、お描きしましょう」

佐伯が驚いた表情でリクを見るのと、女が「ありがとう」と、満面の笑みで礼を言って来たのは、ほぼ同時だった。

「私、新田奈津美と言います。連絡先も教えておいた方がいいわよね。支払いはどうしたらいいのかしら。絵が描けたら、引き取りに伺ってもいい? あ、ねえ、もしよければ、アトリエに遊びに行かせていただいてもいいかしら。お住まいは都内なの?」
新田奈津美は嬉々とした様子でリクの連宅先や住所を訊いてきた。
流石にもう佐伯は黙っていない。
「そういうことは困ります。一応ギャラリーを通していただかないと。直接のそういう交渉はご遠慮ください」
温和な佐伯でも腹を立てることがあるのだと、リクは少し笑いそうになった。
それでもキリリとして紳士的に答える佐伯の良く通る声を聞きながら、リクは何気なく視線を下ろして奈津美の手元を見た。
ぶら下げていた浅い紙袋の中に、見覚えのある横縞を捕らえる。布製の財布だ
玉城の使っていたものと同じだな……と、ぼんやり思う。

「うっさいなあ。ねえ、いいわよねミサキさん。絵描きさんはギャラリーの専属って事はないんでしょう? 別にここを通さなくったって、好きなように客と交渉していいはずよ。だからあなたが決めてちょうだい」

急に強い声が自分に飛んで来て、リクはびくりと視線を奈津美に戻した。
その自信にあふれた強い目元に一瞬気押され、同時にある種の逃れられない束縛を感じた。

「私のためだけに描いてちょうだい。私の見ている前で。これと同じ女の子の絵を。できるわよね」

絵を愛好する人間の目とは、どこか違って見えた。
行方不明になった少女に酷似した絵を、今更金を出してまで欲しいと思うものなのだろうか。
それとも、この絵を描いた自分が、少女の行方を知っている、あるいは関わっているとでも思っているのだろうか。
刹那、自分本位で威圧的なこの客に、様々な疑問がわき上がってきた。

今までならば迷わず佐伯に断ってもらっていたはずの、リクの苦手とするタイプの女との交渉だ。
気持ち的には、すでに逃げ腰だった。
けれど気づけばリクは、その女、新田奈津美の要求をすべて承諾していた。
連絡先を、奈津美が差し出したメモ帳に、走り書きする。
すぐ横で、佐伯が信じられないとでも言うように首を横に振った。

ああ、また何かに動かされている。今度は何だ。
自問するリクに何かを語るように、絵の中の華奢な少女が視線を投げてくる。
リクは心の中で少しばかりため息を吐いた。

《ねぇキミは あやのという 名前なの?》

リクが心でそう尋ねると、心臓あたりで熱を帯びた何かが再びグルンと翻った。




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うう、じれったく、リクの中でグルングルンしていますね。
進展が無くてごめんなさい><
でも次回(後半は)、長谷川のお見合いです、やっと。


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~ Comment ~

NoTitle 

この接近にグルングルンしている・・・?
誰が誰を呼ぶのですかね。

リクの自然との付き合い方が好きですねえ。
気付いたときからすでにそうだったからということで単に流すことはできない中庸。
長谷川さんの言葉をしっかりと身につけているのもリクらしい。
例のお見合い、次回ですか。うお。
てか、リク、玉ちゃんのお財布の柄を覚えているなんて、さすが親友^^

新田奈津美と急接近ですか? あやのは金魚・・・?
展開を待ちます。

NoTitle 

本当の事を言う訳にも行きませんし、
沸き上がってきたイメージの女の子と言うしかないですよね~。
それにしても奈津美はガンガン来ますね(; ・`д・´)

売れないのなら、同じ絵を描いて欲しいとか、
住所まで聞いて来てますし、遠慮するという事がない感じですね(笑)
それでもリクも同じ絵を描くと決めたようですし、
またこれで新たな展開が来そうですね~。

次はお見合いの話が来るんですね。
次回も楽しみにしてますね(*´ω`*)

けいさんへ 

なんか、おなか辺りでグルングルンしてますよね(笑)
(誰の子だ。いや違)

こうやって奈津美に接近されるのも、お腹の子の(誰の子だいや違)策略?
いや、偶然かな?
その辺は答えが出ないかもしれないんですが。
いろいろ引き合っているようです。(と、いう事にしておこう^^)

リク、本当は臆病だから、きっと毎日びくびくだったと思うんですよ。
なんかマイナスエネルギーの霊にばかり寄って来られてたみたいだから。
ようやく、少し霊との距離感がつかめて来たみたいです。(時々は、食われるそうですね・・・ナム・・・)
長谷川は霊感、まるっきりないけど、リクの危なさを一番分かってる人なのかもしれません。
長谷川は、やっぱりリクには無くてはならない存在なのに・・・。
次回の後半は、お見合いシーンです。
うふふ。長谷川にも魔がさすのか。

そうそう、財布。すごく貧乏くさい・・・いや、珍しい縞々財布だったんでしょうね。
リク、ちゃんと覚えていたみたいです。濃いお付き合いだし(笑)

奈津美と金魚とお見合いと財布と、玉ちゃんと・・・。この後もよろしく^^
あ!主役かと思われていたのに活躍しない玉ちゃんも、次の次にちゃんと登場します。

ツバサさんへ 

こんばんは^^
そうなんですよね。「幽霊を描きました」なんて、やっぱり言えないですもんね^^;
でも、そう言ったら奈津美はどんな反応を見せたかな。ちょっと気になりますが。

とにかくこの奈津美、ガンガン食いついてきましたね。
絶対に幽霊よりも恐ろしいと思うんだけど、この人><
リクに興味深々みたいです。

リクも苦手な女なのに、住所教えちゃいましたね。長谷川が知ったら、怒りそうです。
いつものリクじゃない感じだけど。
やっぱり、リク、何かに憑かれちゃった?

次回後半。前代未聞の長谷川のお見合いです。
でも意外と・・・いい感じ?

またお立ち寄りくださいね^^

あっ 

玉ちゃんのお財布! 返してよ!
もうこの一件だけで、この奈津美への反感100倍です(笑)

リク、意外と押しに弱い。この件だから特別なのでしょうか。
こんな人に連絡先を教えちゃダメだよ〜!
と言っても、もう遅いか。

長谷川女史のお見合いもドキドキだし、なんだか落ち着かないです。
ううむ、困った。

八少女 夕さんへ 

> 玉ちゃんのお財布! 返してよ!

もうほんと、それですよね(笑)
お金は入ってなくても、玉ちゃんには大事なお財布なのかもしれないし。
リクの目には止まったけど、この段階では「似た財布だ」って思っただけみたいですね。
どうなるなか、財布。

で、リク・・・。押され放題です^^
いつもの彼なら、対応はきっと全部佐伯さんに丸投げしてたところなんでしょうが。
今回はなんだか、自分から関わりに行ってしまった感じです。
やっぱり何か、いつもと違う様子。
長谷川さんがこの場にいたら、ビンタされてるかも^^;

長谷川さんのお見合いも、このあと何カット化に分けて描きますが、これってお見合いなのかな(笑)
どうぞ、またよろしくお願いします♪

ぐわーーー・・・・・・ 

ホント、嫌な女~~~・・・・・・
私、実は押しの強い人間って苦手なんですよね・・・
何様なんでしょうか???
って、ああ、失礼いたしました。貴方様ですよね!!
そういう方って・・・・・・・・・

あやのちゃん、
早く、こいつをどうにかしてえ~~~(≧Д⊂。・゜・。
私的には、憑り殺されでもしてくれたら
嬉しいんだけどな~~~!!
でも、なっちゃん
あやのちゃんに連れて行かれるんなら
なんだか、喜んじゃいそう(^^;;)

お財布ーーーーー!!!
こういうことってありますよね・・・・・・
でも、確信が持てなければ言いだすことでもないし・・・

それこそ、先日私のとこで話題に出た不二家レストランで
私、こっそり
ほそ~~い金メッキのブレスレットをしてたんですよ。
(ちなみに、二十歳くらいの時です(笑))
で、ある日
一緒に働いてた若い女の子(高校生だったかな?)が
「ねえねえ!!これ拾っちゃった!!!
すごくない??金メッキのブレスレットなのーー!!」
って、自分の手首に巻いてるのを見せられて・・・・・・・
まず『私のに似てるな。』って思って
「へえ~!私の持ってるのに似てる~!!」
って答えてから
後から自分の手首を見たら、無い・・・・・
『ってことは、あれって、やっぱり私のだったんだ・・・』
だけど、なんか言い出せなくて、
なんとなく、そのままになっちゃったことが・・・
そういう意味では
押しが弱いどころの話では無くて
もうちょっとくらい自分に押しの部分が欲しかった・・・
って思う事は多々あります(;m;)
だから、押しの強い人間が尚更苦手なのかも・・・
まあ、押しの弱い性格以外にも頭の回転の悪さと
要領の悪さと
すぐに口から出ない鈍さもかかわってるとは思いますけど(^0^;)\

かじぺたさんへ 

ああ~、同じです。
私も自分の主張をぐいぐい押し付けて来る人は、苦手で^^;
でもなぜがそう言う人が周りに多いです。
行動するときは、逆らわずに「はいはい」って、聞いてしまう……。
決断力が早くて、いい時もあるんだけど、なぜか一緒に居ると、気持ちがすり減ってくたくたになってしまうのですよね^^。

でもこの奈津美はもっともっとたちが悪そう。なんせ、玉ちゃんの財布泥棒ですし。
あやの・・・いったい奈津美にとって、どんな存在なのか。
そしてリクの中にいるのがあやのだとしたら、どんな念を持ってるのか。
うーーん、そうですね。そんな恨みという訳じゃ、無さそうなのが悔しいですね。
かじぺたさんのもやもやを、晴らせるのかなあ。心配です。

そう! お財布を目撃しちゃいましたね、リク。でも、ここではまだ玉ちゃんのだって分かるわけないし。
でもきっと、違和感はあったんじゃないかな?
この女が、こんな縞々財布持ってるのは変だな……とか。

そして、そのブレスレットの話、すっごく分かります。
わたしがかじぺたさんの立場でも、やっぱり何も言い出せなくて、後で悶々しそう><
「それ、私の!」って言って、すんなり信じてもらえるとは限らないし、もしちょっとでも疑われたらすごく気分悪いですもんね。
誰かほかにそのアクセサリーの事を知ってる同僚が居たら心強かったんだろうけど。

わかるなあ~。あとで自分にがっかりしてしまうんですよね。
なんか、そんなところ似てるなあ
押しの弱い同盟、それでもがんばっていきましょうね^^
世の中にはきっと、そういう役まわりの人も必要なんですよ。・・・と、自分を慰める。




NoTitle 

うわあ~~ん
あたしもぐるんぐるんです!

奈津美の要求に応えてしまうリク
「私のためだけにかいてちょうだい!」
なんという・・・・・・

「あやの」とリクはどのような結びつきが???

続きが待ち遠しいです。

金魚は~~!?

あら 

もうみんなに超嫌われていますね、奈津美さん。
確かに、ちょっと嫌な奴状態ではありますが、あまりにも皆さんの受けが悪いので、ちょっとだけ可哀相になっちゃいました^^;
ということで、ちょっとだけプラスのコメントも入れとこかな。
言葉は悪いし、態度も悪いけれど、きっと彼女も残念なor辛い過去があったので、こうなっちゃったんだよね、うん。しかも、この必死さにはやっぱりワケアリな感じがしますし、強引になっちゃったけれど、彼女なりの「ここで引きとめなきゃ!」って一生懸命だったのかも。あやのと彼女の関係がどんなことだったのか、この先語られるのが楽しみです。
なんて、別に擁護するつもりはないのですけれど、何より問題はリクですね。いや、リクのことだから、ものすごく強く拒否することはできないだろうと思ったのですけれど……最近少し押され弱すぎ? 
玉城の財布……一応認識してたのね^^; いや、ちょっと意外でした。玉城の持ち物になど興味がないかと……いやいや、実は相思相愛なんですよね^^;

奈津美さん 

たぶんね、この奈津美さんが大嫌いだとおっしゃる方は、健全で健康で素直な精神の持ち主なのですよ。

私だってこんなのが近くにいたら大嫌いでしょうけど、小説に出てくる分には魅力的で興味津々です。なんていうのか、うらやましい。
あつかましいとか強引だとかまでたどりついているこの「強さ」。良いものではないこの「強さ」。強いって強いなぁと。当たり前か。

こういう存在は小説の中でものすごく強く、負の光を放ちますね。
がんぱれ、奈津美さん。
読者のみなさまに嫌われても負けるな。って、あなたは誰にも負けませんね。

ひねくれ者の私は(あくまでもフィクションのキャラとしての)、奈津美さんに肩入れしたくなりました。
いや、現実でもえてしてこういう女が、のほほんと幸せになったりするのですよ。
あ、でも、来世で不幸になるのかも? 因果はめぐるそうですから。

そういえば悪党を主人公にしたミステリとか、犯罪者が逮捕されない小説とかあるでしょ? ああいうの、許せない!! と言うひともいますよね。
私は時には犯罪者の味方になって、逃げおおせてほしいと思ってしまったりもします。

あくまでもフィクションとして。
あくまでもあくまでもってしつこくてすみません。寝不足で頭がぐるりんこんなのです。

海青藍花さんへ 

藍花さんも、ぐるぐるしてくだしましたか^^
ここはなんだか、イラッとくるシーンでしたよね。
奈津美にも、言いなりになってしまうリクにも。
で、なにかがぐるぐる・・・。

奈津美の我が儘っぷりは、このあとも酷いです(笑)
奈津美とあやのの関係はこのあとじわじわ分かってくると思うんですが、
リクはほんとうに、偶然山の中で出会ってしまっただけのようです。

リクになら、入り込めると思ったのかどうかは、ぐるぐるしてる誰かさんに、訊くわけにもいかないんですが。

金魚は、各話いろんな形ででてきますよ~^^
人間よりも登場回数多いかもです。
次回も、どうぞよろしく^^

大海彩洋さんへ 

おお~、奈津美を少し別の見方で捉えてくださったのですね^^
奈津美は自分の欲望に正直で、明らかに嫌われキャラではあるんですが、中には稀に(キャラとして)応援してくださる方もいて、それがすごく作者的に嬉しいです。
現実にはちょっとお近づきになりたくない人物ですが、物語としては、作者のいい駒になってくれます。

>強引になっちゃったけれど、彼女なりの「ここで引きとめなきゃ!」って一生懸命だったのかも。

そうなんです、まさに。余裕綽々に見えて、実は今までけっこう必死だったんですよ。自分が欲しいものを手に入れるのに。あやのの時もそうだったんですが。本人はそんなつもりないみたいなんですが、その必死さが次第にバレテくるかも(ってなにネタバレしてんだ)
でも、実は可愛い人でした、なんてことには絶対ならないので安心してください。どうもそういう展開は苦手で。奈津美には少し痛い感じの悪女を好演してもらえればなあ・・・と^^

そう!ここで問題はリクですよね。作者、一番イライラしました。
仰るように、押されすぎ。……でも、じつはこれ、リクの悪い癖なんだけど、好奇心も凄くあったんじゃないかな。この女、いったいこの少女の何なのだろう、って。(暇なんですね、彼も(笑))
おなかの中の少女の反応も気になるし。いやな女なんだけど、どうしよう・・・っていう。決断力が無い部分も今回すごく出てきました。

そして、この回はずいぶん悩んだんです。UPしてからも校正してますし。
リクの霊能力の説明を、やはりどうしても入れなきゃならなかったんですが、これこそ感覚の問題で、なかなか説明しづらい。でも読者様にしたら、「そんなに霊力あるんだったら、入り込んだ霊に全部聞けば?」ってなってくると思うんだけど、リクの場合いたこではないし、私自身、霊とはそんな存在でもないと思っているのでその説明もしたいし・・・で、あの文章をいれたんです。
でも蛇足だったかな。
大海さんならどうされます?(大海さんも、真を抱えてらっしゃいますし^^)

財布! はい、あまりにも中学生が持っているようなチープな財布だったので(玉ちゃんごめん)、一度見たらリクも記憶にとどめずにはおられません。
そして、けっこうリクは、玉ちゃん大好きですし。(ばれてた?) ビビッと反応しちゃったんですね。
リクにとって玉ちゃんって何だろうな、と、しみじみ考えることがあります。友達?兄弟?それ以上?
ここはいつかしっかり聞いてみたいところです(笑)

あかねさんへ 

あかねさんも、奈津美の事を(物語的に)気に入ってくださってるのですね^^
ありがとうございます。
この奈津美って作者的には、読者に好かれても嫌われても、嬉しい存在です。
そうなんですよね、この強引さは本当にうらやましい。自分が小心者で損ばかりして来たので、自分の欲求に正直なこの女を書いていると、けっこうストレス解消になります。
でもその結果この女は他人の恨みを買って行くのですけどね(笑)
あ!でも奈津美の欲求と作者の欲求が同じわけではないです(>人<;)念のため。

この後も奈津美、ガンガン行きます。遠慮する奈津美は見たくないですもんね^^
きっともしも、何かで制裁を受けることがあっても「私の何が悪いのよ!」って逆切れしそうです。

あ、そうですよね、やっぱり悪人にはそれなりの制裁を、というのは読者や視聴者の欲求の中にあるはずです。
どちらかというと、私もそうかな。
アニメの小公女セーラを子供のころ見ていて、めちゃくちゃ意地悪な女の子が最後、いい子になって大団円・・・だったんですが。これはちょっといただけなかったです。
それは無いだろうって。やっぱり相手に負わせた傷はどこかで反省させてほしいと。

でも、カッコいい大悪党が、法の手をすり抜けてまんまと逃げおおせてしまうラストも大好き。(あ、あかねさんが書いてらっしゃったのと同じこと書いてた)
これは作品の種類と雰囲気によって変わってくるんでしょうね。
やっぱりスカッとしたい!のですよね、読者は。

奈津美は本当にケチな小悪党なんですが、この後どうなっていくのか、またのんびり見てやってくださいね。
そうそう。フィクションと現実は違うんですもん。
この世界をめいっぱい楽しみたいです^^





NoTitle 

むう、limeさん独特の描写でとても良かったです。
なんというか、らしい小説を読んでいると感じさせます。
勿論、良い意味で。
絵というのは確かにモデルはモデルであって。
その人から見た見方で絵になりますからね。
そこが面白いところでもあるのでしょうが。
そういう絵を描く心理を見せる(魅せる)ところが
limeさんらしい。。。
感服です。(*^-^*)

おはようございます。 

16年前あやのの身に何が起こったのか、どういう気持ちで死んで(たぶん)行ったのか、リクの中に入り込んだ“何か”の気配を感じながら思いやってしまいます。
リクという媒体を通過して絵になり、奈津美の目に留まる。それはあやのの意思だったんだろうと思います。そうしたいどんな動機があったのだろうか?リクの中で何かがぐるんと反応するたびに、こちらの胸までぐるんと蠢きます。
描くことになってしまったあやのの絵。奈津美の交渉力もあるのでしょうが、これも“何か”の影響が大きいのでしょうね。普段ならリクは絶対こういう仕事は受けそうもないようですから。
はっきりとあやのの気配を胸の奥に感じる不思議なお話です。あやのは何を起こそうとしているんだろう?ぐるんぐるんとしています。

あ、こんなところに玉城の財布が・・・。

そして長谷川のお見合い、楽しみです。

LandM さんへ 

ありがとうございます。

この回は、人物たちがお互いに探り合っている回なので、書くのも難しかったですが、読むほうも分かりにくかったんじゃないかな、と思っていました、
なにしろ、霊なんていう登場人物も混ざってるわけだし。

絵というのは、描く人によってはモデルというものは無く、自分の脳内の処理だったりするので、「誰の絵?」なんて聞くのは反則ですよね。
見たままを感じ取ってほしいのに。
奈津美はアートの方への思い入れは無いみたいですよね。

なかなか、掴みにくい人物たちですが、のんびりと彼らの正体を眺めて行ってやってください^^

山西 サキ さんへ 

ありがとうございます。
まだここにちゃんと姿を現していない「あやの」のことを思い遣ってもらえて、すごくうれしいです。
そう、今はまさに気配しかないあやのですが、じわじわと、このあと思念を感じさせてくれるはずです。
リクの感覚を通して・・・ですが。

>リクという媒体を通過して絵になり、奈津美の目に留まる。それはあやのの意思だったんだろうと思います。

そう受け取ってくださってうれしいです。言葉ではっきり書くことは出来ませんが、そう感じ取ってもらえたらいいなと思いながら書いていました。あやのが語ってくれるわけではないし、答え合わせは出来ないんですが。
偶然のような必然って、あるような気がするんです。

姿を現さないあやのの存在、このあとも鮮やかに描けて行ければいいのですが。
あ。奈津美の回想シーンのあやのは、とても鮮やかに描いて行こうと思っています。難しそうですが・・・。
奈津美はかなり貪欲で激しい性格だと思うのですが、この物語をどんどんかき混ぜて行ってもらいたいです^^

玉ちゃんの財布も、ちゃんと大切な小道具として登場しますよ~。
そして次回は、長谷川のお見合いシーンも。
ぜんぜん、お見合いっぽくないお見合いなんですが(笑)
また、良かったら覗いて見てください。

 

この世にいるおれは霊体だったのか!(違)

ポール・ブリッツさんへ 

え、なんでw 違う違うw
それにしても、リクの霊の観念、どういう風に説明したらいいのかなあ。
ここ、蛇足だったような気もするんですが、やっぱり「霊に全部聞いちゃったらいいじゃん」と思われないように、説明したかったんです。

で、ポールさんはちゃんと本体ありますからw
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