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【  2012年02月  】 

KEEP OUT6 第7話 微熱

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.29 (Wed)

  美沙はその貼り紙をドアから勢いよく剥がし、手の中で乱暴に丸めながらエレベーターまで走った。 たかが知れた距離ではあったが、1秒でもその空間に居たくなかった。 たぶんほんの少し前までそこに居たのだろう忌まわしい男の、息や匂いがまだそこに残っているような気配が耐えられなかった。 ボタンに飛びつき、やっと3階に登ってきたエレベーターに飛び乗ろうとした瞬間、思いがけずそこから出てきた人物に激しくぶつかり...全文を読む

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KEEP OUT6 第6話 遠雷

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.25 (Sat)

  やはりそうだった。圭一は火事の直前、竹沢に電話したのだ。 ひと跳ねした佐々木の心臓はさらに鼓動を早め、体中の血がざわめいた。 竹沢がサークルのPCデータやバックアップをすべて消去し、完全に『ビアンカ』を封鎖してしまった時期と重なる事から見て、その電話が無関係とは思えない。 全ての痕跡を消すきっかけとなった圭一の電話が、何気ない内容のはずは無いのだ。 考えられる内容としては、今のところ二つ。『親に...全文を読む

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KEEP OUT6 第5話 3年前の検分

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.22 (Wed)

 《天野一家の火災事故と、お前の妹が被害にあった児童ポルノ犯罪。もしも関係があったら、凄いことになるな。》 そんな話が出たのは、つい2週間前。 仕事帰りの居酒屋でバッタリ出会った昔のバイト仲間、根津との会話の中でのことだった。 階級は巡査部長だが、現在は鉄道警察に配属されているという根津に、酒が入るとブレーキが効かない佐々木はつい、警察への不満を吐き出したのだ。 歳の離れた自分の妹、七海(ななみ)が...全文を読む

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(雑記)「黄金を抱いて翔べ」が映画化なのね

☆雑記・四方山話

2012.02.18 (Sat)

 「黄金を抱いて翔べ」、映画化か~~。黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)(1994/01)高村 薫商品詳細を見るこの作品は、初めて読んだ高村作品でした。衝撃的でした。なんだ、なんだ、この圧倒的に迫って来る臨場感と、苦しさと、切なさと、究極の美学は! と、おののきながら読み、そして読後感の何とも言えない喪失感と、寂寥感に戸惑い。感動と言うのとは違う、なんとも心を持っていかれて、ぽっかり穴が開いたような。読み終えた後、...全文を読む

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KEEP OUT6 第4話 琥珀色の瞳の少年

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.18 (Sat)

  その部屋は、とても18歳の少年の部屋とも思えないほど、きれいに整頓されていた。しかし、そこから感じられる育ちの良さは、佐々木にとってただ腹立たしいモノでしかなかった。 本人が言うように位牌らしき物は何もなく、ただ簡素なチェストの上に、柔らかな笑みを浮かべる両親と圭一らしき人物三人が写った写真が一枚飾ってあるだけだ。 もとよりこんな子供のワンルームに位牌などあるはずもなく、そんなものを取っ掛かりに...全文を読む

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KEEP OUT6 第3話 捕獲 

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.15 (Wed)

 「いえ、違います」 隆也はその男の横を通り過ぎながら、小声で返した。「ああ、すみません。同年代だと思ったもので。人違いでした。ごめんなさい」 男はそつのない営業的な笑みを浮かべ、隆也に小さく一礼したあと、すぐにエレベーターに向かった。 何かの訪問販売だろうか。問いただすのも妙な気がして、隆也は取りあえず自分も玄関ホールを飛び出した。 ゼミ開始時間が迫っているため、すぐ側のバス停まで走りながら、やは...全文を読む

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(雑記)かわいい♪

未分類

2012.02.13 (Mon)

 みてみて~~♪ エリンギ栽培セット!5日前はこうだったのに。3日前は、そんでもって、きのうは、で、さっき見たら、ドン!こうだから!(〃´∀`〃) 明日、収穫なのだ~。ψ(`∇´)ψ・・・・・・せっかく早く帰宅したのに、なにをUPしてんだか^^;...全文を読む

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KEEP OUT6 第2話 新たな足音 

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.12 (Sun)

  佐々木和彦は、車が僅か2台だけ置かれている50坪ほどの月極駐車場を、ぐるりと眺めた。 古くからある閑静な住宅地に、まだアスファルトも新しいそのガレージは少しばかり異質だった。 けれどその異質感はもしかしたら、3年ほど前にこの場所で、3人の人間が焼け死んだことから来る寒気なのかも知れないと、佐々木は思った。「あの……すみません、ここには以前、天野さんのお宅がありましたよね? 火事で焼けてしまったと聞...全文を読む

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KEEP OUT6 第1話 最悪の朝 

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.09 (Thu)

  まるで空気に鉛でも含んでいるかのように、その部屋は息苦しく、じっとりと澱んで薄暗かった。 美沙はそこに一歩、足を踏み入れる。 灰色の壁に囲まれた四角い部屋。 その中央に置かれたベッドの横には首だけを垂れ、棒のように突っ立った穂積隆也がいた。 空洞のような目をして、傍らのベッドを見下ろしている。 そのベッドには春樹が横たわっていた。紙のように白い肌をして、冷たくなった春樹だった。 ビスクドールのよ...全文を読む

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KEEP OUT6 愛する君の為に (あらすじ)

KEEP OUT 6  愛する君の為に

2012.02.07 (Tue)

 春樹への狂おしいほどの愛しさが募るほどに、美沙の心は苛み、そしていつしか苦痛の出口を求め始める。一方の春樹は、美沙の余所余所しさに胸を痛めながらも、必死に前を向こうとしていた。美沙との穏やかな関係が保たれることだけを願い、仕事に没頭し、日々を送った。そんな春樹のマンションにある日、「亡くなられたご家族のご霊前に手を合わせたい」と、一人の若い男が訪ねてきた。何の警戒心も持たず、春樹は男と接触してしま...全文を読む

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(雑記)『KEEP OUT 5 死の馬』後書きのようなもの

☆雑記・四方山話

2012.02.05 (Sun)

 こんにちは^^久々の雑記です。ああ、もっといっぱい雑記書きたいのに~。テンプレがシンプルなので、せめて雑記を書いて賑やかにしよう・・・と思ってるのですが、なかなかPCの前に座る時間がなく (>_...全文を読む

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KEEP OUT5 最終話 その先にあるもの

KEEP OUT 5  死の馬

2012.02.03 (Fri)

  ―――今度もまた、この4階の住人だろうか。 そう思いながら隆也は、その階に止まったエレベーターのドアを見つめた。 もう午後の10時。春樹がここを飛び出してから既に、気の遠くなる時間が過ぎたように思える。それでも、ただじっと、石になってもじっとここで春樹を待っていようと隆也は思った。 春樹のドアの前で座り込んでいる自分に不審な目を向けてくる住人に小さく頭を下げ、携帯を握りしめ、尻が冷えて感覚が無くな...全文を読む

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