流 鬼

流鬼 第26話 倉皇

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あまりにも気味の悪い光景に、和貴は自転車を止め、空を見上げた。

この村のカラスが騒がしいのはいつもの事だが、空を黒くするほど一斉に飛び交う姿を見たのは初めてだ。

昨夜健造から15年前の話を聞いた和貴は、いつにも増してこの黒い鳥に嫌悪感を覚えた。

朝方は遠くに響いていた銃声が、そう言えば陽が高くなってからは聞こえなくなった。
カラス撃ちに出て行った健造は、この状況に森の中で苦戦しているのではないだろうかと、和貴はにわかに不安になった。

ぐるりと見渡すと、特に黒くけぶっているのは須雅山の上空だ。
いや、上空どころかまるでわざと地上のものを威嚇するように低く飛び交っている。

上夜千代のカラスは普通ではない。そのことを改めて実感し、胸騒ぎを覚えながら和貴は自転車を須雅神社のある山に向けた。


須雅山の裾に近づいたところでカラスの声に交じり、大人の怒号が聞こえて来た。
鳥居の手前で自転車を乗り捨て、緩い坂を登り始めた和貴は、すぐにその怒号の主である老人に出くわした。猟友会部落長の宮野だ。

「何じゃこいつらは。くそったれめ! どっからこれほど沸いて出た」
老人は飛びかかって来る数羽のカラスを木の枝で必死に追い払っている。

その光景はまるでホラー映画さながらで、カラス達は何らかの意思を持って森への侵入者を阻んでいるようにしか見えなかった。

「宮野のじいちゃん!」

助けようとした和貴にも数羽のカラスがとびかかって来た。咄嗟に拾った枝を振り回し、大声を出して応戦した。

カラス達は一旦はパッと散ったが、依然として周囲を飛び交い、こちらを伺っている。

「和貴、これ見ろ、腐るほど湧き出て来よった。ここのカラスはついに狂ったか?」

くちばしでつつかれたのだろう。額に傷を作った宮野が、顔を引きつらせながら吐き捨てた。

「ここのカラスはとっくに狂ってるよ。だから父さんが撃ちまくってるんだ。ここのみんなが父さんを変人扱いして、自分らは何もしなかったからだ」

「ここまで凶暴では無かったぞ。いったいどうしたってんだ」

「由良の3人が引っ越して来たからだよ」

昨日までの和貴なら躊躇っていただろう言葉だった。けれどタガは容易く外れてしまった。

「流鬼が帰って来たからだよ。そうなんでしょ? そう最初に俺に言ったのは、ヨシ江さんや宮野のじいちゃんや、村の人たちだよ。ただ口から出まかせの噂話を言いふらしていたわけじゃないんでしょ?」

「もちろん出まかせなんかじゃないが、まさかここまで奇妙な事になるとはな、くそったれめ。
とにかくワシは銃を取りに家に戻る。このあと神主を迎えに行って本祭の締めの準備するつもりだったが、こりゃあカラスを先に何とかしないとどうにもならん。
和貴はもう家に戻れ。これから役場に声かけて猟友会のもん集めるし、畑や田圃で誰か見かけたら危ないから山には近寄るなと声かけてくれ」

宮野は棒切れを振りかざしながら泡を食って坂を下って行ったが、和貴は引き返す気などさらさらなかった。

飽きずに上空を飛び交う夥しい数のカラスを睨みつけ、更に頑丈そうな木の枝をひとつ拾うと、神社に続く坂道に足を向けた。

銃声は途絶えているが、父親はこの山のどこかにいる。

健造の目の前で、少女の姿をした鬼が交わった男を惨殺し、カラスにその体を食わせたのは15年前のこの日なのだ。

祭りの当日なのに、須雅山付近で駆除をすると言って出かけて行った健造の気持ちが和貴には嫌というほど分かった。

鬼は無理でも、鬼の傘下にある血に飢えたカラスを、祭りの前に可能な限り撃ち落としたいと思うのは少しもおかしくない。

―――鬼は無理でも……。

では自分も望んでいるのだろうか。鬼の消滅を。

自分の本心を探ろうとしたが、すぐにその問いをかき消し、和貴はそのまま緩い参道を上り始めた。


    ***

低く呻いて、健造は体を起こした。

体は斜面に生えた細い木の幹で、かろうじて食い止められている。ここで止まっていなければ、今頃ははるか下の岩の上に叩き付けられていただろう。

幸い猟銃は体の傍に転がっており、健造はそれを握って落ち葉で滑る斜面を登り始めた。

けれどもじっと木の上から様子を伺っていたらしいカラス達は、まるで何かに号令を掛けられたかのように再び健造の頭めがけ、飛びかかってきた。
「くそったれめが!」

健造を崖から突き落としたのも、この暴徒と化したハシブトガラスたちだった。須雅山に健造が入るのを拒むように、鋭いくちばしと爪で襲い掛かってきたのだ。

カラスを振り払いながらなんとか細い山道まで上り、銃を構えるふりをするとカラスは一斉にあたりの木々の中に隠れた。
まさかカラスが祭りの日を知っているとは思わないが、この狂い方は異常だった。

肩で息をしながら一旦茂みに身をひそめ、健造はミロク銃に弾倉を込めた。

恐怖心が猛烈な怒りに変わっていくのを感じながら、健造が茂みから出ようとした時だった。緑の中に、白く揺れる影を見た。体中の血がゾクリと湧き立つ。

小菊。そしてキヨだ。

村に帰って来てからの2人を直に見るのはこれが初めてだったが、小菊はすぐにそれと分かった。

その容姿は12歳のあの日からさほど年月を感じさせず、まるで少女のままに見えた。その可憐さは逆に魔物じみてさえいた。

しかし健造を驚愕させたのはその細身の女の、不自然に突き出た腹だ。
小菊が子を孕んでいるという噂など、聞いたことが無かった。

ひと月半前に息子の和貴があの女に弄《もてあそ》ばれたと語ってくれたのは今朝方の事だが、その時の子のはずは無かった。
その腹はもう、いつ生まれてもおかしくないほどに膨れ上がっている。

あの旅行者のように、和貴を繁殖の餌食にするつもりだったのかと、話を聞いた時は思ったが、そうではなかったのだ。

和貴はただ慰み者にされたのか。それとも親である自分への挑戦のつもりだったのか。そのどちらを思っても震えるほどの怒りが再び込み上げて来た。

そしてそれと同時に健造は、なぜ今頃また小菊たちが夜千代村に戻ってきたのかをようやく理解した。

新たな鬼をこの地で産み落とすための帰巣なのだ。

嫌悪と同時に例えようのない興奮に打ち震えながら、健造は銃を握り締め、足音を忍ばせて小菊とキヨを追った。
もうすでに駆除の対象は健造の中で確実に書き換えられていた。

煮えたぎるほどの怒りに支配され、およそ人間たる理性が自分の中から消え失せようとしていることに、もはやこの男が気づくことは無かった。


            ***

何度試してもびくともしなかった車のドアは、秋人が立ち去って十数分経った頃、まるですべてが解除された様に難なく開いた。

ダメ元で勢いよくドアに体当たりした飛田はそのまま転がり落ち、誰にともなく悪態をついた。

頭上を黒く覆っていたカラスは先ほどまでより薄まった気がしたが、須雅神社のある山の上空に目を向け、飛田はゾッとした。
村に生息するすべてのカラスを集結させたように、そこは黒い霞で覆われていた。

―――秋人を追って行ったのだろうか。

フロントガラスを覆っていた木の葉や枝をざっと取り払い、車内に戻った飛田は、しばらくシートに身を沈め思案していたが、やがてジワリとエンジンをかけ、そのまま須雅山の方向に車を走らせた。

人知を超える何かがここには存在し、自分に危害が及ぶ危険性を確かに感じた。
ここで村を離れるという選択を取る方が賢いのだろう。

けれど、どうしてもそれが出来なかった。
まだ知らないことが多すぎる。それを知りたいという欲求と、知らなければならないという義務感が、飛田を駆り立てた。

―――あの少年の問いに、答えなければならない。流鬼とはいったい何なのかという問いに。

自分の性格上、その探求から逃げ出せば、きっと後悔するに違いないと思った。

車を須雅山のふもとまで走らせ、入り口付近に停めると、飛田は秋人を追うべく鳥居をくぐった。

雲の流れは異様に早くなり、山の上空を飛び交うカラス達の声は音量を増した。
クスノキの炭を焚く祭りの期間は、その成分に触発されてカラスが騒ぐと聞いたが、本当にそれだけだろうか。

緩い傾斜をのぼっていくと、何を合図にしたのかカラス達が数羽、威嚇するように頭をかすめて飛んで行った。一瞬ひるんだ飛田に、また別の個体が向かってくる。

足元の石を拾って投げ、さらに小枝を振り回し応戦するうちに、やがてその攻撃は一旦引いた。

接近戦に出たカラスの異常行動にかなり驚きはしたが、額の汗をぬぐいながら更に進む。逆に肝が据わり、自分の中のアドレナリンが増した気がした。

しばらく進み見通しのいい曲道に出たあたりで、飛田は遠くに少年らしい人影を見つけた。

けれど目を凝らさずとも、小柄な秋人ではないことがすぐにわかった。
ならばほかに少年はこの村に1人しかいない。

「おい、和貴」
大声で呼ぶ。

「……飛田さん。なんでここに?」

「秋人を見なかったか?」

「秋人? なんで」

飛田が追いついて来るのを待って、和貴は鋭い目つきのまま訊いてきた。手には頑丈そうな枝を握り締めている。

「和貴もカラスとやり合ったんだな。無事か?」

「秋人がどうしたんだよ」

「ああ、さっきまで秋人と色々話をしてたんだけど、突然小菊さんたちを探しに山に行くって走って行ったからさ。ちょっと様子もおかしかったし、気になって追いかけてみたら、こんな状況で」

「小菊さんたちも山に?」

「そうらしい。小菊さんはどうやら臨月みたいだし、俺もちょっと心配になって」

「臨月って……小菊さんが?」

弾かれた様に目を丸くする和貴に、飛田は違和感を覚えた。

「秋人に聞いてない? もう、すぐに生まれてもおかしくない」

「そんな事ぜんぜん……。ねえ、鬼って……人間より早く子を産んだりしないよね。例えば2、3カ月で」

「は? なんの冗談だよ」

真意が分からず失笑しながら飛田は和貴を見たが、その目はふざけている様には見えなかった。

「だって、お盆の頃に見た小菊さんは、おなか全然膨らんで見えなかったから。……ああ、でもそうだよね。秋人だって誕生日は6月だし、人間と一緒だ。9か月半お腹に居た」

指を折りながら数え、和貴はつぶやく。その言葉に飛田は生理的な嫌悪と衝撃を覚えた。

「何から数えて9か月半?」

和貴が飛田に視線を向ける。
空を覆う雲とカラスの影を映したように顔面は青黒い。飛田の鼓動が早まった。

「9月30日。15年前の今日だよ」

事も無げに和貴は答えた。

「それって……。秋人の父親が誰なのか知ってるって事だよな。出生の秘密ってやつも。秋人から聞いたのか? それとも別の誰か?」

和貴は無言で飛田を見て来る。

飛田は後者であってほしいと願った。別の誰かがあの日の事を語ったのなら、そちらを信じたかった。

『根岸は神薙ぎに利用され、用済みになったから殺された』と秋人は言ったが、それを鵜呑みにすることは危険すぎる。

何か、どこかに間違いがあってほしい。
根岸が父親だとしても、神薙ぎなどとは関係のないものであってほしかった。

この現代に、そんなことがあっていいはずがない。根岸があまりにも浮かばれないではないか。

「9月30日。ちょうど15年前の今日、俺の友人が須雅神社の近くで死んだ。遺体は祭りが終わった翌日、下の谷で発見された。これは前に言ったよね」

飛田は和貴の目を見ながら、慎重に語った。自分の信念が伝わればいいと。

「その体は鳥獣によって破損されていたらしい。祭りのかがり火が焚かれていて、今日みたいにカラスが興奮してたから、カラスが根岸を襲って殺したんじゃないかって俺は思ってる。
秋人は、自分の父親がその根岸だと言った。儀式のため小菊さんが近づいたと言ったが、俺はその辺ことを鵜呑みにしちゃいけないと思うんだ。きっと秋人もなにか勘違いしてる。
もし和貴があの日の事を何か知ってるなら、俺に教えてほしいんだ。正しい情報が得られれば、いままで誤解を生んでたいろんなことが解決すると思うし」

「飛田さんは、どっちの味方なの?」

和貴が、ひどく静かな声で訊いて来た。
その表情は今までにないほど大人びていて、どこか冷徹で、別の人間のように見えた。

「何だよそれ。俺は真実を知りたいだけだよ。伝説とか根拠の無い噂とか誹謗中傷とか、もうたくさんなんだ。本当の事が知りたいし、知らなきゃならないと思ってる。死んだ根岸のためにも」

つい早口で憤った飛田に、和貴は困惑とも笑みとも取れる表情を浮かべた。

「じゃあ教えてあげる。父さんが15年もの間黙っていた事だけど、本当の事は伝えなきゃならないと思うから。俺ももう、父さんが変人扱いされるの嫌なんだ」

「健造さんが?」

「15年前の今日、ぜんぶ見ちゃったんだ。父さんはあの日、かがり火の守り役だった」

飛田は僅かに口を開けたまま和貴を凝視した。ここで結論に行きつくとは思いもしなかった。

「見たって……」

「須雅神社の前で小菊が旅行者の男をたぶらかして誘って、用が済んだらさっさと殺して、カラスの餌にした。手も触れずに、逃げようとした男の人の頭を吹き飛ばすところを父さんは木の影から全部見てたんだって。
流鬼は13歳で増殖するって言われてたけど、いい加減な噂なんかじゃなく、本当だったんだ。その時期と重なったから飛田さんの友達は利用されたんだよ。考えてみたらこの村で小菊と交わろうなんて思う男はいないもんね。かわいそうに。
その結果生まれたのが秋人なんだ。秋人も人間なんかじゃない。鬼だよ。学校で秋人をからかった先輩が殺されかけた。あいつを怒らせると殺されるんだ。
小菊はまた子を産むんだろ? 化け物が増える。そしてまた人が死ぬ。この村はきっとそのうち鬼以外、居なくなるよ」

和貴は喋りながら、怒りなのか恐れなのか拳を握って小刻みに震えていた。

「和貴は……、それを信じてるのか?」

「なんで疑わなきゃいけないんだよ」

声も目つきも明らかに怒りを含んでいた。当然だろう、信じるも何も、健造の言葉だ。飛田自身も、それを一掃する言葉など持たなかった。

そしてなにより、秋人の言葉とすべてが一致している。

やはりそうなのだろうか。
小菊は流鬼であり、根岸は神薙ぎの供物になった。

けれど秋人の言葉を借りれば、そうやって生まれて来た秋人は満足な力を持たなかったため、小菊は更なる強靭な流鬼を生み出すべく、今度は13歳の秋人を利用した。

想像するだけで身震いする。
実際小菊が成そうとしている行為は、この村への報復なのかもしれない。
そう思うのが一番自然な気がした。そのためにこの村に帰って来たのだとしたら、すべてつじつまが合う。

けれど……。

暗澹たる思いの中で、飛田の中にふっと一つの小さな疑問が生まれた。
違和感と言ったほうがいいだろうか。

「なあ和貴。一部始終を健造さんは見たって言ったよな。なんで今まで黙っていたんだろう。そんな恐ろしいことが目の前で起こったとしたら、まず誰かに言うだろ。根岸の死体が見つかった時、なぜすべて話してくれなかったんだろう。警察では信用しなくても、村の人なら理解してくれただろうに」

そうだ、かりにその時はショックで言い出せなくても、ここ半年の間にいくらでも言い出す機会はあったはずだ。

「そんなの、報復が怖かったのに決まってるだろ。小菊の恨みを買うことがどんなに怖い事か、あんたには分からないんだ」

本当にそれだけだろうか。

「だけどさ……っ!」

刹那、飛田が続けた言葉を遮るように森の中で銃声が響いた。

上空を覆うカラスが波打つようにうねり、口々に鳴く。

「今のあれ、健造さんだよな」

飛田が問うと、和貴も音の方向に耳を澄ました。


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~ Comment ~

NoTitle 

須雅神社に近付くにつれて、
カラスも攻撃性を増していくとなると、
やっぱりカラスに取っても流鬼に取っても、
須雅神社は相当に特別な場所なんでしょうね。
小菊達も移動しているようですが、
須雅神社に行って出産という儀式をする為でしょうか。
新しい命、更に禍々しい力を持った流鬼が生まれる可能性もあるので、
更に悲劇を生む可能性もあって怖いところですね(><)

息子を弄ばれたような事をされたら、
健造も父親として許す事は出来ないですもんね(´・ω・`;)
健造もカラスだけではなくて、
流鬼とも決着をつけるつもりのようですが、
返り討ちに遭わないといいですが……。
和貴も銃声を聞いて健造の後を追いかけたりするとなると、
和貴の前で小菊に健造が殺される可能性もあるので、
そこも含めて心配ですね。

そして、秋人の動向も気になりますね。
小菊達に対してどうするのか、
どんな道を選ぶのか……。

こんばんは~。 

それぞれのキャラクターが終焉に向かって走り始めましたね。
そして村人の中にも異常を異常として受け止めて、まともに行動を始める人が出始めました。
そんな人間の力で流鬼が押さえ込めるのか、サキには全くわかりませんが・・・。
健造はここにいたってまともに見えてくるほどです。
でも帰ってきた小菊を見ることができなかったんだ。これはわかるような気もしますね。
和貴の心配は杞憂だったようですが、流鬼というものの存在を完全に認め、それを排除する方向に向かっているようです。秋人はどこへ行ってしまったんだろう?小菊のところに向かっている?心配です。この2人の関係がどうなってしまうのか、サキはここまで来ても気にしています。
飛田の願い通りには何事も進まないようです。
「俺は何が真実なのかを知りたいだけなんだ。伝説とか根拠の無い噂とか誹謗中傷とか、もうたくさんなんだ」飛田の言葉が空しく聞こえます。
どんな真実が明かされるのだろう?或いは明かされないまま過ぎ去っていくのだろう?
小菊を止めることは、もうできそうにもありません。
健造にすらも・・・。

ツバサさんへ 

ツバサさん、いつもありがとうございます。
今回、カラスが興奮し始めましたよね。
カラスになにか事情があるのかとかは……本人には確かめられないのですが><
じわじわと、皆が須雅神社に集結しはじめました。
小菊はきっと、須雅神社に安産祈願でしょうね(えwそうなのかww)

うん、気になるのが健造。子供らや村人も集まって来るこんな日に、流鬼を退治するつもりなのでしょうか。
和貴は今やすっかり健造と同じ意思を持って、流鬼に敵対心を持っているようです。
子供たちの関係性にも注目してくださると嬉しいです。
そして秋人は……。どうするつもりかな><

山西 サキさんへ 

サキさん、いつもありがとうございます。
はい、舞台がにわかに騒がしくなってきました。(騒いでるのは主にカラスですが><)
そして、みんなが須雅神社に集結し始めました。
サキさんのおっしゃるように、ようやく村人たちも、この不穏な事態に気づき始めます。
今までは、噂や誹謗中傷で楽しんでいた感じがありましたけど、そろそろ気づかなきゃね^^; 異常な事態に。

健造はすっかり恐怖心と怒りとで、もう流鬼退治の事しか頭にないように思えますよね。
まあ、今までの事を考えれば、無理もないのかも。健造が臆病で小者なのは、もうバレバレですね。
そして今やすっかり流鬼に敵対心を持ってしまった和貴。
小菊はもはや、敵でしかないみたいですが、はたして秋人にはどういう感情を持っているのか。(秋人の事もようやく流鬼と認めたようですが)
サキさんが、二人のこの後の関係性を気にしてくださって嬉しいです。
この物語は、少年たちの物語でもありますし。

こんな事態になってもまだ飛田は「本当の事が知りたい、どこかに間違いがあるんだ」と信じているようですが。
小菊や秋人の力を目の当たりにしても、やっぱりそう言うのかな……。
飛田が友人の根岸の事を想って村を訪れたんなら、ひたすら小菊の事を恐れて恨むはずなんだけど。やっぱり小菊の魔性の魅力にちょっと、憑りつかれちゃったかな。根岸が泣くよw

この物語の最後には、「ああ、lime作品だもんな」と、諦めて納得してもらわなければならない部分が、一カ所だけあります。
それを除けば、きっとすっきり説明がつくはず。
……でも、ストーリーに情け容赦はありません。
読者様がどう反応されるか。今から怖い作者です。

NoTitle 

こんばんは。

ああ、もう建造が危ない状態に追い詰められているじゃないですか。
こういうのって、本人はすごく怖いんだろうなあ。
小菊が人間じゃなくて鬼だと認識している分、飛田のように「人間なんじゃないの」と思っている人よりもずっと怖いと思うんですよ。
カラスも怖い。根岸の死にざまを目にしているんですものね。

そして、そうか。小菊が妊娠していたのは、ほとんど知られていなかったのですね。臨月は当然かもしれませんが七ヶ月なんて時も、普通ならもう目立つじゃないですか。やはり人間とはちょっと違うのかもしれませんね。

小菊の臨月と、カラスの凶暴化、それに祭りと、全てが同調していますが、流鬼を信じる(知っている)村の人たちには当然のことでも、飛田には「奇妙な偶然」なのかしら。

村人と小菊はどうやっても相容れないように思われますが、和貴と秋人も相容れないままなのかな。村人と流鬼の歴史がくりかえしていくだけかもしれませんが、なんだかそうなってしまうのは寂しいなどと思っています。私は甘いのかなあ。

ともあれlimeさんが、なん度も繰り返して「容赦ない」と書いていらっしゃるので、犠牲者ゼロはありえないんだろうなあ。あやややや。そろそろ怖いことになりそうですね。ドキドキしながら続きをお待ちしています。

八少女 夕さんへ 

夕さん、こんばんは~。

そうですよね、健造って本当に小者で小心者っぽいから、きっと内心はガクブルで、とにかく小菊を何とかしなきゃ自分に平和は来ないって感じなんでしょうね^^;
(こういう人って、ホラー映画ではたいてい最初にあっけなく死にますよね)

あ、そうそう、8月に小菊が和貴にイタズラしたのは7カ月くらいだった計算ですよね。(でもよく考えたら、なんで飛田はあの小菊のお腹を見て、臨月くらいか?って思ったんでしょうね。君はどんだけ妊婦の腹を見て来たんだ(笑))
で、話を戻しますが、あの風呂場では小菊、お腹にしっかりタオルを巻いて隠していたのを覚えてらっしゃいますでしょうか。
和貴はそこまで観察眼がないので、妊娠してるとか思わなかったんでしょうね。(小菊って、妊娠してない時はきっと恐ろしく細いんだろうな……)

>小菊の臨月と、カラスの凶暴化、それに祭りと、全てが同調していますが、流鬼を信じる(知っている)村の人たちには当然のことでも、飛田には「奇妙な偶然」なのかしら。
↑このあたりのコメント、すごく本質をとらえて下さっててドキリ。
最後には8割くらい、解き明かされるはずです。(あとの2割は、……?)

そうですね、最後は容赦ない感じです。
こんなラストでいいのかって迷ったんですが、今回はこれで行ってみようと。(。・_・。 )
もしかして何年後かに書き変える時は、また違うラストにしてもいいのかな、なんて、ちょっと思っています^^

コメント、ありがとうございました。


NoTitle 

んん?
なんだか建造さんの証言にちょっぴり疑いを持たせるような前振りを感じました……
ひょっとひてまだまだ明らかにされていない過去の真実があるのでしょうか!
続きが気になります!

夢月亭清修さんへ 

夢月亭さん、おはようございます。

おお、そこ、引っかかってくださいましたね。
健造がなぜ、目撃したことを黙ってたのか。
ここの登場人物たちは、誰一人として嘘はついていないのですが、心の中に隠しているものは、いっぱいありそうです。

小菊の報復が怖いのと同時に、健造の中に別の感情もあったのかも……。
この辺りも、小菊の感情を逆撫でする要素となっているはずです。

細々としたものが重なり、爆発するまでのカウントダウンが、始まりました。(でも作者、遅筆にて( ;∀;))

ふ~む 

『帰巣』だったのか……そういう雰囲気は確かに感じるものがありましたが、言葉にされてみると、一段と不気味さが増しましたね。
考えてみれば、この国の神という存在はそもそも奇しきもの……善悪は関係なく稀なるものって事だから、こういう神の奇しき姿はありですね。しかもアニミズム的観点からいうと、神の婚姻や世代交代はダイナミックな何かを伴う……キリスト教的には無原罪の御宿りですが、私たち日本人がなじんでいる神はちょっと違う……そう言えば最近読み終えた守り人シリーズでも、この世と平行して存在しているもうひとつの世界で一斉に春が訪れて次世代を生み出そうとしている時に大災害が起こるみたいな話があって、はぁこりゃすごい迷惑な話だと思いましたが……小菊は小菊で「神の本性」に従って動いているだけなんだけれど、世間にとってはえらい怖くて迷惑な話……健造にとっても根岸にとっても秋人にとってもほんと迷惑ですよね……
う~ん、それにしても、ますます気になるキヨ……
彼女の立ち位置は何だろう……
だいぶ煮詰まってきたようなので、引き続き楽しみにしています。

大海彩洋さんへ 

大海さん、おはようございます~。
お忙しい中、コメントありがとうございます。

帰巣。うん、そうなんですよ。そうなんですが……、本質的にはそうではないかもしれない。
(ここではまだ何も言えないんですが><)

人間の営みのなかにしっかり入り込んで来た神への概念って、こんなに文化の発達した時代になってもやっぱり切り離せないんですよね。
科学的でないってわかっていても、やっぱりそこに神の存在を感じざるをえなかったり。感じたいと思ったり。
知識の深い大海さんのコメントや記事を読みながら、ますますそう思うようになりました。
若い頃はあまりそう言う事を考えて生きてきていなかったのですが、だんだん宗教ってなんなんだろうって、思うようになりました。
いい意味でも悪い意味でも、人と神は切り離せない存在なのでしょうね。

で、この物語ですが……。
いろんなフラグが立ち始めて、騒がしくなってきました。
小菊の視点が無いので、彼女の本質が見えにくいと思いますが、たぶん一人称にしても不気味な事しか喋らないと思います(笑)
そうですね、この物語を解くカギはキヨにあると思います。
彼女も小者なんですが^^;
(ほんと、小者だらけだ……)

全ては、前に言った「小菊は〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」、なのです(なんだw)
それが語られるまで、もう少し待ってくださいね。(*´ω`)

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こんばんは~(^0^*)ノ 

遅くなっちゃいました~~~(´Д⊂。ごめんなさい~
しかも・・・みなさんの様にすごいコメントが全然出来そうにない・・・
ただただ、このまま恐ろしい事が起こるんだろうな・・・
っていう悲しい予想が出来るだけで・・・すみませんm(;m;)m
でも、limeさんのお話はいつだって、どこかで救いが残されているから
それだけが希望ですけど・・・・・・
でも、どうなのかなあ?今回ばかりは救いが無かったりして?
怖いけど続き、期待してます(^∀^*)vv-238

かじぺたさんへ 

かじぺたさん、おはようございます!

いえいえいえ、コメントは本当に、気にしないでくださいね!読んでくださるだけで嬉しいんですから。
この物語、コメントが書きづらいと思うので、書いてくださってる皆さんには、ほんとうに申し訳なくて( ;∀;)
でもいちおう、コメント欄はこのまま開けておこうかな、って、開けてるだけなので。ほんとうに読み逃げでいいのですよ(^^)/

私こそ、かじぺたさんのところ、ずっと読み逃げで( ;∀;)でもいつも、楽しませてもらってます!社会勉強にもなって、たのしい!
またおじゃましますね^^

この物語は、救いがないかも>< かじぺたさんには怒られちゃうラストだと思うけど、そうせざるを得ない物語で……。
どうか、怒りながら読んでください><←なんだそれ

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NoTitle 

来ましたなあ。

とりあえずおとなしく見守ります。

いったいほんとに狂っているのは誰なのか、まだlimeさんは手札を完全オープンにしていないだろうから、今何か結論めいたことをいうのはやめておきたい(^^)

ポール・ブリッツ さんへ 

はい、じわじわ、騒がしくなってきました。(カラスがw)

そして静観してくださってありがとうございます。
これねえ、ほんと、単純な物語過ぎて、あとで怒られると思うんですが><

うん、本当に狂ってるのはだれなのか。ここも大きなポイントかもしれません。

とにかく……、怒られる前に逃げようと思います(どこへ)

NoTitle 

limeさん、お久しぶりです^^
今日はAUSの休日なので読書してます^^
最後までサラッと読ませていただいているのですが、気合いを入れて二度読み目に戻ってまいりました。

和貴はそれを信じてるのか?
目にしたものは信じるしかないけれども、目にしていないものは…?
これから目にするのでしょうか。読者も……

もう、フラグ立ちまくりです。
そして、limeさんはやる。きっとやる。
と思った。

けいさんへ 

けいさん、ごぶさたしてます~。
流鬼、最後まで読んでくださってありがとうございます!そして、またもう一度戻って、コメントを入れてくださって、とてもうれしいです。
けいさんの感想を、少しずつ辿らせていただきますね^^

いやあ、今回はフラグ放置の感じしか無くて><
でも、がんばります(いやもう終わったが)
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