僕らの相対論2・シュレーディンガーの猫の章

僕らの相対論2 最終話 だから彼は語らない

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「僕らの体は何でできている?」
と光瀬が言うと、ソラは得意げに「細胞」と言った。
「うん、だけどな、もっともっと細かくしていけば、どうだ?」
「分子?・・・あ、元素、・・・電子・・・素粒子!」
「うん、そうだな。電子も素粒子だ。いまのところ、これ以上分解できないとされている最小単位が素粒子。素粒子のいる世界、それが量子の世界だ」
先生と生徒のような、微笑ましいやり取りが始まった。
僕はただじっと聞くことにした。

「そして人間だけじゃなくて、この星もこの宇宙も、すべての物質は素粒子でできている。どんなに調べたって確立でしか表せないような、不確かなものの集合で、この世界はできてる」
「何か妙だね」
「妙だろ? この世界は、実はとってもあやふやなものなのかも知れない」
「人間も?」
「うん、人間も」
光瀬はニコリと笑った。

「素粒子ってやつは観測しても、とびとびの値しか出ないんだ。ほら、ここからキッチンまで歩いたとすると、普通それは途切れることのない、一連の動きだろ?」
「う・・・うん」
「でも素粒子・・・つまり量子の世界の住人は違うんだ。ここに居たと思ったら次はあそこ。その次はもっと向こうに居る。『間』が無いんだ」
そうだ。確かにそんなことを授業で習った気がする。僕も興味深く聞いた。
「なんだかユーレイみたい」
ソラが笑った。
「うーん、幽霊か。ちょっと非科学的だな。これって、何かに似てないか? 比奈木」
「え? 僕?」
急に振られて、ボーッとしていた僕はドキリとした。
居眠りをしていて怒られた中学時代を思い出す。
「何だろう。とびとび・・・って」
「とびとびなんだ。間だが無い。0(ゼロ)か1なんだ。0.5とか0.7とかは無い」
「あ? コンピューター? 2進法のコンピューターだ」
「そう。あれほど複雑な処理をやってのけるコンピューターの頭脳はすべて0と1だよね」
「とびとびで、間だが無い。0と1以外は無い・・・」
僕は何とも不快な気分になっていた。
なんだ、この気持ちは。
「なんか、妙な気分になってこない?」
まるで心を見透かしたように絶妙のタイミングで言った光瀬を、僕は見つめた。

「この世には知らない方がいいってことだって、あるのかもしれないよ。デコヒーレンスで壁を作らなければ知られてしまう何かを、『彼』は隠しているのかも知れないね」

「彼って、誰?」
「彼は、彼だよ」
光瀬はニコッと笑った。
「そっかー。人間が頑張ってコンピューターを作ろうとするのは、神様の真似ごとなんだね」
子猫の頭をなでながら、ソラはつまらなさそうにポツリと言った。
正解であるはずのないその呟きは、なぜか僕をドキリとさせた。

「なあ比奈木。僕らは量子論を学ぶけど、量子というのは到底理解出来る領域じゃないんだよ。難解な一般相対性理論を100%理解出来る人間が、この世に例えば3人居たとしても、量子を100%理解出来る人間はこの世には一人も居ない。無理なんだ。どんなに頑張ってもさ」

「だから・・・」
僕は口ごもった。けれど、僕の代わりにソラが続けた。
「だからシュレーディンガーの猫は成立しなかったんだね。邪魔されたんだね、彼に」
訳知り顔のソラに、光瀬が笑いかけた。
「そう。この世には知らない方がいいって事もあるってことさ」


コロコロコロと、ピンポン玉が僕の足元に転がってきた。
それを追ってまたふわふわの白黒の毛玉が転がって来る。
この可愛い生き物も、「とびとび」で出来ているのか。

「なんか、シュレーディンガーの猫って、すごい問題を含んでるんだなあ。そんなこと、思っても見なかったよ」
僕は真顔でつぶやいた。
「比奈木は素直だなぁ」
「え?」
「信じたの? 今の」
「・・・え?」
「まさか信じちゃった? ちょっとでも」
「なに? ウソだったの?」
大きな声に反応して子猫はぴくりと体を固くした。
「ウソも何も、俺ごときがそんな謎、解けるわけないだろ? 量子の世界の謎を。俺に分かるのは・・・そうだな。シュレちゃんがこの実験に猫を使ったのは正解だということだけだよ。インパクトを狙った戦略であり、人々の記憶に残るためには成功したってことかな。腹立たしくはあるけど」
光瀬は子猫を抱き上げ、その鼻先にキスをした。
ボクにも抱かせてと、横でソラがはしゃぐ。

ミラクルワールドの扉を開きかけた気分だった僕は、一瞬にして現実に引き戻された。
いつもの僕ならここで不機嫌になるところだが、今はそんな気分になれなかった。

僕を作っている素粒子たちが、とびとびに僕の中を移動しているのを感じた。
本当は、この目の前にいる男は、全てを知ってナイショにしているのかもしれないという、バカバカしい考えが漂っていた。

「知らない方がいいってこと、あると思う?」
僕がポツリとそう訊くと、光瀬はゆっくり振り返った。
「あるかもな」
「じゃあ、物理学を追求することは怖いことなのかな。それとも意味のないこと?」
僕がそう言うと光瀬は、子猫をソラにそっと渡しながら笑った。

「そんなこと考えなくていいさ。物理は『ロマン』なんだよ。いつも言ってるだろ?」
「・・・ああ、そうだったな」
「ロマンは、追い求めるために存在するんだ。そういうもんさ」
「そういうもんかね」

僕も笑った。

ほら。光瀬のオチはいつだって、くだらない。



               (END)




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「僕らの相対論2 シュレーディンガーの猫の章」にお付き合い戴きまして、
誠にありがとうございました。

最後まで読んでくださって、本当に感謝します!!m(_ _)m





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~ Comment ~

NoTitle 

なるほど~~~~。
きれいに「ロマン」というところに落ち着きましたね(笑)。

いや、面白いですよ、このシリーズ。好きだなぁ。
(もちろん、白昼夢やラビットのような「思い入れ」に関してはどうしても薄いのですが)(笑)。
やっぱりlimeさんのお話はキャラが立っていて素晴らしいです。
いつのまにか、この二人の組み合わせに引き込まれていました。

さて、次は何が始まるのかな~。o(^o^)o ワクワク。

秋沙さんへ 

なんとか落ち着きました・笑
そうですねえ、私も、白昼夢やラビットやRIKUとは、まったく違う感覚で書いていました。

切なさも特別な思い入れも無い分、ちょっと違った作風になって、それはそれで気に入ってます。
ただ、読者様には分かりにくくてもうしわけなく・・。
作者の、趣味に突き合わせてしまった感じで・笑

最後までお付き合い、ありがとうございます。

次回作、新作だけど、新作じゃない! ご期待ください。
(いいのか、そんなに期待させて・汗)

NoTitle 

根がSFファンなのか、「謎ってなんだろう」と真剣になって考えてしまうやつ(笑)

ほんとうにシュレーディンガーの猫のパラドックスは成立していないのだろうか。

そこから恐ろしい結論が……考え出せるほど頭よくない(^^;)

まあちょこちょこヒマ見てショートショートでも書きますかなあ。

そのときは非公開コメントでお見せするのでよろしく(ってなんてやつ)

ちなみに「李歐」は情けないことに中途で読むのが止まっています。今晩あたり読むか。

ポール・ブリッツさんへ 

う~ん、かなりベタな線で、謎の正体を匂わしたんですが・笑
でもまあ、あれは光瀬の空想ですから、いいんです。
物理の真髄には、神の意志を感じる・・・。
そんなことをちらっと感じていただければ。

ここらへんは、ぼんやりと、なんとなく謎めいた香りで終わりたかったんです。
結論づけてしまうのは野暮ですもんね。
物理はロマンですもん・笑
ポールさんのお話、楽しみにしています。

私は「李歐」大好きです!
なんか、酔いながら読んでます。じっくり、ゆっくり。

 

光瀬くん凄いです~まるでソラ目線のワタシ。また会いたい。素粒子とカミサマのくだりがドキドキでした。あんまりよく分かってないんだけど。でも今度、宗教の勧誘のヒトが来たら撃退…少なくとも煙に巻く位は理解したかも。よしっいつでもかかって来い!

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NoTitle 

というわけで「シュレーディンガーの猫」ネタのSFショートショートができたので、お約束どおりお見せしました(^^)

それにしてもちくしょうFC2の禁止ワードめ……小説がマヌケになっちゃったじゃないか(^^;)

この小説は後で肉付けして投稿用の短編小説にしたいと思いますので、ネタをばらすのだけはごかんべんを……(^^;)

しょごたんさんへ 

いらっしゃいませ~♪
はじめまして・・・・ですよね?

「僕らの相対論」を読んでくださったんですね。すっごくうれしいです。
ええ、私だって分かってませんから、安心してください(爆

お、あそこにドキドキしてくださるとは!感激です。
ええ、怪しげな勧誘には、量子論を持ちだして撃退してください。
ダメだったら光瀬を呼んでください・笑

彼らにまた会いたいと言ってくださって本当に嬉しかったです。o(^-^)o

ポール・ブリッツさんへ 

SS,早速読ませて頂いてありがとうございました。

私のとはまた全然違う、結構ハードなシュレーディンガーの猫になりましたね。
あの短さがちょうどいいです。
肉付けしたらもっと長くなってしまうのかな?

これくらいのショートでも受け付ける募集があるんですね。
長編ばかりかと思ってました。
朗報を待ってます。

NoTitle 

>受け付ける募集があるんですね。

……ないです。v-390

そこがわたしのいちばんつらいところで……。

肉付けして最低でも50枚くらいにしないとどこも受け付けてくれへん(^^;)

長編支えるアイデアでもないしなあ。

まあそれなりにがんばります。

とほほほ。

ポール・ブリッツさんへ 

あ・・・・・ないんですね (^_^;)

悪いこと訊いちゃったな。

50枚か・・・・。それはかなり中編になっちゃいますね。

でも、頑張ってください!!

NoTitle 

光瀬くんの理論はともかく、比奈木をからかいたい彼の気持ちが良くわかる。
次回作も楽しみにしています。

Route Mさんへ 

そうなんでしょうね。
光瀬は比奈木をからかいたくてしかたないんでしょう。
比奈木も大変です。

次回も、覗いて見てやってください。
ちょっと毛色の変わったウサギさんですが・・・。

NoTitle 

光瀬になのかlimeさんになのか。
煙にまかれたような・・・
だけどそれでいいよねと思わず納得したような。
噛むほどに味が出てくるような
とても味わいのある作品でした。

こっちはスゴい雨なの。
まるで台風みたい。
って台風だよ!
はい、マンマのツッコミをありがとう。
へへ

ぴゆうさんへ 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます!

そうですよね、なんとも煙にまかれたような^^
結局、この、とらえどころのない、不思議な世界観が、光瀬のいうロマンなのかもしれません。
追いかけても追いかけても、その実態を見せてくれない素粒子。
それなのに、この世はその、不確かなものでできている。

この世は、それ自体ファンタジーですね。

大阪も、今日は寒いくらいです~。
うん。
台風ですwww

さすが光瀬くん! 

こちらに戻って最後まで拝読させていただきました。
なんか、さりげなくものすご~く、大事なことを話し合ってますよね。
宇宙の真理があるとしたら、それに触れるくらいに大事なことを。
fateは物理学なんて難しい世界は分かりませんが、もっと根本的なものと重なりますな。
どの道の権威も、結局、宇宙真理に行きつくみたいに。

人は無意識下で宇宙とつながっているものだから、答えは本当は誰もが知っているんだろう、と思わせられます。
人体は小宇宙ですから。

そういう深淵を子猫と無垢な少年の目線でかわいらしく語る!
素晴らしいです。

他作品にもまたお邪魔させていただきます(^^)

fateさんへ 

「シュレーディンガーの猫」、最後まで読んでくださってありがとうございます^^
光瀬同様、はったり大好きな作者のいたずら的作品です。

そうなんですよね。
人間の体って、それ自体が小宇宙。
そんな神秘なものを持っていながら、その実態をあまりにも私たちは知らなさ過ぎます。
分子物理学にしても、医学にしても、精神というものにしても、この世は謎だらけ。

でも、もしかしたら、実はびっくりするほどシンプルなものなのかも・・^^
そして、それを気付かれないように、何らかの力が働いていたりして。
とか。

戯れながら、ふざけながら、そんなことを語らせてみたいなあと思ったんです。
もちろん、光瀬の話なんて、信じちゃいけませんよ^^
いいかげんな奴ですから。

fateさんのおかげで、また私も読み返してみました。
また光瀬と比奈木を、遊ばせてみたいな・・・なんて、ふっと思ってみたり。
いつかまた、二人が復活したら、会いに来てやってくださいね^^
(何年先になることやら・・・)

NoTitle 

難しそうな話しなのに、光瀬が語るとロマンになっちゃうんですねー
いや、limeさんが語るのかー(笑)

それにしても、光瀬はきっちりインパクトを残して記憶に残るキャラになりましたよ。
素直な比奈ちゃんも相方としてばっちり。

オチは最高でした^^

けいさんへ 

おお、ひねくれ者の光瀬のお話、最後まで読んでくださったのですね。
うれしいです。

小難しい話を持ち出してはいますが、このお話は、「光瀬が、素直で単純な比奈木を、いじってみる」お話です(爆

そして、ちょっとばかりこの世界の不思議とロマンを感じていただけたら、嬉しいです。

光瀬と比奈木がけいさんに気に入ってもらえて、感激です。
いつも読みに来ていただいて、本当にありがとうございます♪

一気に拝読…! 

こんにちは。

取りあえず、仔猫のシュレちゃんと空君の問題が一挙解決してすっきりしましたが…物理の世界はどうも難解です。

物理に…というか宇宙の摂理に物理の観点から挑みながら生活している比奈木君や光瀬君の「日常」を文学的観点から見る…というlimeさまのロジックは、さらっと書かれてはいますが、深いものを感じました。

キャラクターとしても、とても魅力的な三人でしたし、面白かったです。
さて、次はどれを読ませて頂こうかなあ…。

ありがとうございました。

有村司さんへ 

楽しんで戴けて良かったです。

小難しい話で、ごめんなさい^^。私も100%理解できない世界を舞台にしてしまいました。
でも、それだからこそ感じるロマンもあるわけで・・・。

さぐりさぐり、青春を謳歌している光瀬や比奈木、ソラを、気に入っていただけたなら、もう最高です。

いつも沢山読んでくださって、恐縮です。

他の作品は、けっこう重いのが多いんですが・・・大丈夫ですか?汗

飲み口爽やか!って違いますね。^^ 

そんな、爽やかなホップの香りと香ばしい麦のコクのビールを飲んだような、読み応えでした。
光瀬くんのキャラ、好きです。結構笑わせて頂きました。
彼の小難しい物理の話も、実は私と相性宜しそうで興味深く、私もソラくんと同じ目線で彼を見つめちゃいそうです。
(瞳にハートが入ってるかも)
オカルトやバイオパニックや怖いものが好きな私には、このきわどいスリルが一服の夏の涼をくれました。
楽しかったです。

銀さんへ 

銀さん、いらっしゃい~~!

まさか、相対論2に来ていただけるとは。うれしいです^^
かなりマニアックな物語でしたが、楽しんでいただけてうれしいです。

変わり者の光瀬を気に入っていただけたのですね。
銀さん、じつは光瀬タイプだったり??

理数系の苦手な私には、物理学は敬遠の学問でしたが、ひとたび扉を開くと、とても神秘的なミラクルワールドでした。
銀さんはオカルトやバイオパニックや怖いものが好きなのですね!意外です。
私はホラーは苦手なのですが、科学に基づいたサスペンスは大好きで^^

私が書くと、こんなに平和的な物語になっちゃいますがww

光瀬のような子がいたら、私も一緒にずーーっと話を聞いてしまいそうです^^
銀さんといっしょに。

むずかしくはありましたが 

ラスト、納得しました。
光瀬くんの言ったことは嘘だったにしても、「この世には知らないほうがいいってことはある」というのは私は真理だと思いますよ。

男の子同士のコンビはいいですね。
書いてても萌え=^_^=だったりします?

このコンビのお話も、番外編でも続編でも、また書いて下さいね。
私のやってたコンビバトンも、光瀬くんと比奈木くんでいかがですか? 読んでみたいです。

あかねさんへ 


あかねさん、最後まで読んでくださって感激です。
ちょっと趣味に走ってしまって、読者様には申し訳なかった感もありますが。
光瀬の言葉を、ちゃんと受け取ってくださって嬉しいです。
でも、あいつは信用しない方がいいです(爆

> 男の子同士のコンビはいいですね。
> 書いてても萌え=^_^=だったりします?

男の子同士は、楽しいですね。
でも、この二人に関しては、全く萌がありませんでした。
私の作品には珍しく、作者が完全に「お笑いコンビ」として作り上げたキャラです。
う~ん、残念だww

この二人の続編を書こうと目論んではいるのですが、ちょうどいいテーマが見つからず。
あまりややこしい説明無しで、物理学の迷宮に連れて行けるテーマを、模索中です^^

ああ~、バトン、作者的にはやってみたい。
でも、この作品を知る人が、あまりにも少なくて、ちょっと諦めモードです。
やはり、マニアックだったかなあ・・・。

NoTitle 

私にとって物理は恐怖。
ある意味、とっておきのミステリー?(笑)
だって最高得点49点だったもの(T^T) クゥ・・。
置いといて・・。(汗)

「正解はこれ!」というはっきりとした答えの出ないもの。
私、大好きです♪
受けとめ方や考え方で、何通りもの分岐点があって枝分かれしていくような・・
たどり着いた場所が正解かどうかは
たどり着いた本人にもわからない。
正解でもあり、不正解でもあるかもしれない。
その曖昧さがロマンなのではないかと・・。
なんかまたとんちんかんなコメントになってしまってる感満載ですが(´・ω・`A

私、光瀬君となんやかんやと、ずーっと語り合えそうな気がします^^

akoさんへ 

わあ! akoさん、もう全部読んでくださったのですね!
物理が苦手ということなのに、申しいわけないです><

でも、実は私も授業の物理は本当に苦手で、いつも計算で泣いていました。
この私が、大人になってなぜか、宇宙物理学にはまってしまったのです。

だからこれは、文系の頭で書いた、フィクションです^^
ロマンです。
光瀬と比奈木の、コメディです^^

そうなんですよね、正解なんてないんです。
そして、未だに宇宙がなぜ生まれたのか分かっていない。
有名物理学者が集まって、ゆめ物語のような論争をしているのが、楽しいです。

今、いちばん熱い理論は、「宇宙のすべての物質は、超ミクロのヒモで出来ている」というのです。
超ひも理論!
ね? 楽しいでしょ? でもこれ、本当らしいです・・・。

ああ、akoさん、全部読んでくださったのですね!
本当にうれしいです。
そして、なんだかお別れのようで、ちょっと寂しい。
もしよかったら、更新中の作品を、思い出した時に読みにきてくださいね^^
私は毎日おじゃましますよ~~!

遅ればせながら 

読み終わりました(*^_^*)
つまり、「われ想う、ゆえに我あり」ですね。私が思わなければ、この世界はないし、私もない。そして観測した時点で、観測という動きによって何かが変化する。これは因果応報?
哲学と物理学って、昔から切っても切れない関係であったですものね。そうか、仏教経典も見直した方がいいかも?? もしかしたら、宇宙の真理は曼荼羅に書いてあるかも!……なんちゃって。
熊本にいる間に、これまでの少ない睡眠時間を取り戻すように寝ていたので、テレビをつけながらも朦朧状態でしたが、NHKで「宇宙の全てを解き明かす公式」の番組をやっていましたねぇ。
式が並んでいると、私にはなんのこっちゃですが、物理頭の人にはあの公式が書き殴られた黒板がすでにロマンなんですよね。
光瀬くんも、真も、きっと公式を見てうっとりするんだわ。そう言えば、ロボットを作っている人の頭の中には、いつも設計図があるんだとか。本当に、同じ脳なのに、不思議。
でも、公式を追い求めすぎておかしくなっちゃった人もいるようですから、ぼんやりとロマンを感じているうちが花なのかも。この世の物質、何を見ても公式がうじゃうじゃ見えるような頭だと、結構大変そうですもの。
その点、光瀬くんは自己流解釈で楽しく解析しているようなので、安心ですね。
このパターンの小説、とても面白い試みだけど、limeさんの御苦労もちょっと垣間見えるようで、別の意味で興味深かったです。
また何か降ってわいたら、続編を書いてもいいなと思うけれど、なかなか降ってこない…ってパターンですよね。でもある時、不意に降ってくるのかも。
読者としてはそれを待ちましょう(*^_^*)

大海彩洋さんへ 

このシリーズも、最後まで読んでくださってありがとうございます^^
もう、この物語はたぶん、哲学とかそんな大それたものじゃないのです。
現実とその公式、というか考え方がリンクした瞬間に、「あれ? これ、あれに似てない?」と、ふっと思ったくらいな、軽いノリで^^。
宗教や哲学は、きっと光瀬の頭の中には、小学生レベルしか、ないんじゃないかと思われます。
生粋の物理バカ(笑)
この物語のコンセプトも、ちょっととっつきにくい感じの理論で、遊んでしまおうという、子供じみたものなのです。
物理に詳しい人が読むと、「それはそうじゃない」と、思われてしまうかもしれないのですが、
光瀬もきっと、そのへんはわかった上で、比奈木とじゃれているのでしょう。
そういえば、真も宇宙物理学の専攻でしたもんね。
彼が感じる宇宙と、光瀬が感じる宇宙とは、同じ公式で表されても、見えてくるものが違うんだろうなあ。
真は、宇宙を自分の体内に取り込んでしまうほど、宇宙と一体化してしまいそうなイメージがあるので。
光瀬は、大海さんがおっしゃるように、公式を見てうっとりする、常人とちがう複眼をもってそうです^^;

軽い、物理学コメディとして書き始めたのですが、難しく捉えられてしまいがちで、そこが難しいところでしたね。
光瀬の変人ぶりを、ただ笑って欲しかったのですが、物理学的説明などが多くなってしまって、ちょっと失敗してしまったのかもしれません。
でも、書いてる本人は結構、楽しかったので、これはこれでいいかな・・・なんて^^
このふたりのキャラも気に入ってはいるんですが、物理を離れたところで成立しない住人たちなので、困っています>< なにかまた、ふっと馬鹿らしいネタが思いつくまで、しっかり眠っていてもらおうと思っています。
このお話にも、丁寧にお付き合いいただいて、本当にありがとうございました!

あれ? コンプリートですか!? あれ? あとはあいつだけかな??
大海さんには拙作のすみずみまで読んでいただいて、本当に感謝です。なかなか新作が書けないでいますが、これからも亀更新に、お付き合いくださいね^^
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