残響(KEEP OUT続編3)

残響 第3話 友

 ←(イラスト)何気ない手の仕草とか →(雑記)変化する言葉、留まる言葉
八重の家を出たあと、再び突き刺すような日差しの中を春樹は歩いた。
朝がた触れた看護師の悲しみは、自分が体験した苦痛のようにまだ細胞のあちこちに残ってはいたが、アパートに辿り着くまでの間春樹を包み込んでいたのは、柔らかく肌触りのよい安心感だった。
体の気だるさは相変わらずだったが、なんとなく今夜はちゃんと眠れそうな気がした。

「うおー! やっぱ出かけてたんだな春樹。良かった~、帰ってきてくれて!」
アパートの2階への階段を登り詰めると、春樹の部屋の前に立っていた穂積隆也が心底ホッとしたように声をあげた。

大学入学時から借りているこの古いアパートは、大学からも駅からも遠かったが、別の大学に通うこの高校時代からの友人、穂積隆也のアパートには、偶然にも近かった。
いつも突然訪ねて来ては、何だかんだ長居し、結局泊まっていく。
その屈託の無さ、気安さに何度も救われた。
春樹の奇異な能力を受け止め、一番苦しかった時期をそっと支えてくれた、かけがえのない友人だ。

一番身近な存在であり、唯一気を許せる存在であり、そしてそれゆえ春樹の依存度を強めてしまう人間でもあった。
20歳にもなって、つい小さな子供のように泣き言を言ってしまいそうになる自分が情けなかった。
春樹の苦しみは、春樹自身が模索して処理するより他にない性質のものであり、同調して理解して欲しいと思うこと自体がおかしな話なのだ。
一度甘えてしまうと、きっと理解してもらえないことに苛立ちを覚えるようになる。
自分の弱くてわがままな部分は、春樹自身が一番よく分かっていた。これ以上自己嫌悪に陥りたくはなかった。

『もう、僕の事は心配しなくていいから』
あの横川祐一の事件のあと、自分の弱さを断ち切ろうと、少し突き放すように隆也にそう言った。
強がりではない。強くなりたいと思ったのだ。
隆也は笑って『そっか。分かった』と言ってくれた。
それなのに、2日と開けずこうやって、何食わぬ顔で春樹の部屋を訪れるのだ。この友人は。
いったい何を「分かって」くれたのやら。

「部屋で寝てんのなら、ピンポン連打攻撃で叩き起こしてやろうかと思って来たんだけどさ。マジで出かけてんだって気づいて焦ったよ。俺、またこの大荷物持って帰らなきゃなんないのかと思ってさ」
良かった良かった、と言いながら隆也は抱えていた大きな紙袋をドサリと地面に降ろした。
その音からも、かなりな重量が感じられる。

「・・・それ、何?」
「これか? これは夏みかんだ」
「夏みかん?」
「そう。ある陰謀によって、俺のアパートに送りつけられた、驚くほど大量の夏みかんだ」
「なんだよそれ」
妙に持って回った隆也の口調に笑いながら春樹は返したが、隆也はやはり眉間に皺を寄せたままだ。

「だって酷いぞ? 昨日の晩さ、俺のアパートにどデカくて重いダンボールが2箱も届いたんだ。開けてみたらギューギューに詰め込まれた夏みかんが全部で64個! 64個だぞ! こんな嫌がらせがあるか?」
「送り主は?」
「東京のおふくろだ」
「それって、仕送りって言わない?」
「ひとり暮らしの息子のアパートに夏みかんばっかり2箱も送るのを、仕送りとは言わない」
隆也は渋い顔のまま首を横に振る。

隆也と彼の母親が、コメディ漫画のようなバトルを日々繰り返していたのを知っている春樹は、その時点で笑いが込み上げて仕方なかった。
隆也を引き延ばしてぽっちゃりとさせたら、その母親そっくりになる。
蛇口から水を噴き出させるように軽快に喋る、元気で可愛らしいおばちゃんだ。
口を開けば隆也のことをバカ息子と言う彼女が、実はどれほど自分の息子を案じているか、触れずとも春樹には充分に伝わってくる。
当の隆也は、その愛ある挑発に真っ向から挑むスタンスを未だ、変えられずにいるようだったが。

「おやじの親戚筋がこぞってみかん農家やっててさ、毎年それぞれが大量の夏みかんや八朔をウチに送ってくるんだ。果物の苦手なおふくろは、その度に必死こいてご近所や友達に配り歩くんだけどさ。そんなら最初から要りませんって断りゃいいのに、いつだって電話口で『けっこうなお品を』だぜ? つくづく大人の付き合いって分かんね。それでだ、今年はやっこさん、ひらめいたんだろうな。そうだ全部あのバカ息子に送ってしまおう。きっと年中金欠病の息子は、有り難がって食うか、大学の友達に配ってくれるだろうさ、ってね。…な? 陰謀だろ? だからこうして俺が健気に汗だくで配り歩いてるわけ。今じゃ俺、ちょっとした黄色恐怖症だぜ?」

ひとしきり話し終えて満足したのか、隆也は再びその大袋を持ち上げて、春樹を見た。
「ほら入れてくれよ。冷房効いた部屋で休憩しないと、黄色い相棒ごと茹で上がっちまいそうだ」

抱え上げた丈夫そうな紙袋から、ほのかに甘ずっぱい柑橘の香りがただよった。
グイと心臓を何かが掴む。

みかん・・・。あの看護師が、激しいつわりの時、唯一食べることができた果実だ。
苦しくても愛おしいの命のためだと、泣きながら摂った食事。

瞬間、眩暈を覚えた春樹は少し不自然な体勢でドンとドアに手を付いて、寄りかかった。
「え?」と隆也が小さく声を出したが、春樹は慌てて体勢を整えると、何もなかったように鍵を取
り出し、ドアを開けた。

心臓が激しく鼓動する。
流れ込んで定着した悲しい記憶は小さな切っ掛けで溢れ出し、鮮烈な痛みを伴ってフラッシュバックする。
いったいこの能力はいつ、自分を開放してくれるのだろう。
春樹は暑さのせいではない首筋の汗を、そっと拭った。

「たぶん、部屋の中マックスに暑いけど、いい? 冷えた飲みものとか無かったかも。あ、・・・そういえば、たった今おいしそうな夏みかんをもらったところだから、ご馳走するよ」
春樹が何気ない口調を装ってそう言うと、ほんの一瞬隆也は真顔で春樹を見つめてきた。
心臓が小さくトンと跳ねる。

けれどすぐにいつもの調子で隆也はニンマリと笑い、「それだけは遠慮しとくよ」と言いながら、春樹よりも先に部屋の中に滑り込んだ。



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~ Comment ~

いやいや 

逆にもっと頼っていいんだよ。そもそも隆也は頼って欲しいんだからさ、と春樹に言ってあげたくなりました。春樹の頼り方は、本人が思っている以下の頼り方ですよね。気を遣う子なんだよな~
でも、そうならざるを得ないんですよね。
いや、隆也が頼りなさ過ぎるのか(>_<) だから頼りきれない??
いやいや、隆也はかなり頼りないかもしれないし、あれこれ迷うこともあるれど、気持ちは真摯だからね。それに春樹が頼ったところで、喜ぶか、もしくは頼られたことにも気が付かないくらいかも??

limeさんの苦手なすっぱいみかん、登場ですね。このシーンは、もしやlimeさんの実体験? 隆也の言葉に力が入っているような気がします(^^)

 

平和にみんなでみかんを食べて終わり、だと春樹くんの精神衛生にもいいのでしょうが、もちろん、それだけでは終わらないんでしょうねえ……。

どうか誰もが満足する結末でありますように。

生きている実の孫だか息子だかが現れて春樹くんまた傷心、などということはありませんように。

大海彩洋さんへ 

大海さん、早速のコメ、うれしいです^^

> 逆にもっと頼っていいんだよ。そもそも隆也は頼って欲しいんだからさ、と春樹に言ってあげたくなりました。春樹の頼り方は、本人が思っている以下の頼り方ですよね。気を遣う子なんだよな~

うんうん、そうなんですよね。春樹の謙虚さって実は、余計に隆也に気遣わせてしまうタイプの謙虚さなんですよね。
隆也が頼りないのはもう仕方ないとして(笑)春樹はもっと周りに頼るべきなんだろうけど・・・。
きっと春樹の根底に「強くなりたい」という気持ちと、「もう大人なんだから」という、厄介なプライドがあるんでしょうね。
(その辺が、逆に子供だったりするのかも^^;)
隆也が『春樹に頼ってほしい』って思ってるのは、春樹は隆也に触れてちゃんと知ってると思うんです。
せっかくそれを知ってるのに、そうしないというのがまた、意固地(汗)
このへんのギクシャクは、どうしても取れないのかな・・・><
大海さんのおっしゃるように、隆也は全然身構えてないし、頼られても何の負担も気負いもないのにねえ。
心を読んでも、心をゆだねるまでには…行かないものなのかな。

でもこの物語、その辺の春樹の改革を目的としています。どこまで春樹の意固地を崩せるか。
荒療治です。

> limeさんの苦手なすっぱいみかん、登場ですね。このシーンは、もしやlimeさんの実体験? 隆也の言葉に力が入っているような気がします(^^)

はい、夏みかん登場です。
なんとか8月頭までは、出回ってることが分かってホッとしています^^
そう、こいつがけっこうすっぱいんです。
ああ、想像するだけで口が酸っぱくなってくる。
私の田舎が夏みかんの産地でね。うんざりするほど周りにあったんです。
はい、まさにこのうんざり感、実体験です。
意外と、スーパーで買ったら高いんだと知ってびっくりです。
この夏みかん、この物語の中では重要アイテムになりますよ~(笑)

ポール・ブリッツさんへ 

> 平和にみんなでみかんを食べて終わり、だと春樹くんの精神衛生にもいいのでしょうが、もちろん、それだけでは終わらないんでしょうねえ……。
> どうか誰もが満足する結末でありますように。

そうだったらいいですね~。みかんを食べて・・・。あ、そういえば食べるシーンってないかも。
この話の結末、皆さん、満足するかなあ・・・。心配ですが、けっこう重要な章になるはずなんです。

> 生きている実の孫だか息子だかが現れて春樹くんまた傷心、などということはありませんように。

ははは。さすがポールさん、いろいろ考えてくれますね。
そう言う展開も面白いかもしれませんが、たった10話ですもんね><
尺がたりない・・・。
もっと自然に穏やかな形で展開する予定です。
何も起こらないのにザワザワする・・・。そんな話が描きたいなあ~~と^^

でも、前回がハードだったせいで、今回はかなり生ぬるいかもしれません。意見を聞かせてくださいね。

隆也~! 

春樹が 繕った笑顔を見せても その本意が分かる様になったの!?

リクの玉ちゃん同様 春樹の隆也は、ただただ癒しの存在だったのに!
隆也も 成長したんだね。。。(嬉泣)

春樹が いくら「大丈夫だよ」と言っても 
美沙から離れた時、祐一事件の時と、ただただ 孤独の坩堝(るつぼ)に はまって行く春樹を 救い出せなかった隆也には 決めた覚悟があるのでしょう。

夏みかんで 少々 ミスってますが、隆也には 玉ちゃんには無い 期待を抱いていますからね♪

「隆ちゃん、あんた ホンマ えらなったなぁ~。おばちゃん、嬉しいわぁ~」by大阪のおばちゃん=私(笑)
大阪のおばちゃんって 成長した姿(小学生から大学生に 学生から社会人になっただけ)を見たら 何故に すぐ「えらなったなぁ~」と、言うのでしょうね?

春樹の友達デスカラッ!!(`・ω・´)ゞヽ(^ω^。)ェライェライ♪...byebye☆

P.S.四国の愛媛県出身の母の姉2人は、今も 愛媛県在住です。
だから 毎冬 みかんを送って来ます。
長姉が送って来た1週間後に 次姉が、そして やっと無くなる頃 また長姉が送って来て またまた1週間後に次姉が…
末っ子の母が 可愛くてしょうがないらしいのは いいのですが~~(笑)

けいったんさんへ 

> 春樹が 繕った笑顔を見せても その本意が分かる様になったの!?
> リクの玉ちゃん同様 春樹の隆也は、ただただ癒しの存在だったのに!
> 隆也も 成長したんだね。。。(嬉泣)

けいったんさん、ありがとう~~。
はい、隆也も微妙な春樹の心情を、推し量れるようになったみたいです。
いや、きっと今までも気づいてたのだとは思うんですが、何もできずにイライラしてたんでしょうね。
うんうん、玉城よりはきっと、役に立つはず。(そもそも、玉城はトラブルメーカーにしかなってませんからね・笑 でもRIKUには、ある意味重要w)

でもね、けいったんさん。隆也を見くびってはいけません。人間、そんなに急成長しません(爆)
今回は、やくにたってるかな??
このあとの、隆也の一進一退を見てやってください(すごく登場時間は少ないですが、いない間に仕事します)

> 夏みかんで 少々 ミスってますが、隆也には 玉ちゃんには無い 期待を抱いていますからね♪

はい、夏みかん。春樹の気持ちに、ちょっと痛手を与えちゃいましたね。そしてぜったい春樹、食べきれませんから(笑)
でも、この夏みかんが重要アイテムになってきます^^

> 大阪のおばちゃんって 成長した姿(小学生から大学生に 学生から社会人になっただけ)を見たら 何故に すぐ「えらなったなぁ~」と、言うのでしょうね?
> 春樹の友達デスカラッ!!(`・ω・´)ゞヽ(^ω^。)ェライェライ♪...byebye☆

ははは!そうそう、言いますよね。成長しただけなのに褒めてくれる(笑)
そう!隆也は、春樹の友達だって言うだけで偉いのです。
そうは見えないけど、けっこう頑張っています^^ なでなでしてやってね♪

おお! そうなんですか、愛媛みかんを?
でも、あのみかんは私も大好きです。痛む前に食べなきゃいけないってノルマはありますが、あれならもらっても大歓迎です。
お母さん、愛されてるんですねえ~。手が黄色くなるまで食べてあげてください^^
でも、夏みかん系は、剥くのも食べるのもけっこうたいへんですよね。
私のすんでいた山口は夏みかんの産地。すっぱいものが苦手な私には、なかなか大変な果物でした。
いや、ふつうは美味しくいただけるくだものなんでしょうが・・・。
イチゴもポン酢もダメな、ヘタレな私です(涙)(でもケーキは、イチゴショートを買ってしまう・・・。そして、イチゴだけ、人に食べてもらう・・・・)

NoTitle 

簡単で楽な夏みかんの楽しみ方。

1.近所のダ○ソーなり100円ロ○ソンなりに行く。

2.105円でグレープフルーツ絞り器を買ってくる。

3.夏みかんを横にふたつ割りにして搾り器でしぼる。(だいたい一個で100~200mlくらいとれる)

4.あとは水で割るなり砂糖を加えるなりハチミツを加えるなり焼酎で割るなり思いのまま。(グレープフルーツのときは気にならなかったが、夏みかんのようなものだと苦みが出る可能性があるので、甘味料はあったほうがいいかな)

忙しいときにも手軽にビタミンCが摂れていいですよフレッシュジュースは……。洗い物はちと増えますがね。でも電動ジューサーを掃除することを考えたら、手搾りの搾り器がいちばんいいです。

文章を書く以外では徹底的に不精な怠け者のわたしがいうんだから間違いない(笑)

NoTitle 

苦しい時に支えてくれる人は大事ですからね~。
春樹君にもそういう人がいて良かったです(*´ω`)
それにしても64個の夏みかん・・・、
そんなにあったらもう夏みかんを見るのも嫌になりそうですね(笑)
料理に使ったり、工夫して食べていくのも大変そうですね(´∀`;)

ポール・ブリッツさんへ 

おおお~~~。
そうか。
なぜそれを思いつかなかったんでしょうね。
それなら一気に大量に消費できます。
ひとつずつ皮を剥く苦痛も、これで解決。
さっそく隆也に教えてあげなければ。・・・いや、もう少し放置しておこう(笑)
私もこんど、大量にもらったら試してみます。
サイダーで割るのもいいな・・・。
(でもそれだったら、サイダーだけでいいな・・・)←おい

ツバサさんへ 

ツバサさん、続き読んでくださってうれしいです。
はい、春樹には唯一、すべてを知ってる友人の、隆也がいました。
すっごくバカで頼りないやつですが、いい子です^^

夏みかん、いくら好きでも64個はきついですよね^^;
あれって、配って歩くのも大変そうです。
絞ってジュースにするという案をもらいました。
でも64個は、きついですよね^^;

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NoTitle 

なるほど、“友”登場ですね。
やはり本編を読んでいないので細かい動きについていけないこともありますが、特殊な春樹と親友でいられる彼も一種の特殊な能力を持っているように思えます。
彼の蜜柑に対する語りなどや、家族の描写から彼の人となりを感じることが出来て面白かったです。
人が、人間関係がとっても暖かいですよ。

鍵コメHさんへ 

Hさん、こんばんは。
今回もとても参考になりました。
強がり・・・のあの一行、春樹の今の感情を一番込めた言葉だったので、うれしいです。
隆也のおかあさんの描写w なんか、あるあるな感じでしょ(笑)
最後のあそこも、共感してくださってうれしいです。
2人のやり取りはなるべく、細かい視線一つ一つを伝えたいなと思うのです。
だから言葉を大事に読んでくださって、いつもとっても感謝しています^^
そうなんですよね、こんな温かい友情、ほっとします。
Yさんにも、素敵なお友達がたくさんいらっしゃるんですね。うらやましいです。
女同士の付き合いとはまた違ったさわやかさがありますよね、男の子同士って。
電車の中で、そんな男の子同士の会話とか聞いてると、なんだかホッコリします。
基本、純粋なんですよね^^

山西 サキさんへ 

そうなんです、隆也は春樹の能力を分かってくれている、大事な友達です。
(もう一人、春樹の能力を知っている塚本って男がいるんですが、塚本の事を、春樹は嫌っています・笑)

本編を読まれていないサキさんが、どう感じるかが、とても興味深いです。
サキさんに分かっていただけてら、成功だな、なんて^^
シリーズものを書いていると、そこが一番の悩みですね。
途中からでも入っていけるお話にしたいなあ・・・と。

>やはり本編を読んでいないので細かい動きについていけないこともありますが、特殊な春樹と親友でいられる彼も一種の特殊な能力を持っているように思えます。

あ、もしかしたら鋭いかも! 隆也はまるっきり凡人なんですが、春樹を一番リラックスさせることが出来るという点では、ある意味特殊な男かも!隆也は、心を読んでみても、本当に秋の空のように曇りのない人物です(深いことを考えないおバカさんだからかもw)

人間関係が温かいと言ってくださってうれしいです。
春樹の物語は、やたらと重いので、友人だけは温かい男であってほしいな、と思いながら描いています^^
読んでくださって、感謝です。

NoTitle 

仕送り、夏みかん・・・
あるあるあるある!!
うれしいけれど迷惑なんだね~~

でも、母になってみると、ちょこっと送ってもね~
という感覚になるから不思議!

こんなときでもあの哀しげな看護師さんが心を横切るなんて・・

こんな春樹の大変さをしっかりとわかり支えてくれるのが隆也!
この二人の絆の深まりも今後見逃せません・・・

海青藍花さんへ 

分かってくださいますか^^
有難いんだけど、困ってしまう感覚。
うん、親としてはどうせならたくさん送ってあげたいんですよね。
私も実家から、段ボールいっぱいのサトイモを送られて、途方に暮れたことがあります。
ええ、愛は感じます(笑)
でも、隆也の母親の64個の夏みかんは、本当に陰謀かもしれません(笑)あの親子だけはマジバトルしそうです。

そうなんです、春樹はまだあの看護師さんの記憶が、自分の実体験のように生々しく残っていて。
本当に他人の脳にシンクロしちゃうみたいですから、…かわいそうです。

はい!隆也、今までは役に立たなかったけど、なんとか春樹の力になろうと必死です。
今回は、どうでしょう。たまには、役に立ってほしいんですが・・・。
2人の絆、どうぞそっと見守ってやってくださいね^^

夏みかん 

いらないなら、私に送ってください!

という冗談はさておき、やっぱり隆也が登場するとほっとします。きっと春樹が心理的に救われるに違いないと思って、勝手に安心しちゃうんだろうな。そんな簡単な問題じゃないのかもしれませんけれど。

前回、コメをしそびれてしまったのですが、お母さんに対する春樹の想いにぎゅっと心をつかまれました。春樹の能力に、逆方向があって、自分が義務じゃなくてそうしてあげたいと思っている事を、相手に触れるだけで感じさせる事ができたらいいのになあって思いました。

話は飛びますが、つわりの女性が酸味のあるものを食べたがるって、日本だと普通ですが、スイスだとそれが通じないんですよね。「オレンジ? レモン? なんで?」というイメージで。しかもつわりのある人も少ないらしい。なぜなんだろう。

八少女 夕さんへ 

夕さん、おはようございます。
夏みかん、64個行っちゃいますよ?(笑)

ああそうか、隆也には安心感を与える効果があったのですね。
考えてみれば隆也が傍にいるときは、わりと春樹もリラックスできていますもんね。
でも妙に遠慮しちゃうところは、相変わらずのようです^^;

前回の八重さんとのところ、いろいろ感じてくださって嬉しいです。
いままで本編では出してきていない、家族を失った寂しさというところを、この物語ではしっかり出して行きたいなと思ったのです。
今までは、ほかの事件で手一杯で、寂しがってる暇がなかったものですから(笑)
そうですよね。
春樹の優しさ、本心が、触れた相手にも伝わってくれたら一番いいのに。
本来はそれを補うのが言葉なんだろうけど、雄弁に語るほど、心って伝わらないものですもんね。
それにきっと春樹は、気持ちを伝えるのが下手なんだろうな・・・。

え、そうなんですか! 意外なつわり情報。
欧州の人って、つわりが少ないんでしょうか。もしかして黄色人種だけとか?
それは初耳でした。
じゃあ、食べ物の好みが変わってしまうというのも、ないのですかねえ。
つわりの間は、自然と体が不足している栄養素を欲するそうで、昔の女性は壁土を食べたがったという話をききますよね。(ミネラルが豊富らしくて)
よく柑橘系が食べたくなる・・・というのは、あれは本当に人それぞれですよね。
私はやっぱり柑橘系は、苦手でした。
そのかわり、真冬にスイカが食べたくて仕方なくなりました(笑)
欧州の人は、普段から必要な栄養素が足りている、ということなのかもしれませんよね。

NoTitle 

「朝がた触れた看護師の悲しみは、自分が体験した苦痛のようにまだ細胞のあちこちに残ってはいたが、アパートに辿り着くまでの間春樹を包み込んでいたのは、柔らかく肌触りのよい安心感だった」

 悲しみが細胞のあちこちに残っている、ってなんかロマンを感じます。夜空の星みたいにたくさんある細胞が、それぞれに悲しみという一つのシグナルを指標にして共鳴し、苦痛という一つのものめがけて集中していく。そういうふうに残っていいる。そんな状態。

 悲しみのはずなのに、苦しみのようなもののはずなのに、何故か、きれいだなって思いました。

ササクレさんへ 

ササクレさんの感想で、また今までにない発見がありました。

春樹の感覚は、人間に備わっていない感覚なので、ある意味インスピレーションで描くことが多いのですが、もしかしたら大きく外れてはいないのかな、なんて。

他人の苦悩や悲しみを体験するっていうのは、たぶんTVで見たりするものとは違って、細胞に記憶されるものなのかも。他人事として、流してしまえない、面倒な記憶。
そう考えたら、サイコメトラーって本当にかわいそうな能力者ですね。

ササクレさんが、この表現にロマンを感じてくださって、新鮮な感動です。

 >悲しみのはずなのに、苦しみのようなもののはずなのに、何故か、きれいだなって思いました。

これ、すごく嬉しいです。
私の好きな小説の中のセリフに、『悲しい旋律の曲が、みな美しいのはなぜなんでしょう。そして、美しいと思う曲が、みな悲しげな旋律であることも、不思議です』というのがあるのですが。
悲しくて美しい物語を、いつか書きたいな・・・と思い続けているんです。
感想、ありがとうございました^^

NoTitle 

夏ミカンが食べたくなっちゃいまして、
さすがに、まだ売っていなくて、グレープフルーツと伊予柑しかなくて、
でも、それは違うよねって事で、欲求不満になってます。

NoTitle 

>ジュース

よく考えたら、夏ミカンジュースは前にグレープフルーツと間違えて買ってきた文旦でやったことがありますが、だいたいはグレープフルーツだったな。明日いよかんと、あったら温州かはっさくをスーパーで買って実地検証いたします。結果はのちほど報告に……。

しのぶもじずりさんへ 

おお~、夏みかん、お好きですか! 隆也がごっそり送ってきますよ、来年あたり(笑)

そうなんですよね、たしか旬は初夏。梅雨開けくらいでしょうか。
今で回ってるのは甘夏とかデコポンとかでしょうか。
甘夏は、夏みかんによく似てるけどちょっと小ぶりですっぱいですよね。
デコポンは手で剥けるし甘いので、酸っぱいのが苦手なわたしでも食べられます。

だけど、夏みかんの食感は、また違うんですよね。
あ~、口が酸っぱくなってきた><

この後も、何度か夏みかん登場します。
隆也よりも、登場回数が多いかもしれません^^
みかんコメ、ありがとうございました♪

ポール・ブリッツさんへ 

文旦! そういえばそんなみかんもありましたね。
もう、かんきつ類の種類の多さったら・・・。

いよかんや八朔も今頃でしたっけ。温州みかんは、小さくて甘いやつですよね?あれはそのままでもおいしいかな?
甘夏は、少し前に無農薬のを味見したんですが、のたうつほど酸っぱかったです><
あれは取ってから寝かさなきゃ酸っぱ苦いんですよね。

ミカンジュース検証、楽しみにしています!(黄色くならないようにね、ポールさん)

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鍵コメMさんへ 

ええ~、Mさん、実際にそんなことが!!(笑)
それはお兄さん、びっくりなさったでしょうねw
うんうん、ひと箱だって大変ですよw
でも、ポンカンって、甘い品種ですよね?
甘いみかんなら、もらっても困らないかなあ^^
だけど、ちょっとそそっかしいお母様が、可愛らしい。

拍手鍵コメNさんへ 

はい、春樹、匂いひとつで悲しい記憶にゆすぶられてしまいます。
気の毒に…(って、誰のせいよ)
今回は隆也の視点がないので、単純明快な隆也の本心が、見えにくいですね。でも安心してください。隆也はいつもと同じ、単純明快です^^
でも、感情が分からない分、いろいろ考えてるんじゃないか、とか思われてしまいますよね。
今回は登場が少ない隆也ですが、いい仕事してくれるはずです^^

そっか~~・・・・ 

もう・・・・春樹ったら
ただでさえ繊細で壊れやすいのに
見ず知らずの他人の不幸までしょい込んで
おまけに自分だけで癒そうなんて
本当に無理するんだから(;m;)

隆也だって、
きっともっと春樹の役に立ちたいと思ってるのにさーー・・・

ほらほら、夏ミカンの香りでもそんなことに・・・

でも、実際に香りや匂いって一番記憶を呼び覚ますんですよね・・・
私も数十年前の9月に旦那以外誰も知らないこの地に来たんですけど
未だに9月ごろの家の中のちょっと埃っぽいにおいをかぐと
不安で憂鬱な気持ちになります(;m;)

NoTitle 

 こんばんは。
八重さん… 春樹の逃避場所になってしまうのか… この感覚は 心を休め 次に立ち向かう為の休息場所ではなく ずるずると滑り落ちていく食虫植物の罠のような場所になってしまいそうで 心配。
うん 八重さんと春樹の出会いは まさに夢 形のない幻のようなモノ
其れに対して 隆也は現実なのですよね いい対比ですね。

うんうん 奈良県地元の僕は 秋になると柿で同じような状態になってますよ。
そして 近所も皆 奈良県民… 何処の家にも一箱や二箱の柿が転がっていて… 近所に配ると言う手段も封じられている。
其の為… 妙に家の軒先につるし柿があったりするのてす!!!!
 

かじぺたさんへ 

かじぺたさん、ありがとう~。
春樹を気遣ってくださる優しい言葉が、染み入ります。
(なんか、本当に親戚の人に案じてもらってるみたいなかんじが^^)

ほんと、春樹って水くさいんだか意地っ張りなんだか。
隆也なんて、どんどん愚痴を聞かせて、いっぱい気遣ってもらったらいいのにねえ。
まあ、あまり役に立ったことは無いけど><

そう!匂いって、記憶中枢の一番近くにあるから、ぶわ~~っと過去を思い出すんですってね。
かじぺたさんも、そんな不安な時期があったのですね><
自分にしか分からない、切なくて寂しい匂いなんですね・・・。
やっぱりそんな時には、優しい家族に傍に居てほしいですよね。

春樹~~。もっと隆也に甘えろよ~~><
意地っ張りな春樹に、ちょっと荒療治・・・なお話なのです・涙

ウゾさんへ 

ウゾさん、インフルでしんどいのに、来ていただいてすみません>< 大丈夫ですか??
そして、ますます核心をつくコメ!

> 八重さん… 春樹の逃避場所になってしまうのか… この感覚は 心を休め 次に立ち向かう為の休息場所ではなく ずるずると滑り落ちていく食虫植物の罠のような場所になってしまいそうで 心配。

ウゾさんは、なんとなく感じてくださってるんですね。このお話が、単に春樹を癒すものじゃないって・・・。
(え、私がSだから?)
八重さんも早苗さんも、本当に優しくていい人なんだけど、ただ単に愛情を受け取って幸せ・・・というわけにはいかないかもしれませんよね。

> うん 八重さんと春樹の出会いは まさに夢 形のない幻のようなモノ
> 其れに対して 隆也は現実なのですよね いい対比ですね。

ああ、これ、私もハッとしました。意識してなかったなあと!
まさにそうですよね。隆也は現実。それなのに、春樹はちゃんと向き合っていないような感じです。
うん、わかりやすいな、ウゾさんの例え。

ああ!!
わかります、柿(笑)
柿こそ本当に困るんですよね。柿って、好きな人が少ないんですよ。たくさん食べれないし、料理にもジュースにもできないし。
ウゾさんの所は、とくにどこも柿でいっぱいなんですもんね。うわ~、想像してしまうなあ。
柿・・・。すぐに熟しちゃうしね。
もう、吊るしちゃうしかないですね。
渋柿じゃなくても、干し柿になるのかな??
あ、そうだ、エサ台作って、鳥を呼び寄せるって言う手も?(でもきっと、カラスがくるな・・・・)
楽しいコメ、ありがとうございました。
どうぞおだいじにね^^

NoTitle 

夏みかん自体はそういえば、あまりたべたことがないですね。
夏みかんゼリーや果物は使いようだと思いますけどね。
酒に混ぜても使えますし。お風呂にも使えますし。
食べるだけがすべてではないと思いますが。
その辺は考えようでしょうね。

LandM さんへ 

> 夏みかん自体はそういえば、あまりたべたことがないですね。

あ、そうなんですね。そっか、あまり自分で買って食べようと思う果物ではないのかも。
うちみたいに、どっさり田舎から送られてくる人には、お馴染みなんだけど^^

なるほど、お風呂に浮かべるのもいいかも。ゆずならよくやるんですが。
ポールさんには、ジュースにすることをおすすめされました。

> 食べるだけがすべてではないと思いますが。
> その辺は考えようでしょうね。

お、そうですよね。
じつは、このお話も、そんな展開が待ってたりするのです。 
まだまだ、夏みかん、いっぱい登場します。

NoTitle 

おお。夏みかんといえば、はっさく。
あの味はこちらにはなくて。
何とか送ってもらえないものですかね。隆也ママ。ふふ。

「分かった」というのがただの相槌ちで、二日と空けずに会いに来る。
こういう隆也が大好きです。
おまえ、分かってねーだろ。どころか、よーく分かっている。にくいねぇ~~

色々と分析すると、隆也は案外リーダーの素質があるような気がする。
熱いところとか。よくわかるところとか。
春樹は参謀。マスコットキャラに夏みかんちゃん。
シークレットナンバーは64。何の話・・・

けいさんへ 

夏みかんとか、はっさく、けいさんには懐かしいですよね。
オレンジとかネーブルはあっても、ちょっと違いますもんね。
隆也に言ったら、喜んで送りますよ~、どっさり。

うんうん、隆也ってそんな奴(笑)
ここで、一瞬ムッとしたとしても、そこは鳥頭(褒めてます)
すぐにそんなこと忘れて、「おお、春樹~」とか言いながら来るんですよね。
春樹、今とっても自分に自信がないから、そんなことも忘れちゃって、悩むんですよね。
落ち込んだ時って、馬鹿みたいに悪い方に考えちゃって。
春樹にもっと、パワーを~~><

> 色々と分析すると、隆也は案外リーダーの素質があるような気がする。
> 熱いところとか。よくわかるところとか。

おお、そうなんですか? イノシシで、鳥頭なんだけど。でも、思いやる気持ちだけはぴか一。
もしかしたら、いいリーダーになれるかな?
けいさんが言うなら、間違いないような気がします(なんかうれしい)

> 春樹は参謀。マスコットキャラに夏みかんちゃん。
> シークレットナンバーは64。何の話・・・

何の話(笑)春樹は参謀! これはなんの秘密組織でしょうか。じゃあ、塚本は、なんだろう。
マスコット夏みかんちゃん。なんだか、描きたくなっちゃいますww

NoTitle 

悲しいなぁ〜
最近、秋葉原事件の加藤の弟さんが自殺しちゃったよね。
これも兄の犯罪で全てを失った弟さん
せっかく出来た恋人にあなたの家族は異常だと罵られたとか
生きていく理由がわからないみたいな事を言っていたらしい。
春樹の兄の行為は、死んでも尚、弟を苦しめている。
せめて父か母のどちらかいれば良かったのに・・・
辛くなる。

ぴゆうさんへ 

> 悲しいなぁ〜
> 最近、秋葉原事件の加藤の弟さんが自殺しちゃったよね。

え・・・。そうなんですか。知らなかった。
なんて悲しい・・・。
犯罪は本当に家族を奈落に突き落としますよね。
そう言う意味でも、犯罪者は本当に許せない。
弟さん、可愛そうに・・・。

春樹の兄の犯罪は、世間的には知られていない事件だけど、春樹の心には拭えない傷を残しました。
今回のお話は、春樹の家族への慕情と寂寥が大きなテーマです。
失ったものは取り戻せないんだけど。
そこから強く生きていくためには、やっぱり愛してくれる人が必要なんですよね。
今まで春樹が頑張ってこれたのは、やっぱり美沙の存在があったからで・・・。
春樹の辛い日々は、どこまで続くのかなあ・・・。(って、救ってあげなさいよ、作者)
辛いお話ですが、どうぞよろしくおねがいします><


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