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【  2011年03月  】 

KEEP OUT3 第2話 苦手な女

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.03.30 (Wed)

 「相変わらず、僕の仕事が気に入らないみたいだね」女子達がいつも羨ましがっていた、サラリとした質のいい髪を左手でかき上げながら春樹は笑った。「100回でも言うよ。春樹は頭良いんだから大学に行くべきだ。なんだってこんなヤクザな仕事なんか」「今、世の中の探偵業従事者を全部、敵に回したよ? 隆也」「いいよ。俺は一生世話になること無いから」「ねえ隆也。朝からそんな話ししに来たの?」春樹はさすがに少し困った顔...全文を読む

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KEEP OUT3 第1話 親友

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.03.28 (Mon)

 穂積隆也は、春樹の部屋のインターホンを押そうと伸ばした指をいったん止め、チラリと腕時計を確認した。8時10分。大丈夫、春樹はまだ出勤前。忙しい時間だとは思うが、彼なら嫌な顔をせずにドアを開けてくれるはずだ。隆也は自分の手元で揺れる、DVDの入った紙袋に目をやり、小さく頷くと再びボタンに指を伸ばした。穂積隆也、18歳。春樹とは高校の時の同級生だ。高校1年生の“ある日”から、春樹は隆也にとって「親友」だっ...全文を読む

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KEEP OUT3 あらすじ

KEEP OUT 3 君に伝えたいこと

2011.03.26 (Sat)

 穂積隆也(ほづみ・たかや)は、“親友”である春樹のことがどうにも気になって仕方がなかった。探偵事務所なんかに入社してしまったことも、上司の美沙という女も気に入らない。けれど春樹はなかなか心の内を見せてくれず、その心配は空回りするばかりだった。一方、家出少女の行方を追う春樹の行き過ぎた行動が、春樹自身を危険な方向に導いてゆく。他人の肌に触れると、その記憶や映像、感情の一部を瞬時に読みとってしまうという...全文を読む

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(雑記)「少年春樹」後書きと、余談

☆雑記・四方山話

2011.03.24 (Thu)

 「KEEP OUT2 少年春樹」を読みに来て戴いた皆さん、本当にありがとうございました。コメ返にも書きましたが、皆さんの優しいコメントの数々に、本当に救われる気持ちでした。身勝手ながら、そのことでやっと平常心を取り戻せ、力が湧いてきました。「KEEP OUT」の「呵責の夏」と「少年春樹」ですが、この二つの物語は、双子のように一緒に生まれてきました。切り離すことが出来ない作品です。ですが春樹の物語の方は一人歩きを始め...全文を読む

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少年春樹 最終話 苦しみを抱いて

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.22 (Tue)

 まばゆいばかりの緑の中を、年期の入ったローカル列車はカタカタと気だるい振動を保ちながら走ってゆく。東海道本線に乗り換えるまで小一時間の在来線の旅だ。シートは古くて堅く、景色も変わり映えのしない田園風景ばかりが続くが、意外にも美沙はこの時間を楽しんでいた。二人掛けシートが進行方向に向いて並ぶタイプなので、最低限のプライバシーは守られ、リラックス出来る。そして何よりも隣に、小学生のように目を輝かせて窓...全文を読む

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(レビュー)『神の火』vol.2 まだ読み終えてませんが、語らせて

☆感想(観劇・映画・小説)

2011.03.20 (Sun)

 途中経過レビュー、第2弾です。(性懲りもなく・笑)現在下巻の半分まで読み進めています。この後の展開を知る前に、とにかく熱を放出しなければ・・・。※一部、文中の抜粋があるので、絶対にネタバレは読みたくないと言う方は、ご注意ください。 とはいえ、当の本人も結末は知らないので、一緒にドキドキできるかも・・・(^^ゞ                         ◇                   ---網...全文を読む

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少年春樹 第9話 解き放つ

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.19 (Sat)

 友哉の家も、あの滝への入り口も、春樹は知っていた。触れた一瞬でその人の記憶が全て入ってくるわけではない。情報が圧縮されて流れ込んでくるのとも違う。表層部分。その人がいつも思いめぐらせている、目にしている部分を一瞬共有する。一瞬、その人物の心を「体感」する。溶けだし、混ざり合い、一つになるのだ。肌が離れ、融合が解けたとき、特に強い記憶と想いだけが春樹に残される。春樹は何回かの接触で、友哉のギリギリの...全文を読む

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少年春樹 第8話 気になる記憶

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.16 (Wed)

 春樹が自転車で小学校の門の前に着いた頃、ちょうど同窓会はお開きの時間だった。友人の誘いを断って、一人夜道を歩く友哉を見つけ、春樹は徒歩でそっと後をつけた。訓練学校の指導を生かし、気付かれないように尾行してしまう罪悪感。行きずりの青年の過去に興味を持ってしまう罪悪感。けれど、良くも悪くも「知りたい」「何かしてあげたい」という好奇心とお節介根性が、それを少しばかり上回っていた。自動販売機の前の友哉に近...全文を読む

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(雑記)祈り、そして笑顔

未分類

2011.03.15 (Tue)

 「被災者でない僕らは、今は何も言われへんねん」夜、携帯でmixiを覗きながら、息子が言いました。掲示板やmixiに何を書いても、のんきな対岸の発言に思えるし、偽善的に思えてしまうと。不用意な発言をしている若者に腹が立つし、けれども自分が心を込めて何かを発信しても、彼らと何も変わらないような気がすると。今はただ自分に出来ることをし、健全な日常を送り、少しでも被災者が元通りの生活を送れるように祈るだけ。息子も...全文を読む

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(レビュー)『神の火』、途中だけど語りたい。

☆感想(観劇・映画・小説)

2011.03.14 (Mon)

 ---盗んだ火は、自分で消し、神へ返すのだ---まだ上巻を読んでる途中だと言うのに、また感想を書いてしまいました。いやきっと、全部読んでしまったら、逆に放心で何も書けなくなりそうで。途中経過の感想なんて誰も興味ないだろうと思うんですが、こうやって溜まった熱を徐々に放出します今読んでいるのは高村薫先生の『神の火』。いつもながらめちゃくちゃハードボイルドなんですが、まさか、こんなに切ない作品だとは。ど真ん中...全文を読む

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(雑記)皆さん、大丈夫ですか?

未分類

2011.03.11 (Fri)

 仕事中に少し揺れたんですが、大阪はほとんど気にならない程度だったんです。さっき、自宅に帰って、しばらくしてTVをつけてびっくり。(普段、TVをあまり見ないもので、知るのが遅くなりました・・・)関東以北のみなさん、大丈夫でしょうか。携帯も繋がらないようで。15年前の阪神淡路大震災の怖さが蘇ります。皆さんが怪我などされていない事を心から祈ります。...全文を読む

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少年春樹 第7話 散策と言う名の企み

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.11 (Fri)

 富田は程なく見つかった。美沙の予想通り、山岸という同窓生の家に転がり込んでいたのだ。同窓会名簿を手に入れるまでは手こずったが、それ以降は警戒心のまるで無いターゲットのおかげで、あっけないほどスムーズだった。けれど春樹はうずうずしていた。これからが自分の仕事だ。自然に富田に近づき、どうにかしてその肌に触れ、東京でこっそり身を置いている場所を出来る限り読み取る。今回の依頼は富田の行方を捜すことではなく...全文を読む

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少年春樹 第6話 呼吸

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.09 (Wed)

 『大学には行かない。僕を美沙の事務所で雇ってよ』高校3年の進学時期に、春樹はそう言った。大学を出るくらいの資金は、彼の親が残してくれたもので何とかなるはずだったにも関わらず。成績も優秀で、決して勉強嫌いな方ではなかった春樹の言葉とも思えなかった。『はあ? 高卒でどうすんのよ。こんな事務所じゃそんなに稼げないし、潰しも効かないわよ?』そう美沙が強く言っても、春樹は頑として譲らなかった。柔和そうに見え...全文を読む

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少年春樹 第5話 仕事

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.07 (Mon)

 「あれだね、民宿の朝食って、絶対このメニューだよね」美沙の部屋に一緒に運んで貰った朝食をパクつきながら、春樹は言った。「白ご飯とみそ汁と焼き魚と生卵と海苔と冷や奴。修学旅行でも、おんなじだった」「不満なわりにはよく食べるよね」気持ちいいほどあっと言う間に平らげた春樹の食欲に感心しながら美沙が言う。「不満なんて無いよ。僕、和食大好きなんだ」美沙は足を崩しているというのに、きちんと正座している春樹は、...全文を読む

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(1P漫画)由宇と友哉の夏の日(笑)

☆イラスト・マンガ・水彩画

2011.03.05 (Sat)

 こんにちは。「KEEP OUT」シリーズを読んで戴いてる皆さん~、いつもありがとうございます。あ、読んでいない皆さんも、見て行ってくださいね♪今回は、もう終わってしまった「KEEP OUT 呵責の夏」の1ページ漫画を描いてみました。パロディですが・笑悲しい物語ですが、あんなことが無ければ、・・・こんな楽しい時間だって送れてたかも自分の小説のキャラは、なるべく描かないようにしようと思ってたんですが、もう、登場しない子...全文を読む

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少年春樹 第4話 特異体質

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.04 (Fri)

 人の肌に直接触れると、その相手の心の断片を一瞬にして感じ取ってしまう。その能力がいつから春樹に備わったのか、春樹自身にも分からないと言う。実際それがどういう感覚なのか、美沙には想像もできなかった。「自分の意識の中に、別の人の見た映像と感情が流れ込んで来るんだ。でも、自分の意識とごっちゃにはならない。ものすごく異物感があるんだ」そんな風に、春樹に丁寧に説明してもらっても、犬からしっぽを振る感覚を教わ...全文を読む

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少年春樹 第3話 通りすがりの不幸

KEEP OUT 2  少年春樹

2011.03.02 (Wed)

 二人が予約を入れていた民宿に着いたのは、もう薄っすら陽が陰って来た頃だった。一階で軽食喫茶も営んでいるその民宿には、ほんの4部屋ほど宿泊出来る部屋がある。どちらかというと、宿泊施設の方がオマケという感じだ。後ろは竹林。前面は県道を挟んで、のどかな田園風景が広がっている。「おどろいた。本当に何もないド田舎ね、ここは」2階の自分たちの部屋に入るなり、外を眺めながら、すっかり回復した美沙が言った。「泊ま...全文を読む

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(雑記)narinariさんと四天王寺♪

未分類

2011.03.01 (Tue)

 先週の週末は、「もう春? いゃ待って、もう暑いし!」ってくらいの陽気でしたね。そんな晴天の日曜日、たまたま大阪に遊びに来られるという、ブロ友さんと会う事になりました。リンクさせてもらってる「ChaoS」のnarinariさんです。小説ブログで出会った方と実際会うのは初めてで、ドキドキでした。方向音痴の私ですが、天王寺・阿倍野なら迷う事は無いだろうと・・・。思ったんですが、あそこは今、大改装工事中で、ちょっ...全文を読む

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