☆感想(観劇・映画・小説)

ミステリーに恋をする

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Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1988/08)
エラリイ クイーン宇野 利泰

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初めて推理小説を読んだのは中学2年の時だったと思います。
エラリークイーンの「Yの悲劇」。

衝撃的でした。
最後の数十ページになると我慢できず、学校で休み時間になるのを待って読みました。
ふだん文学少女でもない私がそんなふうに本を読んでいるので、友達は不思議そうでしたね・笑
「ちょっと待って、今、いいところなのよ」って言いながら読み、ついに最後の一行を読んだ時は
「え~~~!」って声を出した記憶が。

ミステリー初体験の純粋さからなのか、その構成の秀逸性からなのか、衝撃的でしたね。
神秘的で、美しさも感じられ、何よりも耳の聞こえない探偵ドルリーレーンのかっこよさにしびれました。

その後、X、Z、ドルリー・レーン最後の事件、いわゆる4部作を読み、
探偵エラリーが登場するシリーズをすべて制覇しました。
エラリーがまたかっこいい。スマートで、紳士で、頭脳明晰で、でも、かわいらしい。

すべて読み終えると、熱しやすく冷めやすい私はぴたりと小説を読むのをやめ、
洋画の世界にハマってしまうのですが、就職して通勤時間に暇を持て余すようになって
再び日本のミステリーを読み始めました。

8年くらいいろいろ読み続けました。
どれも面白かったんですが、不思議と記憶に残らないですね、ミステリー。
中学校の時に読んだ小説は鮮明に残っているのに。

記憶力低下の問題でしょうか・笑

たぶん私はエラリーやレーンに恋してたんですね。
登場人物が好きでたまらない。だから物語に深く入り込んで行ったんだと思います。

ドロドロとした憎悪の果てに起こるミステリーは、読むときはハラハラしますが
事件の真相がわかれば「なるほど」で完結してしまいました。
登場人物のしぐさを思い出してクスリとしたり、そんなことはないんですよね。

もういちどあんなミステリーに出会いたいな。
無理かな。

・・・・・でも、出会えました。

先日書いた伊坂幸太郎の「重力ピエロ」。賛否両論の分かれる作品ではありますが。
中学以来の衝撃でした。

最初文庫本で読み、今、単行本を買ってまた最初から読んでいます。
たまに文章の違う部分を見つけては、徳した気分になっています。
恋愛小説よりもドキドキしますね。


重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
(2006/06)
伊坂 幸太郎

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