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【  2012年03月  】 

KEEP OUT6 第16話 決断

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.31 (Sat)

  隆也は予備校からほんの数分歩いたところにある公園に春樹を連れて行き、寒々とした街灯の下で、自分が腹に溜めていること全てを話した。 隆也の手に触れた春樹は多分、散らばった記憶を一瞬拾っただけで、隆也の想いを半分も読んではいないだろう。 もう春樹に触れられても何も恐れなくて良いように、全てを話した。それが春樹へのせめてもの罪滅ぼしだと思った。 春樹を追いつめ、春樹が最も忌み嫌うあんな行為に至らしめた...全文を読む

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(雑記)久々の天体ショー^^

☆雑記・四方山話

2012.03.29 (Thu)

 二日前、7時ごろ夜空を見上げたら、思わず「おおお!」と感嘆の声が出てしまいました。金星・月・木星が縦一列に並ぶ春の天体ショーの、真っ最中でした ああ、トリミングしてない携帯の写真じゃあ、迫力ないなあ(´゚∀゚`;) 実際に観たら、すっごい綺麗だったんですょ、ホント。そう言えば大人になって、天体ショー運が全くなく、何度ふたご座流星群を見そこなったことか。子供の頃、一回だけ遭遇したことがあるんです。流星群に。...全文を読む

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KEEP OUT6 第15話 禁じられた行為

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.28 (Wed)

 《隆也はいつも11時だろうが12時だろうが、お構いなしにフラリと遊びに来てたじゃないか》 電話の向こうの春樹の声が、あまりにも切羽詰まっている気がして、隆也は内心慌てた。 予防策として春樹に会わずにいることが、春樹を苦しめているなどと、隆也は夢にも思っていなかったのだ。……美沙のことであんな電話をするんじゃなかった、春樹の声を聞くんじゃなかった。 隆也はもう、ほとんどの学生が帰ってしまった予備校の教...全文を読む

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KEEP OUT6 第14話 ヒトリ

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.24 (Sat)

  数日前に買った参考書と問題集が、無造作にソファに投げ出されたままだった。 少しばかり外で時間をつぶして帰宅した春樹は、ぼんやりとそれらを手に取り、パラパラとめくりながらソファに沈み込んだ。 英語も数学も物理も、まだ高3レベルの知識は残っており、目についた代数の問題を傍にあったボールペンとメモ用紙を使って数問解いてみた。 けれどそんなふうにして潰せる時間は僅かであり、あとはまた虚無と倦怠感が春樹に...全文を読む

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KEEP OUT6 第13話 屈辱

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.21 (Wed)

 《今夜は送って下さらなくて大丈夫です。春樹の親友の男の子が、今夜相談があると電話をくれたので。仕事帰りに会う約束をしました》 その日の仕事が一段落したころ、美沙は聡にそうメールを打ち送信した。 この頃、一日に何度も聡とメールのやり取りをするようになった。最初は聡からの他愛もないメールがきっかけだった。《ほら、通りがかりの路地でこんなきれいな花を見つけた。なんて花だろう》と、夜中に月下美人の写メを送...全文を読む

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(雑記)物語のしゃぼん

☆雑記・四方山話

2012.03.19 (Mon)

 こんにちは^^まだまだ寒い日が続きますね。だけど、この頃夜になると、「芽吹く匂い」が空気に混ざりはじめました。ムンとした、発酵臭です。たくあんのような。きっとこれは、桜等の木々の芽が、芽吹く時の匂いなんだと、勝手に思い込んでるんですが・・・違うのかな?さて、KEEP OUT6、そして他の過去作品を読んでくださっている皆様、コメントや拍手、応援、本当にいつもありがとうございます。お陰さまで、エネルギーをもら...全文を読む

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KEEP OUT6 第12話 苦悩

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.17 (Sat)

  事務所ビル横のファーストフード店で、春樹は今日も退社後、飲みたくもないドリンクを前にしてガラス越しに車道を見つめていた。 もうこんな事をやり始めて2日目だ。 一昨日、聡が美沙を迎えに来たのは、たまたま何かの用事があったからなのか、それが確かめたかった。 けれど今日も、それはきっちり繰り返された。聡の車は春樹のいる店の前を通って左折し、事務所裏のパーキングに入るのだ。 春樹は今日もそれだけを確認す...全文を読む

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KEEP OUT6 第11話 ゆれる

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.14 (Wed)

  車の助手席に乗り込んだ美沙は、少し居心地悪そうに運転席の聡を見た。『今日から毎日送るよ』と言った聡の言葉は冗談では無いのだと、その意思の強そうな横顔を見ながら思った。「立花さん・・・。私本当に平気だから、もう今日だけにしてください。毎日こんな事してたら大変だもの」 聡はいつもの柔らかさを消し、前を向いたまま強い口調で返してきた。「美沙ちゃんを狙っているのは、俺が鴻上支店に回した仕事の依頼者なんだ...全文を読む

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(雑記)再読で改めて・・・

☆雑記・四方山話

2012.03.12 (Mon)

 記憶力がどうにも乏しい私は、幸か不幸か、読んだ本の内容を、2年くらいで程よく忘れてしまいます。「不幸だろ」というツッコミが正解ですよね(笑)でもね、《再読》という楽しみが待っているわけです。映画化の話があってから、また無性に『黄金を抱いて翔べ』が読みたくなり、自作の製作も止まったままなのに、またジワジワと読み始めました。(すみません、またこの作品の話で^^)驚くことがありました。初めて読んだ時より...全文を読む

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KEEP OUT6 第10話 孤独

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.10 (Sat)

 「今日はもう帰っていいよ、春樹。黒田さんの報告書は、私がチェックして仕上げておくから」 6時を少し回った頃、美沙が春樹に声を掛けてきた。 その声は優しかったが、どこか事務的で、冷めているように春樹には思えた。藤川咲子の一件があってからこの2カ月、ずっとそうだった。 美沙は自分と咲子の間に何があったのか何も知らないはずなのに、時々ふと目が合ったときに感じる僅かな嫌悪感に、春樹は胸が軋んだ。 また以前...全文を読む

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KEEP OUT6 第9話 取り引き

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.07 (Wed)

 ―――何を訳のわからない事を! 煮えたぎる怒りを必死で押さえ込みながら隆也は、その男の腕を掴み、路地を一つ入ったところの小さな公園に引っ張って行った。 さっきまでは人通りを安心材料にしていたのに、今は険悪な二人をチラチラ見て行く他人の目が邪魔だった。 自分の中で、血が沸き立っているのが分かる。 隆也よりも上背のあるその男はしかし、何を考えているのか分からぬ表情のまま、まったく抵抗せずに隆也に従った。...全文を読む

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KEEP OUT6 第8話 不信感

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.03.03 (Sat)

  翌朝、8時5分。 早朝から春樹のマンションに押し掛けていた隆也は、小さなローテーブルの上に広げた数学の問題集を、春樹と二人で覗き込んでいた。 隆也の頭に、わざと自分の頭をコツンと軽くぶつけ、春樹が笑う。「解き方、分かった? それとも僕の説明じゃ、分かりにくかった?」 隆也はゆっくり首を曲げて横に座る春樹の顔を見つめ、そして出来る限りの渋面を作った。「悔しいよ、俺は」「なにが」「この半年予備校で必...全文を読む

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(雑記)『13階段』。

☆感想(観劇・映画・小説)

2012.03.01 (Thu)

 久しぶりに、熱中して一気に読める本に出会えました^^高野和明さんの、この作品。【あらすじ】犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に蘇った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は無実の男の命を救う事ができるのか。江戸川乱歩賞に燦然と輝く傑作長編。これはね、本当に文句なく面白...全文を読む

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