☆感想(観劇・映画・小説)

(雑記)バーチャルで「李歐」の軌跡を辿ってみる。

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相変わらず、じわりじわりと楽しみながら、高村薫の『李歐』を読んでいます。
あまりないですかね、読書の途中経過を書いて行くって・笑
ちょっとずつ読んでます。
ワンシーン、ワンシーン、一言一言がじわじわと体にしみこむ感じがたまりません。

さて、今回は感想ではなく、昨夜ちょっとやってみた遊びが妙に感動的だったので、
バカだと思われるのを覚悟で書いてみることにしました。

高村薫の小説を読んだことがある方ならご存知のように、その状況描写、説明がとてもきめ細やかです。
その土地、場所の説明も然り。
舞台になるのは大阪が多く、大阪在住の私には、キタやミナミ、御堂筋線界隈なんかが出てくると、
「ああ、そう。そこは知ってる!」とワクワクしてしまいます。
で、「あ、もしかしてこの通りに進めば、李歐のたどった道をいけるのかもしれない」と思い付きました。

そこで取りだしたのはiPodに装備しているのグーグルアース。
もう、説明はいりませんよね。あのグーグルアースです。
世界各地の詳細な上空写真のみならず、その地上まで視点を降ろし、幹線道路、路地までバーチャルで入りこめてしまう機能です。

手始めに「ある目的」のために李歐と一彰が車で走る、その軌跡をたどってみました。
(読んでない方のために、目的の詳細はひかえますね)

グーグルアース起動。大阪へフォーカス。
焦点を地上に近づけ・・・国道172号線を入り港区へ
まずは李歐と一彰の待ち合わせの場所へ行ってみます。

尻無川と三十間堀川と天保山運河を四方に囲まれた貯水場・・・・・・。「あ! あった」
小説は30年くらい前の日本ですが、それらしき場所が確かにそこにあります。

そしてそこから二人は軽四輪に乗り、国道43号線に入り、大正区へ
目指すのは住之江区平林の貯木場
けれど上空写真からでは、その場所がわかりません。
地上に降りて、李歐と一彰の目線と同化してみることにしました。
さあ、幹線道路に降りてきました!
前を行くトラックの後ろを走ります。

記述に従い、大正通りの先端でスピンして左折
行く手には千本大橋のループがあった』・・・とあります。

ループ??・・・・あ!あれだ。
前方にぐるりと螺旋を一回転して登る橋が出現しました。
文章に従い、慎重に私もモニターを操作して登って行きました。

『そのループを猛スピードで回り切って登った先には・・・・』
おお、本当だ!
記述通り、木津川上空。そして海辺の鉄工所の風景が広がります。
360度、どの方向も見ることが出来る機能はさすがですね。グーグルアース。
彼らと同じ風景を見てるんだと思うと、なんだかわくわくします。(彼らは夜でしたが)

ループを降り、木津川沿いを下り、埋立地と工場を眺め、
『目指す平林の貯木場に近づいているのを感じた』という一彰の記述に従い、
視線を上空に上げてみました。
そして俯瞰で見下ろすと、そこには平林の貯木場が広がってるじゃないですか!
「おおおおお」
なんか、鳥肌。さっきは見つからなかったのに。

深く広い貯水池に、たくさんの木材がぷかぷか浮いているんですもん。
30年前から、ここはこのままだったんですね。

そして、この場所で彼らのある計画が実行された。
う~~ん。トリハダ。
楽しい。

グーグルアースの意外な楽しみ方を見つけてしまいました。
登場人物と同じ目線で移動する。
入り込んではいけないところまで入り込んでしまったような高揚感がありました。

さて、そんなことばかりしてないで、先を読もう・笑
でも、ちょっとハイテンションになるバーチャル体験でした(*^_^*)



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~ Comment ~

NoTitle 

limeさん、いつまでその遊びが続けられるかな? ふっふっふっ(意味深な笑い)

ところで、「このささやかな眠り」読了しました。

絵に描いたようなネオハードボイルドですね。

それじゃ疲れたのでわたしも寝ますぐーぐー(まだ昼なのに……)

ポール・ぶりっつさんへ 

え??
なになに? そんな遊びも出来なるなるような展開なんですか?

んんん。ど、どうしよう。読みたい・・・でも、もったいない。

そうですねえ、ネオハードボイルド!

でも、本領発揮するのは3作目からなんですよおおお! 

おやすみなさい ( ^∀^)

NoTitle 

僕もその遊びをした事がありますよ!
「耳をすませば」の舞台、聖蹟桜ヶ丘です。
『うわ!?映画とソックリ!』『あ!ここも!』と、雫ちゃんが歩いた
いろは坂をズンズン突き進んでしまいました。
このまま進んでしまうと目的地であるロータリーまで行ってしまいそう
でしたので中断しましたよ。 数日後に東京旅行が決まっていましたので。

しかしながらグーグルアース、驚愕の機能ですよね。
旅行などの下調べには便利な機能と思いますが、道に迷ってしまったゆえの
≪発見≫というモノまで無くなるかもしれないのは少々もったいないですね。

蛇井さんへ 

ははは。
蛇井さんもやりましたか。
「耳をすませば」も、ちゃんと実在した場所が舞台なんですね。
あんな綺麗な場所があるのかあああ。
きっといろんな人がこの遊びをしてるんでしょう。
今更・・・でしたね。

本当にグーグルアースって怖いくらいに優れた代物ですね。
プライベートの侵害だと問題にもなりましたが。

でも、すぐに道に迷う私には、就職活動していた頃に欲しかった・笑

でも、方向音痴の私は、きっちりグーグルアースの中でも迷います。
それに、知らない山岳地帯や海のど真ん中に出たときの恐怖感って、すごいですね。
なんか、ぞわ~~ってします。

NoTitle 

グーグルアースのストリートビューが気になります。
やってみたいのにPCが低すぺのせいで・・・

動かない&フリーズの嵐です。

ふぅ。です。

NoTitle 

あははは。
やっぱりみんなやるんですね、グーグルアース(笑)

私は大阪に疎いので、「李歐」を読んでいるとちょっともどかしくなることも多々ありまして。
もちろん、大阪を知らなくとも、その文章からいろいろな情景は目に浮かぶんですが、もし知っていたらもっと伝わってくるものが具体的になるんだろうなぁ・・・と。空気感とか聞こえてくる物音とか。

私は時々、グーグルアースで、数少ない海外旅行をもう一度振り返って歩いたコースをたどってみたりしてます。イタリアとかスペインとか。
本当に行った場所だと、映像を見ているだけであの空気を思い出すような感じで、もう一度追体験できちゃうんですよね~。ヤミツキ。

一回くらい、読んでくださった方がグーグルアースでたどりたくなるような、ご当地物(笑)を書いてみたいな(^^)
横浜を舞台にしたお話でも書いてみるか。

NoTitle 

昨日は昨日で、さらに夜を徹して「わが手に拳銃を」を最後まで読んでしまいました。

あっちでも李歐と一彰はらぶらぶ(おい)ですが、らぶらぶの力点とそれからの展開はちょっと違います。

なれそめの部分は「わが手に拳銃を」のほうが詳しく書けていると思います。

どっちがいいかは人それぞれですが、

わたしは初読時の衝撃と、「李歐」ではまるまるカットされていた印象的でかっこよくて大好きな李歐のセリフがあるぶん、「わが手に拳銃を」のほうが好きかなあ。

……そして思わず買ってしまったハードカバーの古本により、limeさんの本棚は圧迫されるであろう、と預言者エレミヤは語った(笑)

ねみさんへ 

そうなんです。
PCでは、めちゃくちゃ容量食いますからね。
大変です。
その点、iPhoneやiPodのアプリは軽くてサクサクですよ。
画面は小さいですが、ポケットに世界を閉じ込めた感が、ナイスです。

秋沙さんへ 

あ!私もやりました。
旅行に行ったところを歩く・・。
でも、今一つ場所の名を覚えて居ないのが残念。

中国を放浪した時も、わけのわからない路地をうろついてたので
探せなくって・・・。
もし見つかったら感動でしょうね。

私は小説に出てくる場所は特定せずに書くんですが、秋沙さんはどう?
私の場合、知識的に舞台が大阪になってしまうので、それもいろいろ不便・笑

でも、びしっとご当地ものを書くのもいいかなあ・・・・。

ああ、李歐がね、・・・いいんですよ。(もう、わかったって・笑)
読むのがもったいない・・・・でも、読みだしたらとまらない・・・・。
どうしよう(T_T)

ポール・ブリッツさんへ 

そ、そんなこと言われたら「わが手に拳銃を」、読みたくなるじゃないですか!!
いや、絶対読もう!!

今、「コウモリ」です。
あああ、李歐がいない間の一彰が・・・・。と、泣きそう。
ドキドキします。
まるで自分の運命のように気になる。
そして、拳銃が欲しくなる病気勃発!
もともと好きだったんです。子供の頃、おもちゃのピストルで遊んでましたから。
あのフォルムの描写に心酔します!

よし!
次は「わが手に拳銃を」です!
ハードだろうが、何だろうが、ぜったい読みます!!

(こりゃあ、しばらく抜け出せないぞ・・・)
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