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【  2012年09月  】 

雨猫 第26話 血色の花

雨の日は猫を抱いて

2012.09.27 (Thu)

 食欲の無さそうな由希に何とか食事をとらせ、常備薬の解熱剤を飲ませた後、倉田は寝室にある自分のベッドを貸してやった。かなり大きいが倉田のパジャマを出してやると、由希は申し訳なさそうに礼を言い、それに着替えた後すぐにベッドに横になった。さっきまで帰ると言ってゴネていた少年とは思えないほど、素直に倉田に従う。きっとそれ程、体が辛いのだろうと倉田は思った。「熱がまた上がってきたんじゃないか? 測ってみろよ...全文を読む

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雨猫 第25話 偽り

雨の日は猫を抱いて

2012.09.23 (Sun)

 ポツポツとまばらだった雨は、倉田のマンションに辿り着く頃、本降りになった。傘を借りるだけだからね、と渋々付いてきた由希をリビングに上げ、熱を測ると38度7分あった。倉田は由希をソファに座らせたまま、自分はキッチンに行き、湯を沸かしながら由希に声を掛けた。「家に帰ってもひとりなんだろ? なんか少し食って解熱剤飲んで、朝まで寝るといい」「明日朝からバイトだし、帰ります」「アホか。休め、そんなもん。こん...全文を読む

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(イラスト)もっとドラマを

☆イラスト・マンガ・水彩画

2012.09.21 (Fri)

 少し、朝晩ひんやりしてきました。秋なのですね。ひんやりにほっとする反面、寂しさも同時に感じるのは、なぜでしょうね。ブログのほう、そろそろ次作のアイデアを出さねばならないのですが・・・。そんな悶々としたときには、イラストを描いて逃避。昨夜も煮詰まって、夜中に描いていました。たまには女の子を・・・と思ったのに、やっぱり男の子になっちゃいました。   新作を考えるとき、98%の苦悩と、2%のワクワクがあ...全文を読む

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雨猫 第24話 悪魔への報復

雨の日は猫を抱いて

2012.09.19 (Wed)

 「沼田の家に電話してみたのか?」倉田は黙々と前を歩く由希に訊いた。「家の電話は誰も出なかったし、携帯の番号は控えてなかったからわからない。だから行ってみるしか無いと思って」「家、分ったのか?」「1年の時の級友に訊いた。その子、たまたま小学校が沼田と一緒だったらしくて、住所と家の電話番号を教えてくれたんだ。あんまり沼田のことを人に訊きたくなくて迷ったけど、やっぱり訊いてみてよかった。それを辿りながら...全文を読む

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(雑記)感謝です。3周年!

☆イラスト・マンガ・水彩画

2012.09.17 (Mon)

 明日、9月18日で、このブログを初めてまる3年になります。こんなに続けられたのも、ここに来てくださった皆様のおかげです!本当に感謝です! +゚。*(*´∀`*)*。゚+ 実は、早かった~という気持ちよりも、え、まだ3年? という気持ちのほうが大きいです。それだけ、一日一日を大切に、充実して過ごして来れたからだと思います。小説ブログを始めるまでの日々は、ぼんやりしているけれど、ブログを始めた日から今日までは、その...全文を読む

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雨猫 第23話 波動

雨の日は猫を抱いて

2012.09.15 (Sat)

 「あの時さ、本当に怖かった。倉田さんが」由希は窓の外を見ながらふっと笑ったが、一瞬泣いたのかと見間違えるような笑いだった。「健人って子の携帯を盗んで、犯罪の確認をしようとしたのか?」「共犯の子とやり取りしてると思ったんだ。モトさんを襲った夜の事とか。だけど、何も無かった。メールの履歴は空っぽだった」「当たり前だろ。仮にやり取りしてたって、そんなヤバイメール残しておくわけないだろ?」由希はそれには反...全文を読む

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(雑記)私の読書

☆雑記・四方山話

2012.09.13 (Thu)

 今日、昼休みに食堂で本を読んでいると、「limeさんて、いっつも本読んでるね。本、好き?」と、話しかけられました。この社員さん、私にそう訊くの、3回目なんですが(笑大体私の昼休憩は2時前くらいで、一人ぼっちのことが多いので、その隙に読書を・・・と、常に本を持っています。「ええ、好きですねえ。これは、会社用の本。あと、お風呂やトイレで読む用の本と、寝る前用の本と・・・」家での自由時間はほとんど執筆に取ら...全文を読む

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雨猫 第22話 繋がる

雨の日は猫を抱いて

2012.09.11 (Tue)

 泉ヶ丘駅の改札を出たところに、由希は立っていた。流れ出てくる人の中に倉田を捉えた瞬間、少年はその幼さの残る顔を歪ませ、走り寄ってきた。まだ華奢な手が、強く倉田の腕を掴んだ。あの電話は由希の自宅からだった。ふらりとシロウを尋ねて行った後、由希はあの小屋の中に、シロウの大切にしていた猫の無残な死骸を見つけたのだという。「相手」はシロウに宣戦布告をしてきたのだ。鳩という、嫌がらせを越えて。もう自分だけの...全文を読む

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(雑記)久々にイラスト & 思い出話

☆イラスト・マンガ・水彩画

2012.09.09 (Sun)

 たまには雑記で、楽しい話も書いていきたいのですが、職場と家の往復ばかりで、まあ、驚くほど何もない!!じゃあ、イラストを・・・と。久々に描いてみました。いやあ、描けない。もともと手の遅い私ですが、こんなに時間がかかるとは。でも描き上がってちょっとほっとしてます。今日は、男の子にカメラを持たせてみました。あ、ちょっとデカかった(汗今連載中の『雨猫』にも、カメラマンが出てきますが、もちろんこれ倉田じゃな...全文を読む

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雨猫 第21話 コール

雨の日は猫を抱いて

2012.09.07 (Fri)

 翌日。その日はあいにくの悪天候となり、フォトストックの撮影はホリゾントスタジオで行うことになった。「天気にも見放されてるなあ、俺」EOS1Dのファインダーを覗きながら倉田はポツリと呟いた。白ホリの前では、クリスマス用の紅白ワンピースを着た新人モデルが、少し緊張気味に椅子に座っている。「今日のはスタジオの方がいいですよ。サンタのワンピですもん。青空じゃ似合いませんって」沢村がレフ版をモデルの子に当てなが...全文を読む

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雨猫 第20話 途中下車

雨の日は猫を抱いて

2012.09.03 (Mon)

 その15分後、倉田は由希の自宅の前に立っていた。シロウの言葉に弾き出されるようにあの公園を飛び出し、気がついたら息を切らせて門扉の前に居た。別に由希に何か緊急な事態があったわけでも、予感がしたわけでもないというのに。古くからある住宅地に、その古い小さな一軒家は夕暮れの中、ひっそりと佇んでいるだけだ。シロウや由希の話からすると、普段由希は一人でここに居るらしい。片親で、そして母親は仕事の都合で別居な...全文を読む

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