【短編】 人魚の夜 

人魚の夜 第5話 共犯者

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今度は別の色のペンキ缶を持ち上げながらミズキは、相変わらずボンヤリと立つ誠一を振り返った。

「高山さん、今度は僕の話を聞いてくれますか?」
「うん。どうぞ」
改まったミズキの言葉が可笑しくて誠一はクスリと笑った。

「僕も人魚姫の話は、とても悲しいと思いました」
「今夜は僕ら、最後まで人魚姫の話から離れられそうにないね」

軽くそんな冗談を挟んだ誠一だったが、ミズキがもう、少しも笑っていないことに気付き、その笑みを引っ込めた。
「ごめん」

ミズキは再びハケで壁をライトブルーに塗りながら、話を続けた。

「結末というよりも、姿形を変えなければ、恋ができない、受けいれられないと思う人魚姫の心が悲しかったんです。でも、僕にはお話をどうにかしようなんていう頭はなくて、ただその絵本を開くことをやめました。哀しいものからは目を背ける。それが幼い頃の僕でした。
でもある日。時々見かける年上の男の子が、その絵本のラストページを破いちゃったんです。僕は影からそっと見てました。その子は破いたページをクシャクシャに丸めて、ジャンバーのポケットに突っ込んで、そのまま帰っていきました。5歳の僕には、晴天の霹靂。その子は、幼い僕の心に鮮明に刻まれ、忘れられない人になりました」

「え? ……なんて?」
誠一は再びポカンとして、今聞いた妙な話を反芻した。

なんだって?
けれどミズキは背を向けたまま、黙々と壁に「四角」を描き続けている。
四角の群れが、力強く海底すれすれを泳いでいく。

「その男の子はその日の夕刻、再び訪れて、絵本の隙間に、昼間破いたページをそっと戻しました。きっと親に叱られたのだろうなって、その子の表情を見て思いました。でも、ガッカリなんかしません。彼は僕に抵抗の仕方を教えてくれましたから。
僕はチャンスを与えられました。共犯者になるチャンスです。僕はその子が帰った後、それを決行しました。絵本からそのラストページを再び抜き取り、小さく小さく千切って、待合室の屑籠に捨てました。その日からその子を見ることは無くなりましたが、僕は僕自身の中でずっと、彼の密かな大罪の共犯者であり続けました。自分では何もしていないのに、反逆者の子分になれたような、変な満足感を持てたんです」

「ミズキくん……」
ついに堪らなくなって誠一は口を挟んだ。
やっと四角を描き終えたらしいミズキが、ゆっくりと振り返ってニコリと笑った。
「僕ね、抵抗してみようと思ったんです。僕という物語に。小さな頃の僕は自分の正体が分からなくて、周りの大人の言いなりになっていました。母さんはいつも僕のことを哀しい目で見るし、きっと僕のお話は、人魚姫のような悲劇なんだと思ってたんです。でもあの日から、それがちょっと変わった。自分の物語は自分で変えて行けるような気がしてきたんです」

「ねえ、ミズキ君は、……もしかしてあの待合室のワンピースの子なのか?」
「ええ。でもワンピースはあの日で卒業しました。僕ね、本当はすごく嫌だったんです。女の子っぽい服を着せられるのが」
ミズキはからりと笑った。

「お久しぶりです、高山誠一さん」
「マジで!?」
あまりにも突拍子もない展開に、そんな言葉しか出てこなかった。

「あの歯科医は、僕の母の姉が嫁いでいて、母が仕事の日は預かって貰ってたんです。再び高山さんに会えるなんて、思ってもみませんでした。絵本の話を聞くまで気づかなかったから、本当にビックリしたんですよ?」
「俺こそ驚きだよ。まあ、考えたら同じ地元だし、出会っても不思議じゃないけど……でもまさか、あのワンピースの子が、男の子だったとはね。どう見ても可愛らしい女の子だった」
「いえ」
「いえ?」

ほんの一瞬だけ逡巡の気配を感じたが、ミズキはすぐに、サラリと言った。
「僕は、ヘルマフロディトスなんです」
「へる・・・?」
「周りの大人は、どっちつかずの僕を、取りあえず遺伝子的判断から女の子に統一してしまおうと画策してたんです。そのほうが、これから先、楽だからって。でも僕は抵抗しました。自分を女の子だと思ったことも無かったし、手術をすればちゃんとこの先普通の女の子になっていくからって言われても、ただ違和感しかなかった。だから手術の当日、必死で抵抗しました。いつも大人の言いなりだったんだけど、初めて自分の意思を爆発させました。僕は、僕として生きていこうって思ったんです。それを、ちゃんと理解してもらおうと思ったんです。あの日、あなたに逢った夜」

「……そう」
「確かにこの体はいろいろ厄介な事もあるけど、でも気に入っています。これが僕のオリジナルの体だから。……あ、でも、学校でもバイト先でも、この体の事はナイショなんですけどね」

誠一は同じように少し逡巡したあと、「そっか」と、軽く返した。


ちゃんと100%理解したわけではなかったが、その時誠一はそれ以上は訊かなかった。
きっとヘルマフロディトスは神話の神の名。ちゃんとした医学用語ではない。
今までのミズキの話を反芻して、そして彼の心をくみ取って、何となく想像し、イメージを湧かせただけに留めた。

そうか。ミズキは、ミズキであろうとしたんだ。それだけは、体に染み入るように理解できた。
だから、それで充分。

正直なところ、誠一にはミズキが男だろうが女だろうが、人魚だろうが、大した問題ではないように思えた。
ミズキは、何者でもない、ミズキなのだから。


月が少し位置を替え、高い窓の中でふわりと揺れたように見えたのは薄雲のせいだろうか。
きっと魚たちが海の中から見る月は、こんな感じなのだろう。

ゆらゆらと、ふわふわと揺れる。
青の幻想は、まだ終わらない。
この場所に……ミズキの横に、いる限り。




----------------------------------------------
【補足】
「ヘルマフロディトス」
・古代ギリシャ神話の神のひとり。ヘルメスを父に、アプロディテを母に持つ美しい少年であったが、水浴びのさなかにニンフのサルマキスに強姦され、一つに合体して両性具有者となった。「雌雄同体」を意味する ヘルマフロディーテ という語の語源でもある。
(インターセックスや、半陰陽という言葉を嫌う当事者たちが、時々使う仮の名。)

・この物語のミズキは、女性半陰陽であり、外見や思考は男性であるにもかかわらず、遺伝子的に女性として生まれてきた子供。


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~ Comment ~

 

そうかそうきたか。

ここらへんに男性と女性の作品の方向性の違いが見えて面白いですね(^_^)
  • #7916 ポール・ブリッツ 
  • URL 
  • 2012.12/20 08:28 
  •  ▲EntryTop 

NoTitle 

不思議な再会ですねぇ。
実はあの時、と、そして今は、が一瞬にして行ったり来たりしてます。

あの時出逢ったことによって、お互いに影響を受け、ずっと印象深く覚えているなんて。
君たち今までどうして離れ離れだったの、という感じです。
再び出逢えた二人はかなりの幸運ですね。

NoTitle 

へぇ~∑(・∀・*)
誠一と ミズキが あの時の2人だとは 世間って ほんと 狭い!

誠一の幼い罪は、ミズキを救ったんだね。
何気ない ひと言や行動で 知らずに 誰かを励まし勇気づけているって 素敵♪
でも 
その逆で 私たちは 気づかずに 誰かを傷つけたりする事もあるけど…

罪の共犯者
(〃艸〃)ムフッ 何て 素敵な響き~♪…∑( ̄◇ ̄:)エッ!ソコ?


ポールさん、書き辛かったでしょうに オチを教えて下さってありがとう♪(o*。_。)oペコリ
卵を産み落とし 砂をかけるって 所詮 人魚姫も 魚ってことか…
でも 笑えたぁ!((´∀`))ヶラx2

私は てっきり 顔は魚で 体は人間かなと
でも それじゃぁ  王子様は ドン引いて 恋にもならないですよね。
>><((ε(・>投げキッス♪・‥…━━★ヒェε=Σ(`д´;ノ)ノ...byebye☆

 

 

いえかけるのは砂じゃなくて(^_^;)

魚類の産卵でいかに受精させるかというと(^_^;)

ここから先を話すと一線を越えてしまいそうなのでパス。(^_^;)

不快だったら消してください。(汗)
  • #7920 ポール・ブリッツ 
  • URL 
  • 2012.12/20 16:14 
  •  ▲EntryTop 

ヱ━━Σ(゚ω゚*)━━ッ!!! 

ポールさん、「アレ」でしたか(* ̄ω ̄*) ポッ

砂をかけるのは カメの産卵でしたっ(笑)

何て恥ずかしい間違いを!
それを 教えて下さった ポールさんは もっと恥ずかしかったでしょ?

ほんと おバカで 呆れてらっしゃると思います。
何度もごめんなさい((( ○┓ペコッリ[謝罪]
そして ありがとう(人´▽`)...byebye☆

ポール・ブリッツさんへ(1) 

> そうかそうきたか。

えへへ。
そういう方向に、言ってみました。
むむ。ポールさんなら、どんな方向に行くのかなあ。見てみたいです^^

けいさんへ 

> 不思議な再会ですねぇ。
> 実はあの時、と、そして今は、が一瞬にして行ったり来たりしてます。

これ、実は一番びっくりしたのはミズキでしょうね^^
誠一の話を聞きながら「おい、マジかよ」と、心の中でドキドキしたのかも(笑)

> あの時出逢ったことによって、お互いに影響を受け、ずっと印象深く覚えているなんて。
> 君たち今までどうして離れ離れだったの、という感じです。

そう、本当にこれ、出会わなかったらもったいない関係です。(いや、純粋に)

ミズキも、ついつい、そんな深い話をしちゃったほど、感激してるんだと思います。
誠一も、びっくりですよね^^;

出会えて良かったけど。もう、バイバイの時間が・・・。

けいったんさんへ 

> へぇ~∑(・∀・*)
> 誠一と ミズキが あの時の2人だとは 世間って ほんと 狭い!

第3話で、女の子を登場させた段階で、「ああ、ここで読者さんは、きっとピンと来るだろうな」って、思ってたんです。
どうでしょう。
あそこでバレました? それとも、大丈夫でした?
作者、いつでもドキドキです^^

> 誠一の幼い罪は、ミズキを救ったんだね。
> 何気ない ひと言や行動で 知らずに 誰かを励まし勇気づけているって 素敵♪
> でも 
> その逆で 私たちは 気づかずに 誰かを傷つけたりする事もあるけど…

ああ、本当にそうですよね。
何気ない言動が、人を救ったり、傷つけたり。
私も、救うことより、傷つけちゃったことのほうが多いのかも。

誠一がやったことは、道徳的には悪いことだったけど、そのこころは純粋だったから、ミズキの心に響いたのかも。
(悪ガキのやることのほうが、ハートがあったりしますもんね^^)

> 罪の共犯者
> (〃艸〃)ムフッ 何て 素敵な響き~♪…∑( ̄◇ ̄:)エッ!ソコ?

フォッフォッフォ
ここで反応、感謝。なんかね、ちょっといいですよね。


> 私は てっきり 顔は魚で 体は人間かなと
> でも それじゃぁ  王子様は ドン引いて 恋にもならないですよね。

そう!私もそう思った!(友よ~~) 

けいったんさん&ポールさんへ 

ははは。
なに、おもしろいやり取りしてんですかww

けいったんさん、す、砂だと思ってたなんて!!
実はすごく純真な人なのか!!(ああ、すぐに気づいた私の不純さよ)

そう、砂なら、亀ですよね(〃´∀`〃)
けいったんさんの可愛らしさ、再発見!

へる…? 

誠一と同様ポカンとなった私に解説ありがとうございます。

そういう表現に変えて使う場合があるのですね。
確かにストレートな表現では、当事者本人が使うのをためらう気持ちにも頷けます。

誠一のポケットの中なんて、ちっぽけな悩みに見えてきましたね。
物語が急に形を表す、こういう瞬間が私は好きだなと思うのです^^

ごろちゃんさんへ 

> 誠一と同様ポカンとなった私に解説ありがとうございます。

ホッとしました^^。この補足を入れるこどうか、とても迷ったんです。
本当は、物語の中で、語られるべきなのかも・・・と。
でも、ミズキや誠一に、そういう会話をさせたくなくて、苦肉の策で補足を書いたんです。

> そういう表現に変えて使う場合があるのですね。
> 確かにストレートな表現では、当事者本人が使うのをためらう気持ちにも頷けます。

このお話を書くにあたって、この障害(というのも変なのですが)についてもいろいろ調べたんですが、その数はとても多く、そして間違った知識や偏見が氾濫している場合も、多いんですね。
ちゃんとした医学用語もなく、どの言葉も当事者を傷つけてしまいます。
ヘルマフロディトス(ヘルマフロディーテ)。神秘性もあり、私はこの使い方、いいなと思いました。

それにしても、話は違いますが、別の意味でこの神話に興味深々。
古代ギリシャ神話って・・・過激><

> 誠一のポケットの中なんて、ちっぽけな悩みに見えてきましたね。
> 物語が急に形を表す、こういう瞬間が私は好きだなと思うのです^^

すっごくうれしいです。
この物語は、何かの教訓を書きたかったわけでもなく、そう言う意味では薄いと思うのですが、
流れがふわっと変わり、別のものが見えてくる瞬間を感じてもらえたらいいな・・・と、思いました。

あ。なんかもう、ここが最終話でも良かったじゃん、という気にもなってきましたが(笑)
もう少し、のんびりお付き合いください^^

拍手鍵コメNさんへ 

Nさん、おかえりなさい^^

この5話で、今までの幻想的な作りが吹っ飛んで、ちょっと生々しくなっちゃったかな、と心配でしたが、今になって思えば、それもいいかな、と(w)
ミズキのこころの奥の力強さに共感してくださって、うれしいです。
本来、彼は、バネのある子だったんですねきっと。
さて、誠一は、すぐキレることはあっても、なかなか、バネのある生き方はできていないみたい。
誠一が、この夜だけで成長することはないと思うのですが、なにかの化学反応がおきてくれればうれしいです^^

NoTitle 

性同一障害もそれで悩みますよね。
しかも、かなり相当。
本人にとっては相当、人生に関わる問題ですからね。
彼氏、彼女も遥か彼方の彼を書きますからね。
遠い存在のようで・・・近かったりしますからね。
ヘルマフロディトスとは意表を突かれました。

LandMさんへ 

> 性同一障害もそれで悩みますよね。
> しかも、かなり相当。

そうですね、それも脳と体の不一致で、この障害と同じように苦しいですよね。
私は全くそういうことに偏見がなく、性は自分で決めればいいし、恋する対象の性別も、自由だと思うのですが。
なかなか、まだ日本はそういう障害を持つ人には、生きにくい場所かもしれません。

NoTitle 

もともと人間って男と女に分かれていたんだろうか??
そんな話を思い出したが、いつだったかなぁ?

kaziさんへ 

最初の生命体は、男も女もなかったですよね。
人間はでも、受精卵の段階で、男女は決定してるとか。
でも、そんなものは遺伝子の勝手で。
どっちでも、いいと思うんですよね。男でも女でも、どっちでもなくても。
幸せに暮らせれば。^^

NoTitle 

題名も作者も忘れてしまったのだけど、
三十年以上前に読んだ漫画
ヘルマフロディトスを扱っていた。

幼馴染の凸凹コンビの二人。
片方はちびで太っちょ、片方は背がスラリとしていい女。
でも、とても仲良しだった。
二人が高校生になり、背が高い子は部活にも熱心だった。
悩みは生理がないことくらい
ある日部活中に倒れ、病院に行って初めて分かる。
生物学的には男子であった。
悩んで彼女は男になった。
長くなるので割愛するけど
結局は幸せになるハッピーエンド物語。
当時は興味が惹かれてねぇ
久しぶりに思い出しました。
へへ

何者でもないミズキなのだから・・・
「良い奴じゃん!」
誠一の背中をバンバンと叩きたくなった。

ぴゆうさんへ 

そうなんですか。
そんな漫画が、30年も前にあったんですね。
ハッピーエンドのものがたり。読んでみたいですね。

私がこういう障害(というのも嫌な言葉ですが)を知ったのは、ほんの数年前です。
小説や漫画のネタになりやすいけど、どうも蔑視した見方で、破廉恥に面白おかしく書いているモノが多くて、腹立たしく思っていました。
実際に悩んでいる人も、たくさんいるのに、と。
そんな思いも、この中に込めているかもしれません。

誠一、頼りないイメージの男だけど、根はいいやつでしょ^^

この偶然の出会いが、二人の人生の中でキラッと光ってくれるとうれしいです。

タイトルの意味がわかってきました 

どうして人魚なのかな? とみなさまと同じように思っていたのですが、ミズキさんという存在で腑に落ちました。

なにかの小説に鳩が好きという人間が出てきて、なぜ鳩が好きなのかといえば、人は鳩を見ていちいち、あの鳩、メスかな、オスかな、なんて考えないから。
そのひとはミズキさんと似たタイプの人間だからでした。

そういう人って書きたいんだけど、私では上っ面を撫でるだけになってしまって、書けそうにないと思っていました。limeさんのこのストーリィはさらりとしていて奥が深くて、考えさせられていいですね。
書かない部分、行間、小説ってそのあたりが本当に大切ですよね。

「人魚姫」のストーリィは大人になって考えると、愛の儚さ、不条理さ、理不尽さ、みたいなものを切り取ってあって、あれはあれでいいと思いますが、八歳の誠一くんの精いっぱいの行動も、気持はわかります。

あかねさんへ 

こういう人たちをテーマにしたお話は、けっこう多いのかもしれませんね。
わたしも最近になって知りました。
何がきっかけでこの物語を書こうと思ったのかは忘れましたが、ヘルマフロディトスと、人魚がワードで絡んだとき、生まれたんだと思います。

> 書かない部分、行間、小説ってそのあたりが本当に大切ですよね。

もう、ここら辺は読者様の想像力に頼りきってしまっています^^
私の小説は、ギリギリまで表現を数っているので、皆様の心が、行間を埋めてくださってやっと、完成です(他力本願)

> 「人魚姫」のストーリィは大人になって考えると、愛の儚さ、不条理さ、理不尽さ、みたいなものを切り取ってあって、あれはあれでいいと思いますが、八歳の誠一くんの精いっぱいの行動も、気持はわかります。

私などは、けっこう鈍感な子供だったので、「へ~、かわいそうに」で、終わってしまったんですが^^;
誠一のような繊細な子供だったら、もう少し情緒豊かな人間になれたかな?
いや、誠一は、偏屈になっただけでしたね><

NoTitle 

なんか色々とビックリです!
あの子がミズキ君だったこと、そしてヘルマフロディトス・・・。
まさに彼自身が本当に人魚だったんですね。。。

それにしても、よく「人魚」のキーワードを誠一君は出せたなぁと本当に感心しました。逆にミズキ君からしたらかなり驚きだったでしょうね。
でもその思い出話を聞いている間ミズキ君の空気感は変わらず。
なかなかやるねっ!と思いつつ(笑)

ちなみに、もう一回前に戻ってどっちから「人魚」を出したんだっけ?と確認してしまいました(笑)

ミズキ君の絵が誠一君に人魚を思い出させ、人魚姫の絵本の思い出を語る。けれどその思い出は実は一人のものでなく、二人のものだった。。。

すごく運命的ですね。
物語がどんな方向へ向かうのか、楽しみです♪
  • #10697 ぐりーんすぷらうと 
  • URL 
  • 2013.11/28 10:42 
  •  ▲EntryTop 

ぐりーんすぷらうとさんへ 

おおお。今日もありがとうございます。
私のは1話が長いから時間がかかると思うのに。ほんとうに感謝。

今日は、驚いていただけましたか^^
人魚と自分が、どこかシンクロしてしまって、ミズキは小さな頃からこの物語を憂いていたみたいですね。
人間にならなければ自分は愛されないのか・・・って。

>それにしても、よく「人魚」のキーワードを誠一君は出せたなぁと本当に感心しました。逆にミズキ君からしたらかなり驚きだったでしょうね。
でもその思い出話を聞いている間ミズキ君の空気感は変わらず。
なかなかやるねっ!と思いつつ(笑)

そうですよね!
誠一が人魚の話をしなかったら、ミズキも誠一のことに気づかなかった。
ミズキが、気づいた瞬間、おわかりでしょうか。
「笑いのような、ため息のような・・・」仕草を下、あの時です。
そこで「ああ!あなたは!」とか言わないところが、ミズキです・笑

遡ってたしかめてくださったんですね。
そうなんです。
ミズキとミズキの描く海が、どうしても人魚を想像させてしまったんでしょうね。

>けれどその思い出は実は一人のものでなく、二人のものだった。。。

まさにまさに。
こういうのも、運命なのかも。出会うべくして出会った。
(・・・あれ? なんか恋愛モノじみてきた)

このあとは、穏やかに穏やかに進みます。(ハードな話が好きな私が・・・どうしたこと)
もうちょっとだけ、お付き合いください^^

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鍵コメGさんへ 

わ~~、Gさん(なんか爺さんっぽくてごめん><)すごくうれしいです!
引用があるからその部分にいろいろ感じてくださったことが分かるし、新しい発見もありました!

そっかあ、Gさんはミズキをずっと恐ろしげな存在だと思って読んでらっしゃったんですね^^
なんか新鮮な感想です。
作者はミズキがフレンドリーな子だと知ってるから、そう思わずに進めていたんだけど、そうかあ・・・。
考えようによっては、めちゃくちゃ怪しいですよね^^

でも、ミズキのカミングアウトに驚いてくださったから、これはある意味成功ですよね^^
Gさんの感想、とても楽しかったです。
鍵コメ、もったいないくらい。
それに、とっても詩的でいい文脈。
きっとGさんもかじぺたさんみたいに、すごく素敵な文才をお持ちなんだと思います。

顰蹙なんて絶対にないですよ~。
でも、コメは気が向いたときに、好きなように書いてくださいね、読み逃げも歓迎ですから^^
今日も本当にありがとうございました!
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