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【  2012年06月  】 

(雑記)春樹のイラストを戴きました^^

☆雑記・四方山話

2012.06.30 (Sat)

 実はですね、初めてイラストを戴いたのです。描いてあげたことはあっても、戴いたのは初めてで、興奮気味です(*^o^*)ブログ、「ナユのサバイ部屋inバンコク」の、なゆろくさい さんは、とっても可愛らしくて素敵な手描きイラストを描かれる方で、リン友さんです。キリ番に当たったら、何か描いてもらおうと、ず~~っと狙ってたんですが、なかなか当たらず。そんな哀れな(w)私に、優しいナユさんは、特別にリクエストを聞いてく...全文を読む

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雨猫 第4話 憂さ晴らし

雨の日は猫を抱いて

2012.06.29 (Fri)

 「おい、ちょっと待てよ」改札に続く階段を降りたところで倉田はその少年の手首を捕まえた。驚いて倉田を振り返り、目を見開いた少年のリアクションに、倉田は満足だった。「自分がやった事、分かってるんだろ? ちょっとこっち来いよ」改札に向かう数人のサラリーマンや学生の視線がチラチラこちらに流れてくる。それを交わすように倉田はその細い手首を掴んだまま、フロアの端にある男子用トイレに少年を引っ張り込んだ。自分が...全文を読む

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(雑記)執筆ウラ話1・タイトルから生まれた物語

☆雑記・四方山話

2012.06.27 (Wed)

 今日は爽やかな、気持ちの良い梅雨の中休みでした^^しかし、梅雨時期だからでしょうか。最近夜10時になると強力な睡魔が訪れ、貴重な執筆時間が0になり・・・。どうにも眠い時期って、ありますよね。なんでかな( ̄_ ̄;)さて、これから雑記ネタとして、《誰も興味ないかもしれない》執筆裏話を、時々書いて行こうと思います。ええもう、雑記ネタがないんですね(T_T)第1回目の今日は、「タイトルから生まれた物語」。今まで...全文を読む

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雨猫 第3話 苛立ち

雨の日は猫を抱いて

2012.06.25 (Mon)

 --- 2ヶ月後 ・11月某日 ---男だろうか。女だろうか。倉田龍平は帰宅途中の電車の中で、反対側のドアの前に立っている中・高校生くらいの、その子供を見ながら思った。学生の帰宅ラッシュと重なったため、つり革が半分以上埋まるほどの混み具合であり、倉田が目の端でその子を捉えても、きっと本人に気付かれはしないだろうと思いながら、ぼんやりその細い姿態をながめていた。車体が大きく揺れた瞬間、目が合いはしなかった...全文を読む

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雨猫 第2話 キライ

雨の日は猫を抱いて

2012.06.22 (Fri)

 由希が家に辿り着いた頃には、雨はかなり本降りになっていた。パーカーのフードを頭から被って走ったが、自宅の軒下に飛び込んだ時にはもう、全身ぐっしょりだった。キャンバス地のショルダーバッグから取り出した鍵で、玄関ドアを開ける。一歩足を踏み入れた屋内の、午後6時とは思えない恐ろしいほどの暗さに、由希の胸は苦しくなった。静かな住宅地に建てられた小さな木造家屋。築40年は経っているだろう古びたその家には、由...全文を読む

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(雑記)高村先生の雑文集

☆感想(観劇・映画・小説)

2012.06.20 (Wed)

 大好きな高村薫先生の初期の作品を全部読んでしまったので、今度は雑文集をいくつか読んでみました。作家的時評集2000-2007 (朝日文庫 た 51-1)(2007/10/10)高村 薫商品詳細を見る半眼訥訥(2000/01)高村 薫商品詳細を見る続 閑人生生 平成雑記帳2009-2011 (朝日文庫)(2011/12/07)高村 薫商品詳細を見るエッセイと言ってしまっていいのかは分かりませんが、新聞等に連載されたこれらの雑文集は、政治、文化、経済、犯罪、そして、...全文を読む

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雨猫 第1話 迷い猫

雨の日は猫を抱いて

2012.06.18 (Mon)

 「ねえ、モトさん知ってる? 三毛猫って、ほとんどがメスなんだって。何でか分かんないんだけど。だから、モトさんのミケは、すっごく珍しいんだよ。オスだもん。神様のうっかりミスかもね」由希はモトさんの猫の頭を撫でながら、楽しそうに言った。もう一時間も由希は、この公園の隅に敷かれたダンボールの上に寝そべったまま、モトさんを相手に他愛もない話を続けていた。モトさんは、いつものように拾った週刊誌を枕にして寝転...全文を読む

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雨の日は猫を抱いて 【あらすじ】

雨の日は猫を抱いて

2012.06.16 (Sat)

 たぶん、もう晴れることは無いのだと、少年は今日も空を見上げる。たとえそこに雲が無くとも、降り止まぬ雨。少年は懐かしい乾いた陽の匂いを求め、温かな軒下に迷い込む。一方、全てが思い通りに行かず、苛立ちを抱えた写真家の男は、今日も悶々としながら、不機嫌に一日を終えた。自分には何かが欠けている。 けれど、探ることなど馬鹿らしかった。接点の無いはずの二つの魂は、陰惨な事件の裏側で巡り会う。初対面で写真家の心...全文を読む

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(雑記)お礼と、新作の予定

未分類

2012.06.14 (Thu)

 こんにちは。日に日に、梅雨の気配が増してきましたね。当ブログでは、皆さまに支えられて、『KEEP OUT』シリーズを(サイドストーリーを含め)無事終えることができました。お忙しい中、拙作を読んでくださった皆様、拍手やコメントまでくださった皆様、本当に感謝しています。時間を割いて読んでくださるのに恥ずかしくないものを・・・と日々思って書いているのですが、やはりまだまだ自分が書いて楽しいもの、という域を脱して...全文を読む

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かげろう 最終話 光、満つ

かげろう 〈春樹サイドストーリー〉 

2012.06.12 (Tue)

 男の子は手を後ろに組んで、山村を優しい目で見つめてくる。沸き立つような懐かしさがあった。生まれてまだ4、5年の、柔らかく、エネルギーに満ちた生命の匂いがする。2年前、当たり前に山村の傍にあった、愛おしい命と同じモノだ。「おじさんは、……悪くないのかな」山村がそう言うと、男の子は大きく頷いた。「優しいから、春樹大好きだよ。 正輝くんも、おじさんのこと、大好きだったよ。絶対に。すこしも怒ってなんかいない...全文を読む

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かげろう 第3話 チョコレート

かげろう 〈春樹サイドストーリー〉 

2012.06.08 (Fri)

 その男の子は、ただじっと売店に並んだチョコレートバーを見つめている。その視線が、山村にはどうしても正輝に重なって見えて仕方なかった。山村の妻はとにかく、躾に厳しかった。チョコレートは特に子供の天敵だと思っているらしく、一切買い与えることはしなかった。いつもはそれに大人しく従う正輝だったが、妻が用事で正輝を残して出かけるようなことがあれば、とたんにその瞳はイタズラっぽく輝きだした。山村も休日返上の共...全文を読む

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かげろう 第2話 失われた日

かげろう 〈春樹サイドストーリー〉 

2012.06.05 (Tue)

 未熟児で生まれた山村のひとり息子正輝は、体は標準よりも小さかったが、活発で元気な子だった。そして父親のことが、大好きな子だった。仕事で遅い山村を、正輝はいつも頑張って起きて待っていようとするのだが、躾に厳しい母親に叱られ、遅くとも8時までにはベッドに放り込まれる。平日は、朝の20分だけが唯一、父子のじゃれ合う時間だった。あれは、正輝の5歳の誕生日だった。「今日は正輝の誕生日だから、パパ、がんばって...全文を読む

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(レビュー)『サマータイム』。懐かしい光

☆感想(観劇・映画・小説)

2012.06.02 (Sat)

 このところ、アマゾンさんの、お得意様です(^^ゞ先月は15冊以上、本を購入していました。衣料品も多いんですが。(そっちの方が大きいかな^^;)半分は、今ハマっているイラストレーターさんの関連ですが、もう半分は、小説。色々読むうちに、今まで読んだことの無いタイプのこの一冊に、新鮮な驚きを感じました。佐藤多佳子さんの『サマータイム』。【あらすじ】佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、...全文を読む

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かげろう 第1話 夏の日

かげろう 〈春樹サイドストーリー〉 

2012.06.01 (Fri)

 エスカレーターを登ってみると、ついさっき急行電車が行ってしまったばかりなのだろう、ホームには人影が疎らだった。山村はさっそく照りつける8月の陽射しから顔を背け、日陰のベンチを探した。改装されて間もない小綺麗な京阪線のホームには、冷房完備の待合室もあったが、何となくその箱に入る気にはなれなかった。次の急行が来るまでには20分くらいあるだろうか。特に急ぐわけでもないし、先に来る準急で環状線の京橋まで出...全文を読む

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