☆感想(観劇・映画・小説)

(雑記)『私立探偵・麻生龍太郎』、練をどうする?

 ←KEEP OUT4 第6話 ラブホテルの前で   →KEEP OUT4 最終話 淡い想いの行方
『聖なる黒夜』で悩殺され、登場人物のその後を追うべく、この続編を読みました。
 (恥ずかしながらレビューはこちら)

冤罪により、人の道から外れてしまった青年、山内練と、冤罪に加担してしまった刑事、麻生龍太郎。
お互い、殺意を抱くほどに憎み合いながらも、それを上回るほどの愛情を抱いてしまった彼ら。

『聖なる黒夜』のラストで、泣きながら練が心の中でつぶやいた言葉が・・・・(言えませんが)・・・もう、この二人の行く末を見届けずに死ねるか! くらいの激情を、私に抱かせてしまいました。
(まあ、こんな燃えやすい性格なんです^^;)

でも、この『私立探偵・麻生龍太郎』は、彼らの行く末を提示してくれるものでは無かったんです。



これは、一つの、とても良くできた探偵ものです。
彼ら二人も、要所要所で絡んでいますが、単体のミステリーです。

でも、私としては、知りたい!
麻生が練を、どうするつもりか。
「通い猫」のように麻生の事務所に通ってくる練。このまま錬はヤクザの組長になってしまうのか!
探偵になった今でもヤクザを心底憎む麻生は、「お前が組長の杯を受けるなら、もう二度と会わない」というんです。
そして、この物語の最後の最後のエピローグで、やっと錬は雨の中、自分の意思を伝えるんですが・・・・。

もう・・・。麻生のばかやろう!(>_<)  です。

ああ、このまま、モヤモヤしたままで終わらせるのか!
探偵の案件が片づいたって、読者も錬も、救われないのよ! どうしてくれるの、麻生!
・・・と、心の中で叫びながら、この本を閉じました。

しかーーーーし。そんな冷たい柴田先生じゃございません。
ちゃんとこの続編とも言える、別シリーズがあるのです!

『聖母の深き淵』と、『月神の浅き夢』。






これは実はRIKOシリーズと呼ばれる、村上緑子刑事の長編なのですが、どうやら、練と麻生のコンビが、主役を食ってしまったそうで・・・^^;(さもありなん)

私はうっかり、後に書かれた『月神の浅き夢』を買ってしまい、最初の数ページで、『聖母の深き淵』で起こったの二人の大事件を読んでしまいました。(きっちり続きものだったのね)
「麻生、そんなことになっていたの!!」

どうする? ここで止めて、『聖母の深き淵』を読むか?
レビューでは、『聖母の深き淵』は、麻生と練がストーリーを食ってしまって、主人公の関わる事件への入り込みが薄い・・・と、星少なめ。
どうしよう・・・。

でも、やっぱり読まねば。と、いうことで、アマゾンで注文。
それまで、この『月神の浅き夢』は、お預けです(;_;) 

・・・しかしショッキングでした。実は麻生と練は、『聖母の深き淵』と『月神の浅き夢』から、生まれたキャラだったんですね。
『聖なる黒夜』は、そのあと、二人のキャラの人気から、過去を書いた物語だったそうで・・・。

いやあ・・・恐るべし柴田先生。
そして、おそるべし、山内練と麻生龍太郎の卓越した存在感!

もう、こうなったらとことん追いますから。練と麻生。
あんたらの運命、見届けてやるからね!




関連記事


もくじ  3kaku_s_L.png 流 鬼
もくじ  3kaku_s_L.png 凍える星
もくじ  3kaku_s_L.png モザイクの月
もくじ  3kaku_s_L.png NOISE 
もくじ  3kaku_s_L.png RIKU
もくじ  3kaku_s_L.png RIKU・3 托卵
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
  • 【KEEP OUT4 第6話 ラブホテルの前で  】へ
  • 【KEEP OUT4 最終話 淡い想いの行方 】へ

~ Comment ~

NoTitle 

limeさんが遠いところへ飛んでいく(^^;)

市の図書館にも柴田先生あるけれど、どれから読み始めればいいのかわからなくなって退散しました(え)

どれも分厚いんだもん(^^;)

ポール・ブリッツさんへ 

いや! 厚いんですが、すぐに読めます!

柴田先生の文章は、「え?これ、私が書いた文章?」くらいに、肌になじんで、す~~~っと入って行きます。

ポールさんなら、一冊3日で読めるでしょう。

そうですね、お勧めはもちろん『聖なる黒夜』ですが、ポールさんには、えぐいかも(笑
男性読者にも人気なんですが・・・。

男性読者に人気なのはRIKOシリーズです。
この『聖母の深き淵』と、『月神の浅き夢』など、どうでしょう。
もっと前からシリーズは始まってるんですが。

私、あまりにも女性読者の心理をつくこの柴田先生、女性じゃないかと思うんですが・・・やっぱり男性なのかな。

NoTitle 

略歴

被服会社、病院、出版社等に勤務し、結婚、出産の後に退職、子育てのかたわら小説を書くようになる。1995年、『RIKO -女神(ヴィーナス)の永遠』で第15回横溝正史賞(現在の横溝正史ミステリ大賞)を受賞してデビュー。(Wikipediaより)

なにかの拍子にお会いしたら失礼がないようにしましょう(笑)。

ポール・ブリッツさんへ 

そっかあーーーー!
やっぱり!

高村先生の時は、「絶対男性だ」と思ったんですが、柴田先生は、文章が、というより、心の掴み方が絶対女性的だと思ったんです。

でも、男性ならではのグロさや、素っ気なさや、気取らなさもあって、すっごく悩みました。
。。。まあ、どっちでもいいんですがね^^作品が面白ければ。

何かの拍子に・・・って、会えるわけないじゃないですかw大阪にいたら・涙

NoTitle 

ははは。良いですね~。limeさんの追っかけ、健全です。

そんなにキャラが生き生きしているお話、読みたい・・・
けど、読めないの・・・

だから、limeさん、追っかけのその後も宜しくお願いしますね^^

けいさんへ 

えへへ。
相変わらずのわたしです(●´艸`)

け・・・健全ですよね? やばくないですよね? よかった~~^^

けいさんにも読んでほしいけど、きっとハードすぎてひっくり返ってしまうと思うので、
私の報告を、笑って読んでおいてください。
(優しいのか、押しつけなのか)

けいさんが読んでくれるので、レビュー(これレビューなの?)もがんばります!!

NoTitle 

これはヤバそうですね~。
漫画でも小説でも、「シリーズ物」に弱い私。
読んだら絶対にハマりますね。

時間が欲しいなぁ。
または分身が欲しい。読書担当、執筆担当、音楽担当、家事担当、とか(^^;

秋沙さんへ 

やばいですよ~~。ぜったいハマります。
警察小説としてもすぐれていますし、なによりも、キャラの描き方が、神業!!

どの登場人物も、すごく魅力的なんです。
ヤクザも、おばちゃんも、女刑事も、・・・そして主役の二人e-266
もう、『聖なる黒夜』の最後の練なんて・・・・思い出すだけで泣けて来ます。
もし、書店に寄ったら、最初の4ページくらいだけでも読んでみてください。
導入部分として、最高です!!
あ!今、アマゾンから本が届きました。読みます!

分担できる自分がいたらいいなぁ~。コピーロボットみたいに。
でも・・・・家事担当は、ぜったい、ぜったい私はやりたくないですーーー(>_<)

NoTitle 

は・・・「ハードすぎてひっくり返る」!?
西幻もひっくり返りそうですか?(マジメ

西幻響子さんへ 

西幻さんは、大丈夫です!( ̄▽ ̄)

断言!

・・・これ以上語らせますか?ww

NoTitle 

高村薫先生は男性に思えたんですか。

まあさすがに、初期作品を読むと、誰がどう読んでも海外の男性作家ですよねえ(笑)

わたしも「女流作家の作品とは信じられないなあ」と、初読のときに思ったものです。

懐かしいです。

ポール・ブリッツさんへ 

だって、ぜったい女性の文体じゃないですよ~、高村先生。
初めて読んだのが『黄金を抱いて翔べ』だったし。
あのメカニックマニアっぷり。
女性よりも、男性の内面描写がおもいっきり凄い。

でも・・・・ところどころにポワンと香る、艶が・・・。

あのギャップにやられるんですよね~~。

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

~ Trackback ~

トラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【KEEP OUT4 第6話 ラブホテルの前で  】へ
  • 【KEEP OUT4 最終話 淡い想いの行方 】へ