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【  2011年05月  】 

RIKU・5 第3話 エロス

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.05.30 (Mon)

 「あいつは本当の馬鹿なのか?」長谷川が呆れた声を出しながら、玉城が送ってきた色とりどりのお守りを指先でつまみあげ、「家内安全っていうのもあるよ」、と情けない顔をした。「長谷川さん、分からないかなあ~。玉城先輩の不器用な愛が。取材の合間をぬって、いろんな所で集めてきたんですよ。感動しちゃうなあ。ねえ、リクさん?」多恵が同意を求めてきたが、リクは何と言ったらいいか分からない様子で、ただそのお守りの山を...全文を読む

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(雑記)高村薫『マークスの山』

☆感想(観劇・映画・小説)

2011.05.28 (Sat)

 高村先生の本は、これが6作目でしょうか。『黄金を抱いて翔べ』、『李歐』、『わが手に拳銃を』、『リヴィエラを撃て』、『神の火』。そしてこの『マークスの山』。《あらすじ》殺人犯を特定できない警察をあざ笑うかのように、次々と人を殺し続けるマークス。捜査情報を共有できない刑事たちが苛立つ一方、事件は地検にも及ぶ。事件を解くカギは、マークスが握る秘密にあった。凶暴で狡知に長ける殺人鬼にたどり着いた合田刑事が...全文を読む

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RIKU・5 第2話 玉城からの贈り物

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.05.27 (Fri)

 大東和出版のラウンジは、初秋のカラリとした木漏れ日を窓から取り入れ、心地よい明るさを保っていた。様々なデザインの椅子とテーブルが並ぶ、ゆったりとしたその空間は、打ち合わせや休憩、歓談の場として自由に使える。社員からの評判も良く、長谷川や多恵も気に入ってよく利用していた。午前10時。先に来て横並びに座っていた長谷川と多恵は、後から入ってきたリクに手招きした。いつもの事ではあるが、ラウンジ内で休憩や打...全文を読む

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RIKU・5 第1話 残酷な蜜

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.05.24 (Tue)

 『ねえ君、このアザ、どうしたんだい?』夏の夕暮れ。人気のない寂しい公園で男は、ブランコに座ったままボンヤリ宙を見つめている幼い少年に近づき、その横にしゃがみ込んだ。ヨレヨレになって伸びた少年のTシャツの襟ぐりから、赤黒いアザが覗いている。『何もしないから、ちょっと見せて』男は少年を怖がらせないように優しく声をかけると、そのシャツをめくった。外からは分からない場所に、いくつも痛々しいアザが出来ている...全文を読む

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RIKU・5 あらすじ&人物紹介

RIKU・5 天使の来ない夜

2011.05.23 (Mon)

 【あらすじ】グルメ雑誌のライターとして、アジアを巡る長期海外取材に出かけた玉城。しかし彼は、霊感がケタ外れに強くなってしまったリクの事を気遣い、それとなく様子を伺うよう長谷川や多恵に頼んでいた。巷では深夜になると現れる通り魔が、3面記事やローカルニュースを賑わせていた。けれども当のリクの周辺は至って平穏に見え、気を張っていた長谷川も緊張の糸を緩める。ファンだと言ってリクの絵を買い占め、リクに色目を...全文を読む

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(雑記)次回の作品は・・・。

未分類

2011.05.21 (Sat)

 『KEEP OUT3 君に伝えたいこと』を読んでくださった皆さん、改めまして、ありがとうございました。なかなかじれったくて痛い内容だったにも関わらす、最期までお付き合い、本当に感謝です。(*^-^*)この『KEEP OUT』シリーズは、あと3章ばかり続く予定です。「4」は息抜きの為のコメディ(笑)「5」・・・これは今、書いてる途中なんですが、昼ドラか、サスペンス劇場か、ってくらいにドロドロしてまいります。爽やかな展...全文を読む

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KEEP OUT3 最終話 解けない呪縛

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.20 (Fri)

 「谷川理紗の両親が、あの間宮って男を訴えたんだってな! まさかそんな事になってたなんて、びっくりだよ」午後7時。立花薫がよく通る声を張り上げて事務所に飛び込んできた。美沙がその事を本社に報告したため、局長の立花聡に聞いたのだろう。「ノックくらいして下さい。そして声が大きい。ここ、防音仕様じゃないんだから」美沙が書類から目を上げずに、静かに言った。隆也が飛び出して行って少しした頃、谷川理紗の母親から...全文を読む

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KEEP OUT3 第19話 君に伝えたいこと

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.17 (Tue)

 この少年は、まず何と言うだろうか。美沙は全てを聞き終わった隆也の、うっすら皺の寄った眉間と、ウソなら一切聞きたくないという気迫のこもった黒い瞳を、じっと見返した。信じないだろうか。くだらない冗談だと怒るだろうか。隆也は何も言わず、ゆっくり目線を部屋のあちこちに移し、必至に何かを考えているようだった。ひとつひとつ記憶をたどり、入念に検証でもするように。そしてようやく美沙に視線を合わせると、口を開いた...全文を読む

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(雑記)ゆるゆると休日執筆

未分類

2011.05.15 (Sun)

 いやあ、毎度毎度、雑記ネタがない!そうだなあ。昔の絵などを引っ張り出して来るだけじゃ脳がないし。どうしたもんか。と、いうわけで、休日のつぶやきをポツポツと・・・。そういえば最近、ブログ村の登録ジャンルを、ミステリーから現代小説に変えまして。(現代小説の皆さん、お邪魔しております)今更ですが、私の小説は『ラビット・ドットコム』以降、ミステリーじゃないなぁ・・・と気づき。(^_^;)サスペンスというジャンル...全文を読む

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KEEP OUT3 第18話 淵

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.14 (Sat)

 「もしかして春樹、何か病気なんですか?」「え?」唐突で思いがけない隆也の言葉に、美沙は高い声を出した。「その……触っちゃダメな病気とか。なんか、感染力の高いウイルスとか」「ウイルス?」美沙が呆れたようにそう言うと、隆也は眉間に皺をよせた。あまりにも的はずれな幼稚な予想に、美沙の緊張が一気に緩む。「まさか。そんなことあるわけないでしょ? 隆也はそんな風に思ってたの? そんなことだったら私はいくらだって...全文を読む

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KEEP OUT3 第17話 追及

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.11 (Wed)

 谷川理紗を無事に両親の元に帰したことを、たった二行の文字にしてメールで送ると、自宅に居たらしい春樹は、程なく事務所に戻ってきた。「少しは眠れたの? まだ顔が青いよ」そう言ってみたが春樹はそれに答えず、美沙のデスクの横に静かに立った。けれど美沙と微妙に目線をそらし、黙っている。そのわけを美沙は承知していた。「谷川理紗にはそっと手紙を渡しておいた。間宮に何か酷いことをされたのであれば必ず母親に言い、病...全文を読む

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KEEP OUT3 第16話 呪い

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.08 (Sun)

 谷川理紗の確保は、驚くほどスムーズだった。その男、間宮光浩が帰宅した直後、美沙と薫が部屋を訪れ、身分を明かしながら「ここに谷川理紗さんがいると聞いたんですが」と硬い口調で言うと、間宮はいかにも優しげに「ええ、行き場が無いって言うんで、泊めてあげていました。俺もそろそろ家に連絡とったらって説得してたところなんです」と笑った。「その子は16歳なんですけどね」、と薫が言うと間宮は驚いた表情をし、「20歳だと...全文を読む

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KEEP OUT3 第15話 不可解

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.05 (Thu)

 そのころ隆也は、美沙の事務所のあるビルの隣のファーストフード店で一人、携帯を覗き込んでいた。「『レディホーク』。中世ヨーロッパを舞台に、呪術を掛けられた男女が呪いを解くために戦う、壮大なファンタジー。……だって?」検索で拾った映画のあらすじを読みながら眉間にしわを寄せ、Lサイズのポテトを頬張りコーラで流し込む。それらすべて、隆也にとって特に意味もない行動だった。あれから一人でタクシーを拾い、事務所に...全文を読む

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(雑記)水彩画&昨日の高村薫先生

☆イラスト・マンガ・水彩画

2011.05.04 (Wed)

 どんだけ、テーマ混在させるのよ・・・って感じですが (^.^;)自分の放置してるホームページを久々に見て、ホコリかぶった水彩画を引っ張り出してきました。もう、ずいぶん前に描いた作品たち。昔は小説を書く趣味もなかったので、時間があったんですねえ。真面目に描いてました。今も、絵画の会に在籍してはいるんですが、仕事とブログ小説、そのほかに様々な趣味を謳歌するために、サボっています^^実はある時期から、水彩画を...全文を読む

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KEEP OUT3 第14話 その心が見たもの

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.05.02 (Mon)

 「谷川理紗の居場所がわかった」落ち着いた声で春樹が電話口でそう言ったとき、美沙は冷たい鉛を胃に落とし込まれたような嫌な感覚を覚えた。聞き込みで情報を手に入れた時の春樹はいつも、自分の手柄に喜々とし、幼いまでに喜びを前面に出す子だった。今回は、情報入手の手段が違うのだ。美沙はそう感じた。そしてそれは、間もなく事務所に帰ってきた、青白く人形のように表情を殺した春樹の顔を見て確信に変わった。「春樹、いっ...全文を読む

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