☆雑記・四方山話

(雑記)ライフルと雀

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こんにちは~。
あ、いや、まだ大阪にいます。15日まで仕事で、翌日に実家に帰ります。
車で片道9時間。 
私の田舎は山口県の西のほう。4方を山に囲まれた、電波も届かないど田舎です。

私の生まれ育った家のすぐそばには名勝天然記念物の滝があります。(小さな滝がいくつも連なっているのです)
ここが、『KEEP OUT 呵責の夏』の舞台。由宇と友哉が遊んだあの滝です。
シオカラトンボと戯れた、「曲水の滝」も、ちゃんと実在します。(きれいですよ~^^)←記憶の中では。
樹
(ここが滝の森の入り口^^)

その滝の総称を言えば、実家が特定されてしまうほど、私の家は密接な位置にあり、私の幼少期の思い出は滝と共にあったようにさえ思えます。毎日遊んでいましたしね^^;

さて。
話は滝から離れて。
田舎の思い出など、とりとめなく書いてみます。(ほらそこ、別にいいよ、とか言わない)

私の実家は、お酒、たばこ、お菓子、文房具、いろんなものを売るよろず屋で、ついでに小さな食堂もやっていました。(父は教師だったので、もっぱらお店は母一人が切り盛りします)
観光客や地域の人が食堂に来ると、母はうどんやちらしずし、夏はそうめんやかき氷を作ります。
私もたまに、お手伝いをしていました。

けれど我が家以外はどの家も専業農家。畑や田んぼを守っている人たちです。
そうすると、やはり天敵が現れる。そう、野生の動物です。いのしし、鹿、等々。
11月の狩猟解禁日になると、おっさんたちは・・・いや男たちはみな猟犬(イングリッシュポインター)を引き連れ、私の家の前に集うのです。
猟師に変身した農夫たちはガンベルトを腰に巻き、自慢のライフルを肩に掛け、トランシーバーのチェックにも余念がありません。

私も犬たちの声で目覚め、そんな日は猟から猟師たちが帰って来るのをワクワクしながら待ちます。
今日はどんな獲物が取れるのか。大きな猪か、雄鹿か。
「鹿だったら、角をちょうだい」
10歳の頃の私は、おっちゃんたちにいつもそう言っていましたが、なかなか鹿を獲るのは難しいそうなのです。
しかし、いったい私は、鹿の角をどうするつもりだったのか。

狩猟が終わると、獲物の猪を軽トラに積んだまま、猟師たちは皆うちの食堂で酒盛りをします。
(獲物の解体は、そのあとです。)
私は酒盛りをボンヤリ眺める傍ら、無造作に食堂の隅に立てかけてあるライフルをいつも気にしていました。
あれは、重いのかな。弾はどうやって入れるんだろう。

ある日、そーっと近づいてみたのですが、やはり触るのは怖い。
誰もこっちを見ていないので、平気だとは思ったんですが。
けれど、ライフルの横に、それよりもはるかに私の興味を引いたものがありました。

雀です。
記憶では、1羽だったと思うのですが。
腹を上に向けて、大人しく転がっています。
え? これも撃っちゃったの? 獲物なの? 死んでるの?

もう、ライフルなんてどうだっていい。鳥好きの私は、転がったスズメに熱視線です。
ツンツンとつついて生死確認。
すると雀はひょこりと動き出し、あろうことか飛び上がったのです。

やばい。

私と雀の、音の無い追いかけっこが始まりました。
やばいやばいやばい。怒られる。
雀は床に降りたり天井まで飛んだり。それを追う私。 やばい、やばい。

けれど無情にも、開けっ放しの裏口から雀は飛び出し、裏山の畑へ飛んで行ってしまいました。
畑まで追いかけてみましたが、見つかりません。
やばいな。
私はそ~っと酒盛りのおっちゃんたちの様子を見に行きましたが、誰も気づいていない様子。
ほっ。

数十分後、お開きになった酒盛り。
当然のようにひとりのおっちゃんが言いました。
「あれ? 雀は?」
ええ、いませんでしょ。私が逃がしました。
「逃げよったか。晩に焼いて食べちゃろう思ったのになあ」

やはり食べるおつもりだったのですね。
一時は、叱られるのが怖くて必死で追いかけたけれど、やっぱり逃げてくれてよかったなあと、後でにんまり。
結局私のベクトルは、ライフルよりも、鳥の方に断然向いているのだなあ~と思った一件。

・・・どうでもいい、思い出話につきあわせてしまってごめんなさい。
今朝、ふと思い出したもんですから。
あのおっちゃんたちも、もうみんな猟が出来ないおじいちゃんになっちゃった。
悲しいですね。
どんどんお年寄りは亡くなり、若い人は他府県へ行き、小学校も廃校。
いつか、あの田舎も無くなっちゃうんだろうな・・・なんて、思いながら今年も帰省します。

携帯もほとんど通じないんですが、頑張って高い丘の上に登れば、たま~に電波をキャッチします。
「お! 立った。電波が1本!」「あ、この辺は2本!」
今回も、時間が余ったらこっそり電波探しをしようと思います。
なかなか、それも楽しい余興だったりします。 (^^ゞ

ああ、なんか、無駄に長い雑記になっちゃった。すみません。

じゃあ、最後に(まだある?)
昨年初めて、その滝にうちのワンコを連れて行った時の写真。

mini_110811_144800020001.jpg


お。なにやら、じっと見つめている。

ちょっと、賢そう?

名前を呼んでみました。


110811_1448~010001

ああ。予想以上のアホ面でした(ー"ー )

ではみなさん、15日まではいますので、ぶらりと遊びに来てくださいね^^
ごきげんよう~


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~ Comment ~

こんばんは~(^0^*)ノ 

雨猫、ドキドキ切ない気持ちになりながら、読ませて頂いてます(^^*)
どうなっちゃうのかな???みんなのことが心配です・・・

幼い時のお話・・・・
なんだか素敵なお話ですねえ~~~~
limeさんは素晴らしい生い立ちを持ってるのですね・・・・・
生れとか、育つ環境って自分ではどうにもならないじゃないですか・・・
羨ましい!!!!!

スズメちゃん、逃がして良かったですね~~(^^*)
捕まえることが出来てたら、
ひょっとしたらトラウマになってたかも・・・(^^;)

素晴らしいlimeさんの御実家に!!!
自然に!!滝に!!!命がつながった雀さんの子孫に!!
乾杯!!!

かじぺたさんへ 

かじぺたさん、雨猫読んでくださって、すっごくうれしいです。
のんびり更新ですが、内容は後半ちょっとハードになったりします。
最後まで楽しんで読んでいただけるように、がんばります!

そして、取り留めのない雑記へようこそ^^
昔の話書いても・・・と思ったんですが、他にネタもなく><

素敵なお話と言って貰えて、恐縮です。
ただ、おたおたした話なのですが、自分的にはすごく鮮明に残っている記憶だったものですから。

>スズメちゃん、逃がして良かったですね~~(^^*)
捕まえることが出来てたら、
ひょっとしたらトラウマになってたかも・・・(^^;)

おおお、そうか、そうですよね。
あの時捕まえてたら、後で辛くなってたかもしれませんよね。(動きの鈍かった自分にグッジョブ)
あの雀の子孫、もしかしたら今現在、すごい数になってるかも。
ふふ。感謝しなさいよ雀 ←とたんに偉そう。

かじぺたさんの更新も、いつも楽しみにしています。
今日、これを帰宅後書いただけですごく体力を消耗したのに、
かじぺたさんは、あの膨大な情報量を毎日更新ですもんね。どんだけすごいんですか。

今度はどこへ連れてって貰えるのかなあと、わくわくです^^

NoTitle 

滝の森の入り口の写真・・・
めっちゃ幻想的で創造力を掻き立てる!!!
ジブリとかの世界だよね~~☆
これならファンタジーも書けまっせ!!ファンタジーミステリー!
いつか楽しみにしてます☆

NoTitle 

 おはよう御座います。
いい感じの 田舎ですね。
僕の方は 何もない 田舎で… 寂しいです。

雀 京都の方に行くと 雀 丸ごと焼いて売ってますよね。
そのまんまの形で 観光客が買うのかなぁ…

kaziさんへ 

そう、なんとなく、ジブリなんですよ。
トトロ見た時、すごく懐かしかったです。
kaziさんの想像力を、掻きたてられてうれしいです。

ファンタジーですか。
宮部みゆき先生とか、あさのあつこ先生のみたいなファンタジーが書いてみたいなあ。
でも、発想力が貧困だからなぁ~><
でも、いつか・・・。

ウゾさんへ 

おはようございます。
いやいや、うちの田舎も、何もなくて寂しいですよ~。
田舎とは、きっとちょっと、寂しい場所なんでしょうね。
ノスタルジーって、寂しいもんですもんね。

そうなんですよ、京都って、居酒屋のお品書きに「すずめの丸焼き」とか普通に書いてありますよね。
驚きました。

食べるところ、あるのかなあ・・・って、まず思いましたね^^;

うわぁ。 

猟銃片手に勇ましいですねぇ。
皆さんがお年寄りになられてしまうのも当たり前なのですが、いつまでもかっこ良くて近寄りがたいおっちゃんでいて欲しいと思いますね。

雀…
気を失っていたんでしょうか?
食べてしまたのと逃がしたのでは、思い出も随分印象が変わりそう。
逃がせてよかったです^^
雀だけは焼き鳥屋さんで勧められても食べられません。

>ああ。予想以上のアホ面でした(ー"ー )

いえいえ、水辺の天使ですよーー

ごろちゃんさんへ 

やはり男の人は、どこかに狩猟本能があるのでしょうね。
猟の朝は、おっちゃんたちも生き生きしていました。
作物を荒らしまわるイノシシ退治が名目なんですが。

今はもうみんな引退して、猟をする人はいなくなっちゃったかもしれません。
なんか、さびしいですね。

雀、本当にびょこんと動き出して、びっくりしました。
死んでるとばかり思ってたので。

ごろちゃんさんも、やっぱり雀は無理ですよね^^;
あれ、食べるところあるのかな?(そういう問題でもないかな)
昔、ハトを少し食べさせられたんですが、すごく不味かった記憶があります。
やっぱ、雀は食べないでおこうと思います。

え?天使? 今横で、こっちをガン見しています。
「なんか、くれ」と、訴えています。

 

さあきみも、グーグルアースとストリートビューで、安楽椅子探偵になろう! これまでのコメントや記事を手がかりに、じわじわと輪を縮めていくんだ! すでに山口県ということはわかっているぞ! 最初にlimeさんの家にたどり着くのは誰だ!

ちなみにわたしはやらないぞ! そんな面倒なこと(笑)
  • #6994 ポール・ブリッツ 
  • URL 
  • 2012.08/15 21:21 
  •  ▲EntryTop 

ポール・ブリッツさんへ 

グーグルアース、年々すごくなってますね!
ついに、大阪の我が家の玄関先まで来ましたよ。
きれいに掃除してあった日で、よかった。
洗濯物も干してなくて、よかった。
しかし、すごいですよね、ストリートビュー。
(え?私だってそんな、いつもバーチャル散歩してるわけでは・・・。スマホも持ってないし)

ふふふ。
私の実家はたぶん、田舎すぎてまだ画像も載せられていないでしょう^^。
ちょっと楽しみなんですがね。
でもきっと、日本で一番最後くらいになるんじゃないでしょうか。画像の掲載。

ポールさんは、私の友達のお父さんを突き止められた実績があるので、ひやひや^^;

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NoTitle 

ふ、ふらりといきたかったー!
くそぅ、みすりましたねっ

鍵コメPさんへ 

むむむ、さすがの推理力です!
今回のみならず、今までの情報を総合分析して、答えを導き出すとは。
そうなんです。徳仙の滝ではなかったですねえ。
近いんだけども

そうか、三十分で。
すごいなあーーー。
さすがエドさんだ^^

返信が遅くなって、ごめんなさいーーー。

るるさんへ 

ああ、遅かったですね!

でももう安心^^
帰ってきましたよん。

拍手鍵コメNさんへ 

雑記にも来てくださって、ありがとうございます。
うちの田舎も、Nさんの田舎に負けない「ど」のつく田舎でしょ^^
私もNさんと一緒に滝を眺めながら思い出話なんかしたいなあ~。
でも、そんな華やかな思い出話は、あまりないかな?
そうですよね。寂れてしまっても、大事な思い出の場所。
いつまでもそこにあってほしいですね。

え、うちのわんこ、いい味出してますか?
なかなか、絵にならないワンコです。^^;

NoTitle 

少女のlimeちゃん、かわいいかわいい。
雀ちゃんを逃がしてあげるなんて優しい。

田舎と呼んで寄れるところがあるのって、良いですねぇ。
滝のあるところ、素敵ですね。水の音が好き。

私は今まさに田舎に住んでいるので寄ってくださいな。
こちらのお父さんたちも撃ちますよ。

ひつじを食らう狐が天敵で、追い狙います。
うーん、都会とは違う。

ちなみに私はハマっこ(横浜)なので、帰省のときは都会に帰る。
都会も田舎も好きです^^

けいさんへ 

いやん、かわいいだなんて、照れちゃう・・・・って、
そっか、少女のころの私ね?
(今も心は少女! 爆)

けいさんのところも、自然豊かな大地なのですね!
日本の田舎とまた違うんでしょうね。行ってみたい!

羊を狙うキツネを狩るんですね!
うおおお。なんか、雰囲気がある。(いのしし、ごめん)
そちらのお父さん達の狩り、勇ましそうですね。

そっか、けいさんはハマっこなのですね。
田舎から、都会へ帰省というのもかっこいい。

住むのは都会のほうがやはり便利ですが、帰る田舎があるというのは、とても幸せで贅沢なことなんですよね。
最近しみじみ思います。

けいさんにとってはオージーが田舎ですね^^
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