☆雑記・四方山話

(雑記)クリスマス。優しいファンタジー

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ふと窓の外を見ると、白い光の中、ちらちらと降って来るものあり。
雪? と思ったら、・・・なんだ、やっぱり雨。
温かい大阪で、雪はまだ早かったです。

この時期街に出ると、クリスマス一色ですね。
クリスマスは心躍りますね。きっと、多くの人がそうじゃないでしょうか。
クリスマスと言えば、サンタクロース。子供の頃、唯一親から与えられた、ファンタジックな夢物語。

そういえば、小学1年生のクリスマスの朝・・・。
私は心躍らせて枕元を見たんですが、そこには、なにもありませんでした。
小さなお店をやっていた我が家のサンタさんは、すっかりクリスマスの事を忘れていたんですね、きっと。
私は悲しくなって、大声で泣きました。
「サンタさん、来なかったよ~。忘れられちゃった~~」

すぐ横のお店にいた母も、お客で来ていた近所のおじさんも、驚いて飛んできました。
母は、オロオロし、「ああ、クリスマスやったねえ」と悲しそうにポツリ。
そして、そこで発奮したのが近所のおじさん。
「いやちがう。サンタさんはなあ、きっと道に迷うちょんや。おいちゃん、ちょっとそのへん、探してくるから、待っちょき」

そう言うが早いか、愛車の軽トラを飛ばして田舎道を消えてしまいました。
待つこと15分。
飛んで帰って来たおじさんは、まだ布団の上でしくしく泣いていた私に言いました。

「いやあ、おったおったサンタさん。すぐそこの山の向こうで迷っちょっちゃった。○○ちゃんのこと、忘れてなかったっちゃ」
そう言って、よくスーパーで見かける、お菓子の詰まった紙製のブーツを、私に渡してくれました。

幼い私はもちろん大喜びです。サンタさんに忘れられて無かったって。

でも、改めて思い返すと、別の意味で心が温かくなります。

そんなお菓子のあるスーパーは、往復40分はかかるところにあります。
おじさんは、どこでそのお菓子を調達して来てくれたのか。
母と、相談するわけでもなく、風のように飛んで行ってくれたおじさん。

・・・もしや、本当にサンタさんと出会ったのかな?

母も、びっくりしたでしょうね。きっと申し訳ない気持ちでいっぱいだったんでしょうね。
ずっとオロオロしてましたから。私にごめんね、とも、言えず。

子供も、残酷なもんです^^;


いつの時代になっても、クリスマスのサンタさんは、素敵なファンタジー。
人の心に響く、生きたファンタジーです。
この伝説は、ずっと続いて欲しいと願います。

まあ。最近の子供は、「○○のゲームが欲しいって、サンタさんに伝えといてよ」って、親に頼むそうですが^^;
それでもきっと、サンタさんを信じてるんでしょうね。
そう思うと、人間って、やっぱり可愛い生き物だな・・・なんて思ってしまします。


この時期は、ふとそんなことも思い出しつつ・・・。
クリスマスシーズンはめっぽう仕事が忙しくなるので「クリスマスなんて・・」と、ぼやいてみたりしながら。
家では、のんびりと小説の続きなど書いたりしております。
今年のクリスマス企画の短編も、現在摸索中です。

まあ・・・例によって、可愛いお話にはなりそうもありませんが^^ ふふ。


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~ Comment ~

NoTitle 

サンタからのプレゼントを考える子供の話で一番笑ったのが、高校の同窓生夫妻の体験談。

なんでも、彼らの子供である小学三年生をカシラの三姉妹は、「欲しいプレゼントになにを書くか」を、一生懸命考えた挙句、ママに「現金十万円」と書いて渡したそうな。

わたしは、「なんて頭のいい娘たちなんだ!」と死ぬほど笑ったが、当事者の後輩曰く。「それはママもほしい」

ポール・ブリッツさんへ 

うわーー、なんてちゃっかりした女の子達なんだーー。
でもまあ、女の子のほうが現実的で、しっかりしていますからね。

私の友人達はみんな、子供に「サンタさんに何をお願いする?」って訊くそうですが、私は訊いたことはないです。
そのほうが、当日お互いにたのしいですから^^

NoTitle 

うーん、あたたかいいいお話ですね ^^
ほっこりしました~
西幻にはあまりクリスマスの「あたたかい思い出」がないので、うらやましいっす (T_T)

しかしいいですねぇ、この「おいちゃん」!!
なんて優しいんだろ~。それに、かっこいい。

クリスマス企画、とても楽しみにしておりますよん♪

^^ 

素晴らしい思い出をお持ちですね^^
機転のきくおじさん。
彼のような人がほんとのサンタクロースなんだと思います。
サンタクロースは。
まごころ・思いやりの結晶ですから^^)/

西幻響子さんへ 

この「おいちゃん」は実は、その地域では有名なおいちゃんでして。

農業、林業、なんでもこなし、冬はガンベルトを腰に巻き、猟銃を構えて山に猪を狩りにいく人で。
豪快な山男なんだけど、子供にやさしいおっちゃんでした^^

あ、クリスマス企画、楽しみにしていただいてうれしいです!
ちょっとダークでむむ・・・な世界ですが^^;
(いっつもそうだな、私のクリスマス企画)

NoTitle 

想えば保育園の頃、生まれて初めてサンタクロースの話を保育園の先生に教えられた瞬間から「サンタクロースなどいない!!」という確固たる信念(?)を持っていた可愛くない子供だったワタクシです。

親には便利な子供だったでしょうし、そんな可愛くない子にサンタさんがプレゼントなど用意してくれる訳はなく…そのうえ、どういう訳かクリスマスにはトラウマになりそうな思い出しかありません。

ですので、この時期には毎年「何事もなく過ごせますように…」と祈っております。とほほ…。

waravinoさんへ 

ありがとうございます。

子供の頃は思い出さなかったのに、大人になってふと、そんなことを思い出し、しみじみしました。
普段は荒っぽいけど、子供には優しいおじさんでした。

あのときの真相は、聞いたことないんですが、きっともう本人は忘れちゃってるでしょうね^^
でも、良い想い出です♪

サンタさんは、ほんとうに真心の結晶ですね。

有村司さんへ 

なんと、そんな幼少から、嘘を見抜く力が!!

それはもう、有村さんの能力なんだから、可愛げが無いとかいう次元じゃないんですよ。
私はもう、玉城なみにころっと騙されますから^^
疑わないと言うのは、子供の時だけで、いいですよね。
訪問販売なんて・・・きらいだい(涙

なんか、有村さんの傷に触れてしまって申し訳ない。
ええ、もう、きっと何も悪いことはおこりませんよ。
でも・・・クリスマス企画したら、遊びにきてくださいね^^

ちょっと、ダークでヤバイですが。「RIKU」の番外の予定です。

あ、さっそく骨董屋第3話、読みにいきます!!!

NoTitle 

……そうでしたね。
クリスマスでしたか……。

僕は生まれて一度もプレゼントもらったこと、ありませんでしたね。
クリスマスに。
うちにはクリスマスなんてありません……。

るるさんへ 

ええええ。まさか。
それはマジすか、冗談すか。

もしやものすごい仏教徒だからとか?

今年はきっと来ますよ、サンタさん・・・吉報持って・・・(ToT)/

NoTitle 

本当に童話になっていてもおかしくないほど素敵です。
そのような経験をされた方はきっと心の優しい大人になっているはず。

limeさん、次の作品は童話、行っとこ! 笑。

ヒロハルさんへ 

ねえ。いい話だと思うんですが・・・。

なぜに、私はこんなにドライに育っちゃったか・・・。

童話も読んだこと無いし、涙もろくもないし、ダメな奴です。

昔一度、通信教育で絵本を書いたことがあるんですが、先生に、「シニカルな大人の物語ですね」と、言われてしまいました・涙

NoTitle 

きれいな写真・・・
と、きれいなお話・・・
に、うっとり・・・

まわりがクリスマスです。まわりだけが・・・
自分はそれどころではない。なぜ・・・

でも、サンタのことを信じるか、と聞かれて、
信じる!と、即答した私です。

だから、今年も私のところにサンタは来るのです。
これ、決定事項^^

limeさんのところにも、道に迷いつつも来てくれるんですよね。毎年!

けいさんへ 

うふ。
思い出話に、うっとりしてくれて、うれしいです。
私もけいさんの優しいコメに、ほっこり(*^-^*)

けいさん、毎日いそがしくて、クリスマスに浮かれる時間も無いんですよね。
でも、「サンタさんを信じる」と、即答するけいさんには、エアーサンタさんが、きっといっぱいプレゼントを持って来てくれますよ^^

私のところにも、くるかなあ~~。
また道に迷うかなあ^^

ベランダの鍵、開けてまってますね~。e-489e-267

え?戸締りしなきゃだめ?

NoTitle 

一年中クリスマス!サンタさん大歓迎!!

それにしても素敵な思い出ですね~limeさん。
そういう人情味が溢れるところで育ったんだなぁlimeさんは。ますます惚れます(*^_^*)
そのおじさんの、とっさの機転がすごい。そういう大人になりたいものです。

私は幼稚園がキリスト教だったので、クリスマスは盛大でしたよ~。
もちろん、ちゃんと「イエス様の誕生日」と教えられるんです。

ま、大人になるにつれ、サービス業についていることが多かった私には、クリスマスと言えば仕事の思い出しかありませんけどねぇ~(笑)

秋沙さんへ 

> 一年中クリスマス!サンタさん大歓迎!!

って(笑)。 サンタさん、破産しちゃいますって。

あれ? てっきりこの話は秋沙さんにしたと思ってたんだけど。
うん? 何と勘違いしたんでしょう。(やばい。逆健忘症か)

そのおじさん、いろんなエピソードがあるから、こんどその話も雑記でしてみようかな^^
今思えば、あんなキャラクターは、なかなかいない。

キリスト教の幼稚園だったんですねえ。なんか、憧れるなあ。
クリスマスがイエス様の誕生日だと知ったのは、いつだったでしょうか。
そもそも、イエス様がどんな人なのかも知らなかったから^^;

でも、なんでしょうねえ。
日本の風習より、クリスマスとかハロウィンとかイースターとか、
そんなお祭りってワクワクして夢がありますよね。

お正月にお年玉をあげる風習って、・・・無くならないかなあ(大人の都合っw)

そっか、サービス業はクリスマスが稼ぎ時。
ムーディーに、恋人と・・・なんてのは、難しいですよね^^

NoTitle 

素敵なお話ですねー。
何度も思い返せる思い出。
プレゼントは一つだけど、残るものは一つではないんだなと、改めて思います。
自営業は本当に忙しいですものね。
その姿をご存じだったからこその、ご近所さんの優しさでしょうか。

しかしどこから見つけてこられたのかしら。
貰ったばかりのサンタのブーツを、簡単にくれる子供がいるとは思えないから、探すの大変だっただろうな。
「苦労されたんだろうな」と思い返すこともまた楽し。

素敵なお話ありがとうございます!

ごろちゃんさんへ 

ごろちゃんさん、いらっしゃい^^
(いつも、笑わせてもらっています)

プレゼントもいいけど、こういう思い出は、何にも替えがたいですね。
演出しようとしてできるものじゃない、ハプニング^^

母は一人で田舎の小さなお店を切り盛りしてたので、本当に忙しかったんだと思います。
そこにいたおじさんは、家族ぐるみのお付き合いをしていたおじさんなので、事情がよくわかってたんですね、きっと。

本当に・・・どこで調達してきたのか謎です。
超がつく田舎なので、10キロ四方にスーパーマーケットがなかったんです。
(あ、そのおじさんには、私と同じ年の子供が居たんですが、まさか・・・)
でも、・・・聞かないでおいてよかったです^^
謎のままの方が、楽しいですし。

ごろちゃんさんも、来てくださって、ありがとうございます^^。

NoTitle 

「タイトル見て、なんじゃ? とおもったじゃないですかww 」

↑あ、そうですね~
あははははは、と笑って誤魔化す(--;

道に迷ったサンタかぁ。エピソードしては、物語に匹敵するくらし素敵だけど、こういう心温まるお話が生まれる田舎という背景には、実は同じくらいうっとうしい関係もあるんだよなぁ。

だけど、それでも余りある素晴らしいものが田舎にはあるよな、と思いつつ。

道に迷ったサンタの物語。
なんだ、良いなぁ。
誰か、道に迷わせてみるか!

と、ちょっと思いました。
なんとなく、しばらく過去の雑記にうろちょろさせていただきます(^^;

fateさんへ 

>誰か、道に迷わせてみるか!

誰をですか~~。
いたいけな仔猫ちゃんを迷わせて、いけないことをしちゃダメですょ。
(やってみようかな)

私も実は、田舎が嫌になって、飛び出してきた口です。
田舎暮らしにあこがれるわあ~という声を聞きますが、なかなか、とても大変な場所ですもんね。

でも、飛び出して振り返ると、そこには、普通体験できなかった様々な面白い事柄が沢山ありました。
その経験は、貴重なものでした。

やはり自分のルーツは、捨て去ることができないな・・・、と。

そんな思いが「KEEP OUT」第一章を生みました。
自分の引き出しは、何でも使おうじゃないか・・と。

いつか、すっからかんになるんでしょうけどね^^

雑記には、大したことは何も書いていないんですが、またチラリとのぞいてみてやってください。

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