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【  2011年07月  】 

RIKU・6 『この胸で眠れ』 あらすじ

RIKU・6 この胸で眠れ 

2011.07.31 (Sun)

 【あらすじ】自分の中に入り込んで来た、正体のわからない黒い影に怯え、リクの心身は次第に衰弱してゆく。やっと帰ってきた玉城と入れ替わるように、今度は長谷川がリクの傍を離れることになった。リクを気遣いつつも、身を切られる思いで旅立つ長谷川。使命感から、玉城は必死でリクの力になろうとするのだが、リクはそれを、ある理由から拒絶する。リクの真意が理解できず、腹を立て、ついに玉城はリクに背を向けるのだが・・・...全文を読む

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RIKU・5 最終話 闇の淵で

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.28 (Thu)

 一階の中央に立ち、リクはボンヤリ自分の家の天井を見つめた。吹き抜けのログハウス調のリビングの天井には、柔らかな蛍光灯の光が満ちている。けれど自分の異常に発達した第6番目の感覚が、一瞬の安息も許さなかった。長谷川の車を降り、礼を言ってこの家に入ってくると、リクを包んだのは耳の痛くなるほどの静寂と、底知れない本当の暗闇だった。また長い夜が始まる。長谷川が帰る時、一瞬呼び止めようと思ったが、踏みとどまっ...全文を読む

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RIKU・5 第22話 エンドロール

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.25 (Mon)

 「あの……」ゆっくり、ふらつきながら立ち上がった秋山は、その先の言葉が見つからない様子で、ただ困惑し、リクと長谷川を交互に見つめた。まだ34歳という若さにもかかわらず、いままで背負い込んできた自分の中の狂気との戦いで、すっかりその目も肌も精彩を欠いていた。長谷川は足元に転がっていたナイフを拾い、パタリと閉じると秋山の手のひらに押し付けた。「さあ、もうこれでこの馬鹿らしいお話はおしまい。明日からまた真...全文を読む

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(雑記)アルファポリスさんの「WebコンテンツPickUP!」

☆雑記・四方山話

2011.07.25 (Mon)

 作品を登録させていただいている、アルファポリス-電網浮遊都市- サイトさんの、「WebコンテンツPickUP!」で、『KEEP OUT』を本日(25日)より、紹介してもらえることになりました。アルファポリス編集部様、ありがとうございます。(*^_^*)これはどうやら、登録された作品の中から、アルファポリスの編集の方が、選んで紹介してくださると言うものらしいです。嬉しいですねえ。サイトの方自ら作品を紹介してくださるだなんて、...全文を読む

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RIKU・5 第21話 温もり

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.22 (Fri)

 「どうして・・・君が」喉が詰まってしまったのか、言葉の先が継げずに、秋山はリクを見た。「助けてほしいって言ったでしょ。何度も、何度も」リクは薄暗がりの中、秋山を安心させるようになるべく体を近づけ、代わりに声のトーンを落として喋った。「俺は・・・」「そう聞こえたんだ。だから何とかしたかった」「・・・」「ねえ、もう充分でしょ。今のでチャラだ。秋山さんは、さっきの男に充分罰を与えたよ。きっとあの男はすご...全文を読む

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(雑記)ブグローの画集ほしい。でも3万円!

☆雑記・四方山話

2011.07.21 (Thu)

 ほしい・・・。だいたい、あんまり物欲のない私ですが、これは欲しいなあ。ブグローの画集!William Bouguereau: His Life and Works(2011/01/16)Damien Bartoli商品詳細を見るでも、3万円するんですょ、さんまんえん。何日分の稼ぎだろう。ほしいなあ・・・・と思い始めて2カ月。最近特に、無駄遣いしてないし、買っちゃおうかな。それとも、地道にブグロー貯金しようか。う~~ん。じつは、前に一冊買ったんですょ、画集。それ...全文を読む

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RIKU・5 第20話 動く

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.19 (Tue)

 リクが延ばした手を、秋山は自ら断ち切ったように思えた。秋山の言動にさっきまでの自分の心細さが重なって、体中がザワザワと震え、落ち着かない。リクは彷徨わせた視線を、再び強く握っていた携帯に落とした。通常表示に戻ったモニターには、5件もの着信履歴が表示されている。どれも長谷川からだ。思うよりも先に、指が勝手にその履歴の番号を押していた。『電源切るんじゃないって言っただろうが! バカタレ!』 いきなり電...全文を読む

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RIKU・5 第19話 胸騒ぎ

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.16 (Sat)

 ―――また、夜が来る。思うだけで心臓が軋み、脳の奥が恐怖と嫌悪で痺れてくる。リクは結局、半分も喉を通らなかった夕食の残りを、今夜も重い気持ちで小型の冷蔵庫に押し込んだ。保存したところで、きっと食べることは無いだろうと思いながら。ちゃんと食事をしたのは、どれくらい前だろう。飽きもせず、毎夜毎夜押し寄せる不安にも、それに慣れることのない軟弱な自分の精神にも、辟易した。『お前さあ、金あるんだからTVとかP...全文を読む

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RIKU・5 第18話 狂気の狭間で

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.13 (Wed)

 『眠れない? 大丈夫だよ。怖いことは何も無いからね』幸田の声はとても優しく甘く、9歳の少年の頭の中に溶け込み、体の隅々に染みこんだ。『君を傷つける二人に、少しばかり代償を払ってもらうだけだよ。この仕事が終わって一旦君を帰して、ほとぼりが冷めたら、改めて君を救いに来るから。時期をみて、あの二人が君にした酷いことをちゃんと裁いてもらおうね。二度と君に手出しが出来ないように』ベッドに横になった秋山少年の...全文を読む

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(雑記)高村薫 『照柿』の、熱

☆感想(観劇・映画・小説)

2011.07.11 (Mon)

 ああ、そうだ、こうやって《熱》にほだされてヒトは狂い、愛し、そしてまた病んでゆく。言葉でたとえようもない、幾重にも絡まる熱だ。『照柿』(てりがき)を読み終わって10日して、ポッとそんな想いが浮かんできました。【あらすじ】《BOOKデータベースより》ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死(れきし)した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじ...全文を読む

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RIKU・5 第17話 事件を探る

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.10 (Sun)

 長谷川は編集室に戻るとすぐにPCを立ち上げ、指以外はピクリとも動かさず、異様な集中力で画面を睨みつけていた。25年前、9歳の子供が誘拐され、その子供の目の前で犯人が射殺されるという悲惨な事件は、興味を持った記者たちにより、詳細が多く語られていた。長谷川はそれについての雑多な関連記事も合わせて、片っ端から読み込んで行った。9歳の秋山章吾を誘拐し、射殺されたのは幸田純21歳。地元の東央大を中退し、バイ...全文を読む

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(雑記)蛍光灯って、だから光るのね

☆雑記・四方山話

2011.07.09 (Sat)

 梅雨明け二日目。今日も太陽は絶好調で燃えています。19年前に購入のエアコンのリモコンが壊れて、昨日から弱ってました。リモコンが壊れると、本体に操作パネルがないから、お手上げなのね、エアコン。別の部屋から同機種のリモコンを持ってきて、難を逃れましたが、やっぱり節電を考えれば、もう買え時でしょうか。う~ん、今年ボーナス少なかったから、無理ですよお(>_...全文を読む

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RIKU・5 第16話 変化

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.07 (Thu)

 秋山と別れ、喫茶店を後にした長谷川とリクは、無言のまま地下鉄への階段を下りた。「さっきのはちょっと、言いすぎじゃ無かったかな」ちょうど滑り込んで来た地下鉄に乗り込み、長谷川の横に座りながら、リクの方から先にその沈黙を破った。昼下がりの地下鉄は空いていて、少しばかりそんな話をしても誰にも聞かれることは無さそうだった。「気に入らないね」長谷川はわざとムスリとして言った。「秋山さんが?」「あんたが、だ!...全文を読む

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RIKU・5 第15話 心の内

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.04 (Mon)

 「なんだ。知ってて私に話を?」長谷川は無表情のまま浜崎を見つめ、そう言った。「佐伯さんが、『グリッド』の編集長がもうすぐここに来るからっておっしゃって。だから待ってたんです」「それで? 私にリクの特集を掲載したことを抗議したいわけ?」「ねえ、長谷川さん。……ミサキ・リクって何なんです? 社長にとって、何なんでしょうか」長谷川は、純粋で素朴で、それでいて大胆な浜崎の質問に思わず笑みを浮かべそうになった...全文を読む

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RIKU・5 第14話 秋山と言う男

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.07.01 (Fri)

 リクが教えてくれた喫茶店に向かうつもりで乗った電車だったが、ふと思いとどまって、長谷川は二駅前で降りた。最初に行く予定にしていた佐伯の画廊、『無門館』の最寄り駅だ。少し冷静になった頭が、もう少しだけ冷静になれと長谷川を押しとどめた。今その場所に行っても自分は何の非もない秋山からリクを奪って帰ったあの日と同じことをしそうな気がした。平日の昼過ぎの『無門館』は、この日もガランとしていた。絵を見ながらゆ...全文を読む

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