☆感想(観劇・映画・小説)

(雑記)心揺さぶる“舞台”という甘美

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久しぶりに、お芝居を観てきました。

日本でたぶん一番チケットを取りにくい人気劇団「TEAM NACS」の舞台、『WARRIOR』。
戦国武将たちの苦悩と悲哀と葛藤を、この劇団らしいひねりのある脚本で見事に描いてくれました。


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とにかくね・・・めちゃくちゃカッコいい!!!

劇団員5人はもう、その演技力、存在感は昔からゆるぎないものでしたが、
今回さらに、その舞台美術、演出効果、証明、音楽がもう、最高なのです!

舞台上のセットは、20段くらいのシンプルな階段のみ。
けれど、これがシーンに応じて恐るべき効果を発揮するんです。

命の奪い合いの悲哀、葛藤、欲望、そんな武士たちの心情に応じて、光り、憂い、炎を上げ、時に寸断され、心を表現してくれる階段。
そして、さらに効果的に使われている、舞台を覆う薄幕(スクリーン)

このスクリーンの効果は毎回唸りますね。
どんどん洗練され、舞台を見ているのに、3Dの映画を見ているような、幻想的な虚構空間に観客を連れて行ってくれます。
冒頭で墨の文字が、大迫力のサウンドと共に溶けだしてしまうシーンでもう一気に心を掴まれます。

そのsound。舞台音楽、音響もこの劇団の素晴らしいところ。
激しいロック調のサウンドが見事にシーンに重なり、「月光グリーン」の歌う情熱的な主題歌が心をゆさぶり、そして舞台全体の悲しいシーンに流れる、バイオリニストのNAOTOさんの悲哀に満ちた美しい旋律が、役者たちの涙を観客の胸に届けます。
史実として歴史書のなかに収まり過去になった人々の想いが、新しいストーリーとして蘇り、激流のように観客一人ひとりの心に流れ込んできます。

いつもはコミカルな舞台の多いこの劇団ですが、今回はぐっとそれを抑え、(とはいっても、抱腹絶倒の爆笑どころはきっちり織り込まれていましたが)とにかく台詞も動きもシリアスでカッコいい。
特筆すべきは、殺陣でしょう。
もう・・・まさか40近い彼らが、これほどまでの立ちまわりを演じてくれるとは思っていませんでした。
カッコいい!
改めてその動きの美しさと迫力に魅了されました。

いやあ、しかし、前回がゆるい、ハートフルな舞台だっただけに、このギャップは計算外でした。
彼らの舞台の可能性は、無限大です。

大迫力、心を掴まれたままのエンディングの後、大阪の会場は、またしてもスタンディングオべ―ション。
鳴りやまぬ拍手と終わらないアンコール。
役者一人ひとりの挨拶も、最高に楽しいエンターテイメントでした。(このトークセンスには、いつも脱帽)
本当に、最高の舞台でした。

いいエネルギーを沢山ありがとう!!


余談ですが、大阪公演は、森ノ宮ピロティーホールで行われました。
あれ? ここは数年前、行ったことがある。
G2プロデュースの、『スリーベルズ』を観た劇場でした。

あのとき、そう言えば私、観客の中で選ばれて、舞台に引っ張り上げられたんだ・・・。
演出の一環として。
彼らのいるあの舞台に、1100人の観客の前に、私も5分だけ立ったんだなあ~とか思い出し、ちょっと嬉しくなりました(*^-^*)



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~ Comment ~

NoTitle 

お芝居はお客さん相手の一回勝負なところがとても魅力的です。

素敵な舞台を見ると、あぁ、プロだなーって思います。

独特な空間の中に自分もいるんだという一体感がたまらなく好きですね。

 

ふっふふふふ

とうとう彼らのレビューを書きましたね?
それほど感動が大きかったって事ですね?

こりゃー来週が楽しみだ~っ!レビューはさらっと読み流しておきましたよ(笑)
早く会いたいね~limeさん♪

けいさんへ 

そうなんですよね~。
一回一回の真剣勝負。ナマモノ。役者の生の迫力が、波動で伝わってきますよね。
ほんとう、プロって、こういうことなんだな~って思います。
誰かがいってたけど、役者だけじゃなく、観客もそこにいて、初めて成り立つ芸術空間なんですよね。
そこが、ほかの芸術と違うところで^^
刺激的です。

秋沙さんへ 

あ、読んじゃいましたか??汗

大丈夫?ネタバレなかったかしら。ドキドキ。
いや・・・・実は、雑記ネタが無くって>< つい書いちゃいました。

この舞台は、私が今まで観た舞台の中でも(たぶん150作品は観たと思うんですが)かなりのハイレベルでした。
自信をもってお勧めできます。(って、誰におすすめするんだ?^^;)

来週、楽しみにしてると同時に、ドキドキです~~><

NoTitle 

ついに観ましたか!!
楽しい舞台で本当に良かったですねぇ~~☆
梶も物語に沿った殺陣を作りたいなぁ。。最近は笑いものばかりで(^_^;)
でもそれも楽しいんだけどね☆

お客さんからの拍手って本当に暖かい!
良い作品になればなるほど、その質が全然違います。梶も拍手いただいて本当に幸せな瞬間がたくさんあったなぁって思いだしました☆

舞台に上がった時はどんな気持ちでしたか?
舞台からみる客席はとても広く感じます。

梶は恥ずかしくてお客として舞台に上がれません(^_^;)きっと(笑)

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kaziさんへ 

観てきました^^
やっぱり舞台っていいですね~。
2時間半もの間、ずっとワクワクしっぱなしです。
殺陣のある舞台は久々で、「ああ、梶さんもこんなお仕事してるんだなあ」なんて思いながら観てました。

梶さんは逆に、拍手をもらう方ですもんね。
素敵だなあ。
最後の観客の拍手は、スタッフへの拍手でもあるわけですから。

舞台に引っ張り上げられた時は、「え?私でいいの?」という信じられない感じで、同時に夢のようにワクワクしました。
舞台からは、客席は程よい暗さで、緊張しないもんなんですねぇ。
憧れの脚本家さんと話せたし、本当に夢のような時間でした。

梶さんは、お客としてでなく舞台に立てるんですから、最高ですよね^^

鍵コメYさんへ 

いらっしゃい。
鍵コメでも大歓迎ですよ。

あ、私もその番組は知っています。
楽しいですよね。
劇団員が仲が良いことも、大きな魅力の一つです。
最近、みんな一人ひとり、ドラマなどで活躍してるので、それもうれしいです^^

NoTitle 

舞台いいですね~。
やっぱり生で見るのは違いますね。
羨ましいですっ!!
あたしも何でもいいので、地元劇団でもいいので(こういうのはたまに見ます)見てみたいです。

ところでリンクの件遅くなりましてスミマセン(汗)
いい訳ですが、休みの日はあまりパソコン見ないので(^^;)
勿論、オッケーです。
こちらからも相互でお願いします。

igaigaさんへ 

舞台、いいですよーー。

私が初めて見たのは、京都の小さな劇団だったんですが、すごく面白くて、すぐにはまってしまいました。
そこに、あの、辰巳琢郎さんや、生瀬勝久さんがいたんですから、良い出会いだったなあ、って思います^^

igaigaさんも、いつか見てみてくださいね^^
楽しいですよーー。
でも、最初は、やっぱりちょっと有名な劇団の方が、感動もひとしおかもしれません!

リンクの件、ありがとうございました。
ジャンルが違うのに、相互、申し訳ないです。
さっそく貼らせていただきました^^

NoTitle 

もう、舞台に立つ事はないかもしれません(^_^;)
なかなか稽古時間を取る事が出来ず断ってばかりで・・
最近は舞台の袖で、拍手を浴びる役者を観ています。
それでも、感慨ひとしおだけど☆
limeさんが脚本書いたら、梶が殺陣付けます!!
そんな日があっても面白そうですね(#^.^#)

kaziさんへ 

そうなんですかあ。
残念です~。でも、裏方で舞台を支えることって、それ以上に意味のある事に思えます。
拍手を浴びる役者を見てるスタッフさんって、すごくカッコいい!
でも、いつかまた機会があったら、舞台に立ってくださいね^^
大阪なら観に行きます!!
脚本、昔は憧れたけど、やはり独特の才能とセンスがいるんでしょうね。
でも、そんなことを想像するのも、たのしいですね~~^^

NoTitle 

舞台は舞台で臨場感があって、いいですよね。
また見に行きましょうかね・・・自分も。
お久しぶりです。LandMです。
また小説も読ませていただきますね。

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LandM さんへ 

ご訪問、ありがとうございます~~。
LandM さんも、舞台観にいかれるんですねえ。
すっごい壮大なファンタジーとかあったりしますし、若い人もどんどん観に行ってほしいなあ~~。
(なんか、年より発言?爆)

LandM さんのお話、最新のお話から読んでもいいのですよね?
またゆっくりお邪魔しますね^^
(すいみません、ここんところ休みが無くて、なかなか時間がとれず><)

鍵コメマルさんへ 

えへへ、お名前出してもいいって書いてあったから^^

それより、マルさんも演劇やってらしたんですね!!
劇団にも入ってらしたんですか!
きゃあ~、羨ましいなあ。
舞台に立って演じるって、どんな感じなのでしょうね。
私は中学時代に、3年間、文化祭で舞台に立っただけですが、声量と度胸が無くて、3年の時は音響に回りました・爆
すっごく良い体験ですよね、マルさん。

それから、トーナメントの応援とお祝い、ありがとうございました!
こっそり参加してのに、気付いてくださったなんて~~涙。
初めて優勝できて、すごくうれしいです。
やっぱ、一回は勝たねば!とか思って^^;

マルさん、また出る時は言ってくださいね。応援します!
(って、言わずとも気付けよ、私)

いろいろ、ありがとうございました~~^^

NoTitle 

おお、かっこいい!
おいらも行ってみたいです。

見てみたいっw

るるさんへ 

かっこいいですよ~~。

男の人が、しびれる舞台です^^
いつか、舞台ってやつも、観てみてくださいね~。

そうですねえ、激しいのが好きなら、「新感線」って劇団がお勧めです。
大迫力です!

NoTitle 

ぐはっ、ついでの横入りコメ、ごめんなさい。

lime様、私「新感線」知ってます~!!
観に行ったことあります、先輩に勧められて!
うわ~、懐かしい名前を聞いたっ(*´ω`*)テレ

昔、何かのイベント関連のお楽しみで、走る新幹線の中で劇をやられたアマ劇団さんがあったと記憶しています。
10年以上前。
それも、新感線だった、と思ったんですけども、違いました???

舞台、私もまた観に行こうかなあ。

土屋マルさんへ 

> lime様、私「新感線」知ってます~!!
> 観に行ったことあります、先輩に勧められて!

おお~、そうですか!新感線は、今や押しも押されもせぬ、有名劇団になりましたよね。
あの舞台衣装や装置、派手な脚本。血沸き肉躍る・・・って激しさで、すごいです。

昔大阪の扇町ミュージアムスクエアと言う狭いけいこ場で練習していた頃から、知っていて、よく遊びに行っていました。
知り合いの劇団員の結婚披露宴に行ったら、新感線の座長、いのうえひでのりさんも来てた・・・とかいう経験も・・・w

え?新幹線のなかで? ああ、きっとそれは新感線でしょう。やりそうですww。

学生の頃から見守っていた劇団が、どんどん有名になるのって、なんか、嬉しいもんですね^^

マルさんもぜひまた、舞台観に行ってください~。(って、私も最近時間が無くてなかなか行けないんですが)

拍手鍵コメNさんへ 

おおお!なゆさんも劇団で裏方をされてたんですね?
なんと!

リアルなわたしのまわりでは、お芝居を観に行ったという人さえいなかったのに、ブログ仲間さんの中には、演劇好きはもちろん、役者さんや、裏方さん、殺陣師さんまで~~!
すてきだなあ~。なんか、引力を感じます。
私も最近は年に数本しかお芝居を観ないけど、一緒に観れたら素敵ですねぇ。・・・って、なゆさん、いつ日本に帰るんですか~~笑
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