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(雑記)高村先生の、この感じ

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今、久々に高村薫先生の長編を読んでいます。
『冷血』(ハードカバー、上下巻の大長編)
今はまだ上巻の半分ほどなので、これ、レビューにもならないんですが (^^ゞ

ああ、何年ぶりだろう。
この感覚。
アマゾンから出来たてのほやほやが届き、手にとった瞬間の、ときめき。
(新作が出てるのを、知らなかったくせに)

本


高村先生の小説って、楽しませてあげるよ~というサービス精神はあまり感じられなくて、
どちらかと言うと、「ついて来たければ、来れば?」という素っ気無さです。
でもその素っ気無さ、高潔な感じがまた、良いのです。
信じてついていけば、決して裏切られない。
読んだ時間を倍返ししてくれる、数少ない作家さんです。

とにかくハードカバーなもので、「冷血」も持ち歩くことはできず、お風呂タイムのみの読書になります。
(とにかく時間がなく、読書は入浴時の40分間と決めています><)

先に書いたように、今はまだ、上巻の半分ほどです。
やっと事件が発生。物語が動き出すんですが・・・。
その事件があまりにも凄惨でリアルで、本当に一家惨殺のニュースを見たあとのように、心が沈んでいます。

【内容】
『レディ・ジョーカー』(1997)『太陽を曳く馬』(2009)に続く、"合田雄一郎"シリーズ最新刊!
2002年クリスマス前夜。東京郊外で発生した「医師一家殺人事件」。衝動のままATMを破壊し、通りすがりのコンビニを襲い、目についた住宅に侵入、一家殺害という凶行におよんだ犯人たち。彼らはいったいどういう人間か?何のために一家を殺害したのか?ひとつの事件をめぐり、幾層にも重なっていく事実。都市の外れに広がる<荒野>を前に、合田刑事は立ちすくむ― 人間存在の根源を問う、高村文学の金字塔!
(「BOOK」データベースより)


未来も希望もある人間が殺されるということは、そういうことなのだと、嫌というほど心に来ます。
先生の物語の展開に容赦がないのは『リヴィエラを撃て』で慣れてたはずなんですが。
小説でここまでショックを受けたのは、久しぶりで、仕事中にも思い出してドヨ~ンとなっていました。
まだまだ、事件が発生したばかりなのに。

そしてやっとここで合田雄一郎の登場。
粘着質で、自分の思考に捕らわれてどこまでも沈み込んでいくの合田雄一郎は、この冷酷な犯罪にどう挑むのか。

多分この物語は、警察小説でもミステリーでもないと思うのです。
ここからは、犯人の狂気と犯罪の理不尽に、合田がどこまで迫れるか。それに尽きるような気がします。

『この身もふたもない世界は、何ものかがあるという以上の理解を拒絶して、とにかく在る。俺たちはその一部だ』

帯にあったこの一文。
ちょうどさっき読んだところで出てきて、ゾクッとしました。
そうか、そういう意味か・・・と。

これ、だれのセリフかと思ったんですが、合田のセリフで良かった><
このあとも、じわじわ読んでいきます。

(お風呂で読むと、ハードカバーの、ハードなカバーが若干、反っていくのが、かなしい・・・)


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~ Comment ~

NoTitle 

ふふふ。こちらに一番乗りの私です。
新作はタイトルからして冷たそうですねぇ。
容赦ないお話を描いてみたいものです。

limeさんがお風呂読書を楽しむように、私もlimeさんのブログを楽しむわけで・・・PCが反ったら困るけど。

ついて行きたいので、行きます^^

けいさんへ 

おはようございます^^
おお? けいさんの容赦ないおはなしというのに、興味深々。
けいさんの、全く今までのものと違う短編っていうのも、読んで見たいなあと思っています。

私はいっつも、湯あたりしながら、のぼせながら本を読んでるんですが、
けいさんも、くれぐれも、湯あたりしないように、読んでください><
PC,反っちゃわないように(笑)

うれしいなあ~。こんなんでよければ、どんどん付いてきてください^^

NoTitle 

保存用にぜひもうひと組(笑)

ポール・ブリッツさんへ 

> 保存用にぜひもうひと組(笑)

いやいや、やっぱり高いです、ハードカバーは><

文庫版、出ないかなあ・・。

NoTitle 

あの先生の性格から考えて、文庫版は別物みたいに大改稿されていると思われます。

だから保存用にハードカバーをもうひと組(笑)

ハードカバーと文庫で二度稼ぐッ! それがッ! それがッ! それが出版社のやりかたなのだッ! バーン!!(ウソ)

ポール・ブリッツさんへ 

> あの先生の性格から考えて、文庫版は別物みたいに大改稿されていると思われます。

私も、そう思います^^;

でも、先生自身は文庫化は嫌みたいですよね。
どうせ出すなら、大改造を・・・ってな感じで、李歐が生まれたそうです。
だから、もしかしたらもう、本当に「太陽を曳く馬」とか、出ないかも・・・。

出たらもちろんかいますよ~。(なんでもいいのか)

ハードは、高いので、反ったのを大事に伸ばします^^

NoTitle 

あけましておめでとうございます!
今年もどうかよろしくおねがいします~!

新年いきなりなにか本を読みたいなって思っていていま決まりました。
これ読んでみたいですっ!

レルバルさんへ 

ええ!
るるさん、これを読みますか?
読者にやさしくないですよw
高村先生の中でも、とくに硬質な部類だと思うんですが。
でも、ルルさん実は、さらっと読んじゃうかも!
高村文学に、ぜひ触れてみてください!

拍手鍵コメNさんへ 

Nさん、こんばんは~~。
おお!なんと、咽頭炎になっちゃったんですか!
楽しい時間を過ごすと、必要以上にパワーを使っちゃうので、どうしても疲れが出ちゃうんですよね。
私もよく咽頭炎や扁桃炎になって、3日くらい寝込みます。(大体、徹夜で仕事したあととか^^;)
もう、少し回復されましたか?

おお、高村先生の本は、なかなか敷居が高いらしくて、あまりレビューを見かけないんですが、一度魅力にはまったら、なかなか抜けられません。

もしも、一生に一度高村先生の本を読んでみようと思われるなら、『李歐』をおすすめします。
これは本当にすごいです!
私、放浪の旅に出るなら、ぜったいこの本を持って出ます!

あれ? 別の本の紹介をしてる・・・が。

NoTitle 

なんか、コメントが反映されてなかったです(^_^;)
最近調子が悪いなぁ~~とほほ

kaziさんへ 

反映されてなかったんですか。
時々ありますよね、そういうこと。
このところ、FC2調子わるいですもんね><
kaziさんのお気持ちだけは、ちゃんとうけとっておきます!^^
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