☆雑記・四方山話

(雑記)膜の中の宇宙?

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よく遊びに行かせていただいているブロガーさんと以前、
「これだけ著名な物理学者が研究している私たちの宇宙が、
実は金魚鉢の中にあるようなしろものだったら面白いね」、と話したことがあります。
第3者が外から眺めてたり・・・。

けれども、金魚鉢ではないのですが、私たちの宇宙は10次元(あるいは11次元)に浮かぶ膜のようなものである、という理論が近年ホットなのだそうです。
これが膜宇宙論(ブレーンワールド)。
あまりにも突飛ですが、これを提唱しているのは、かの有名な物理学者、ホーキング博士です。

元々これは、この世の基本物質は超ミクロの「ひも」でできているという超ひも理論から発展したものだそうです。
この世の数十種類の素粒子を作り出しているのは、この超ミクロのひもの振動であり、その振動が素粒子に変化するには、10通りの空間、つまり10次元が必要なのだ・・・というわけです。

私たちには3次元、もしくは4次元までしか理解できませんよね。
でも、あとの余剰次元は、目に見えないくらいにコンパクト化されていて、感知できないそうなんです。
・・・なんか、都合がいい感じもします・笑
そもそも、そんな高次元があっても、私たちに理解はできません。
立体の影である2次元からは、立体の世界が理解できないのと同じです。
私たちは、いわば影の世界に住んでいる住人なのですね。
(ほんまに?)

しかし、この超ひも理論、どれだけ論じられようとも、実験で証明することができません。
10の-32乗メートルの「ひも」なんて、検出できませんよね。
そこで、この膜宇宙論。
slide15-3.gif
(※この図は、リサ・ランドール博士の5次元モデルなので、ホーキング博士のものと少し違います)

これは膜をすり抜けていく重力を検出することによって証明できるというのです。
これが証明されるってどういう事でしょうか。

宇宙が解明されるんです。
アインシュタインが生涯かけてもまとめ上げられなかった、大統一理論の完成かもしれません。
宇宙の4つの力(重力・電磁力・強い力・弱い力)をまとめる理論です。

さて、この検出実験ですが、どこでどうやってやるのか気になりますよね。
スイスにあるんです。各国が共同で出資した実験施設LHC。(大型ハドロン衝突型加速器)
山手線一周分の地下施設です。
20100424070910.png
(まるでネルフ)
ここで素粒子を超高速で衝突させて、グラビトン(重力子)を検出させれば証明できるというんです。

しかし2006年に完成したこの加速器、けっこうトラブルが多くてなかなか進まないようです。
ブラックホールも生じてしまう可能性も予測され、懸念されたそうですが、まだまだその心配もないようです。

宇宙を解くカギを握った実験施設のトラブル。
なんとなく、神の意思も感じてしまうのは、思いすごしでしょうか。


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~ Comment ~

NoTitle 

……もう≪天動説≫のほうがシックリきます( ̄▽ ̄;)
誰が論じたか忘れましたが、僕も「宇宙は紙のようなモノ説」というのを聞いた事があります。 同説でしょうか?

このスイスの施設ですが、日本にもよく似た規模の施設がありますね。
山手線一周分の設備、恐らくトンデモ性能のコンピューターも満載されている事を考えるとその費用は莫大なものでしょう。
逆に言えば、それだけの予算を投じてまで世界は≪宇宙の神秘≫を知ろうとしている、という事ですね。
戦争とかしてるクセに矛盾してますね。

僕たちもこの難題を追及するあまり、偶然にも宇宙の謎を解明してしまい、自らを≪神≫と名乗らぬように気をつけましょう。

Re: NoTitle 

>蛇井さん

これは、金魚鉢説の提唱者さま。
ほんとうに・・・。
この説を聞いたときは「んな、ばかな」と思ったんですが、かなり本気な理論らしく。
まだまだ、科学、物理学の世界はロマンでいっぱいです。
日本にも高速加速器、あるんでしょうか。だとしたら、ちょっと誇らしいです。

このスイスのLHC、日本は予算をもらえなくて、ほんの一部しか関われてないんですって。
しぶちんです。
だから、実験結果の情報が入らなくて。

でも、あれですね、戦争なんかにお金かけてないで、
全世界が宇宙の謎解明に力を入れたら、面白いことになりそうです。

私たちも、あまり早く真相に突き当たってしまわぬように気をつけましょう・笑

哲学からの宇宙の関心 

膜宇宙の理論は以前に本で読んだことがありましたが、実験がおこなわれていたのは知りませんでした。

宇宙の謎が解ければ「真理」が解明される。
「真理」が解明されれば、すべての人が苦悩から解放されて幸福な生き方ができるようになる。

哲学的な宇宙への関心はそれに尽きます。物理的な謎が解かれるだけでなく、「人間」や「自分」という未知まで解明されるのです。
宗教家は、瞑想や祈りを通して自分の内面宇宙に迫り、自分という未知を解き明かすことで、大宇宙の謎を解明(というより「知覚」)しようと試みます。
もし宇宙の謎がすべて解き明かされたとしたら、そのときは世界人類がみなお釈迦さまやイエス・キリストのようになるのかもしれません。
壮大な実験ですよね、いろんな意味で。

やはり考えてしまいますね 

宇宙の謎を追求しようとすることって、やはり『人間とは何か』を追求することにつながりますね。
宇宙物理学者は、哲学者でもあるのでしょう。
もしかしたら、「自分」というものを解明するよりも、宇宙の解明の方がシンプルだったり・・・。

そういえば、関係ないかもしれないけど『人間原理』というものがありますね。
人間が存在しなければ、宇宙の存在も無いに等しい。人間が感知するからこそ、宇宙は存在するのだ・・っていう、ある意味自己中な考え方。

横柄だけど、もし神が人間を作ったのだとしたら、理由はそれだったり・・・笑

はじめまして 

はじめまして、こんにちは。
ブログにコメントをありがとうございました。

膜の中の宇宙なんて、とてもどきどきする記事ですね。
ちょうど私、ホーキング博士の童話? を読んだばかりで、
こういう話にも興味があるので、わくわくしてしまいました。
ぼうっと考えていると、小説のネタにもなりそうです(笑)

asakiさん、いらっしゃい 

>asakiさん

先程はいきなりお邪魔しました。
こちらにも来ていただいて、感激です。

ホーキング博士の童話ですか?
いいですね~。
私の尊敬している方です。
独創的で奇想天外で、だけど宇宙創成の秘密の鍵を握っている、すごい方ですよね。

わくわくすることで、書くエネルギーが湧いてくる気がします。
これからも、わくわくを探してがんばりましょう!
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