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【  2010年12月  】 

(雑記)「わが手に拳銃を」読了。興奮!

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.12.30 (Thu)

 高村薫先生の「わが手に拳銃を」をやっと読み終えました。セリフに感激するたびに何度も何度も読み返していたので、ずいぶん時間がかかってしましました。「李歐」にぞっこんだったために、その下敷きとなったこの作品も読んでみたくなりました。最初はこの「わが手に・・」は、「李歐」を超えることはないだろうと思ってたんです。それほど私の中で李歐は完璧な小説でした。でも。でもです!これはもしかしたら「李歐」を超えてしま...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第13話 日記・鍵

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.29 (Wed)

 「稲葉、読んでみるか?」片瀬から送られてきたファックスを無言で読んでいた宇佐美は、その一枚を稲葉に差し出した。トムへのメッセージを打ち終えた稲葉は、あまり気乗りのしない様子で受け取り、それに目を移した。なるほどそれは日記の形式をしていた。『---8月19日---私が帰ってくるのが遠馬にはとても待ち遠しいらしい。ファイルを開くと、まるで子犬のようにじゃれついてくる。そして、弾丸のように喋ってくるんだ。その...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第12話 喜べない偶然

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.27 (Mon)

 簡単な夜食をとった後、ラビットの3人は再び、それぞれのデスクワークにもどった。「霞をつかむ感じね」李々子は野崎が残していった沢村についての資料を見ながらため息混じりにつぶやいている。宇佐美も少し眉を上げて苦い表情をした。「6年前に住んでいたアパートまでの情報しかないからね。少し調べてみたが実家の両親も他界してるし、土地も売り払われている。明日、予定が済み次第沢村の昔のアパートと職場仲間をあたってみ...全文を読む

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(雑記)ちょっと冒険だったクリスマス企画

☆雑記・四方山話

2010.12.26 (Sun)

 クリスマス特別企画、「白昼夢・特別編 聖夜の贈り物」を読みに来てくださった方々、そしてコメントを下さった方々、本当にありがとうございます。いつもながら、拍手やコメントは本当にエネルギーになります。嬉しくて心の中でハグしてます。(え?いらない?)この「クリスマス特別企画」は、小心者の私には、少しばかり冒険でした。22日の仕事中に、ふと思ったのです。「クリスマス企画で、短編書いてみたいな」と。無謀にも。...全文を読む

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白昼夢・番外編 聖夜の贈り物 (後編)

クリスマス企画「白昼夢・番外編」  聖夜の贈り物

2010.12.25 (Sat)

 「ところで、沙希はなんでOEAに入ったんだ?」坂木は2本目のタバコに火をつけながら言った。「サラリと訊くわね」「暇なんだ、会議まで。言いたくなきゃ、言わなくていい」「笑えるほど単純な話よ。私の兄が組に殺された。確かにヤクザな仕事に片足突っ込んでた兄は馬鹿だったけどね。足を洗おうとしたの。それがバレて、殺されて海に浮いてた。警察の上層部の一部も組とグルだったらしくてね。今までの組の事件も全部兄の犯行だ...全文を読む

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白昼夢・番外編 聖夜の贈り物 (前編)

クリスマス企画「白昼夢・番外編」  聖夜の贈り物

2010.12.24 (Fri)

 半年に一度、OEA本部では、幹部や使徒のチーフを集めた定例会が行われる。志気を高める為とは言え、なぜかいつも多忙を極めた時期である。辰巳は今回も面倒くさそうに、資料をめくりながら廊下を歩いていた。「辰巳さん」その声に前方を見ると、陽が立っていた。相変わらず細身の体に、黒のジャケットとパンツがよく似合っている。「ん? お前も坂木について本部まで来たのか? チーフだけの招集なのに。相変わらず物好きだな」“...全文を読む

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(雑記)クリスマス特別企画、白昼夢番外編。

未分類

2010.12.23 (Thu)

 さあ、昨日から酷い風邪をこじらせているのに、私は何をやってるのやら・・・。一昨日、ふと思いついたんです。クリスマス特別企画って、やってみたいなあ~、と。そして、やるからには皆さんに読んでいただけるものを書きたい。白昼夢・・・。もう二度と書かないと決めた白昼夢ですが、短編、特別版としてなら、良いんじゃないか?、と。今朝です。休日の今朝、プロットを組みまして、昼ごろ書き始めました(^_^;)間に合うのか?も...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第11話 苦しくて

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.21 (Tue)

 ENMA:『おそいよ。遅い、遅い、遅い!』ト ム : 『ごめんね、ENMA。でも僕だっていつも君と話をしてるわけにはいかないんだ。君だって、そうだろ?』ENMA:『言ったろ? ボクはここから出られないんだ。一日中だって、君を待ってる』ト ム : 『どうして僕なの? 友だちはたくさん居るって言ってただろ?』ENMA:『あいつらは友だちじゃない。暇つぶしのネット仲間だよ。面白そうな悪巧みには乗ってくるくせに、興味ない話はシカトす...全文を読む

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(雑記)リクエストの「李歐」、描いてみました(^^ゞ

☆イラスト・マンガ・水彩画

2010.12.19 (Sun)

 最近の雑記はすべて「李歐」だ・・・。いまだ、高村薫の「李歐」から抜け出せずにいます。自然な流れで、「李歐」の下敷きとなった「我が手に拳銃を」を読んでいます。これは、李歐に酷似していますが、また別の話だと言っていいかもしれません。最初に読むべきだった「我が手に拳銃を」を「李歐」の後に読む。これは、一度構築した世界を、もう一度シャッフルして、遺伝子組み換えをして育て直すような、奇妙な感覚です。でも、それはそ...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第10話 負の発想

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.18 (Sat)

 宇佐美はチラリと時計を見て、次の予定までの時間を考慮しながら、再び話し始めた。「イライザは、かなり有能なおしゃべりロボットだったわけだけど、彼女が作られたのは1966年。まだ俺たちが生まれてなかった頃だ」「えーっ。そんな昔の話だったんですか? じゃあ、今は?」稲葉はまるで子供のようにはしゃいだ声を出した。「さあ。俺は心理学の予備知識としてこの情報を持ってるだけで、残念ながら専門外だから。最先端のAI...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第9話 ココロ

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.16 (Thu)

 「そうだな」宇佐美は一つ深く呼吸し、少し考えるようにゆっくり話し始めた。「その定義は難しいよ。実際イライザはそれが人間に近い能力を持つかどうかを判定する『チューリングテスト』に合格している。かなり優秀なAI、つまり人工知能と考えてもいいと判断されたわけだ」「イライザは人工知能だったんですか?」稲葉が再び身を乗り出した。「人工知能かどうかは別として、イライザは『会話する』という面においては、人間にかな...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第8話 イライザ

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.14 (Tue)

 「人工無能? あれだけネットやっててシロちゃん、知らないの?」李々子はそう言いながら、やっと探し出した急須を今度はどこへ仕舞おうかと、物が溢れた狭い給湯スペースでゴソゴソしていた。「知らないから聞いてるんですよ。人工知能なら聞いたことありますけど。何ですかその胡散臭そうなネーミングは」稲葉は少しむくれるように李々子に言った。やはりここで聞くよりも、PCで調べるべきだったと少し後悔しながら。稲葉の気...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第7話 人工無能

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.12 (Sun)

 「稲葉先生。今帰りなんですか?」校門を出る手前で呼び止められて、考え事をしていた稲葉はボーッとした表情のまま振り返った。見ると、昨日稲葉を恥ずかしそうに呼び止めた女子生徒二人だ。そして、思い切り李々子に抱きつかれたところを見ていた二人だ。稲葉はその状況を思い出し、改めて恥ずかしさが込み上げてきた。「ああ…昨日の。あの、昨日はごめんね。話も聞かずに慌てて帰っちゃって。えーと、君たち、何年生だっけ」「...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第6話 相談 

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.10 (Fri)

 稲葉は、真っさらな、白地のシンプルなスペースに恐る恐る書き込んでみた。うさぎ:『こんにちは。君が僕を呼んだんだね?』ト ム : 『本当に来て下さったんですね、電脳うさぎさん。すごくうれしいです。あんな形でいきなり呼び出したりして失礼しました』待ちわびていたのだろう、すぐに返事が返って来た。うさぎ:『いや、気にしないで。あ、あのさ、僕の名前ここでは「うさぎ」でいいよ。ネーミングセンスが無いって知人に笑われ...全文を読む

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(雑記)『李歐』読了。ただ感嘆の溜め息。

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.12.08 (Wed)

 前半200Pまでで、あまりにも鮮烈に私を魅了した、高村薫の『李歐』。前半に引き続き、後半のレビューです。いや、あまりにも壮大で鮮烈で、感想と言うよりは、ただ感嘆と溜め息です。【紹介文より】「惚れたって言えよ」 美貌の殺し屋は言った。その名は李歐。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第5話 SOS

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.07 (Tue)

 「野崎さんですね?」宇佐美は事務所に招き入れたその背の低い男にニコリとし、応接セットのソファに座らせた。昨日の電話で、行方調査の依頼をしてきたのがこの野崎だった。歳は50歳前後、と言ったところだろうか。小柄ながらも濃紺のスーツをきっちり着こなし、いかにも名刺に書かれている肩書きが似合いそうな男だった。「情報通信技術開発の会社をされているんですね」男から受け取った名刺を見ながら宇佐美がそう言うと、野...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第4話 片づけ屋、片瀬

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.05 (Sun)

 「本当にこの部屋ですか? 大家さん」片瀬は、築29年になるその古いアパートの一室を見渡した。『片づけ屋本舗』経営者、片瀬直哉38歳。日焼けした顔、広い肩幅、厚い胸板。いかにも力仕事のできそうな印象の持ち主だ。アパートの2階にあるその部屋はベランダもなく、唯一の窓も隣のビルの壁に遮られ、昼間だというのに薄暗かった。貧しさと寂しさを感じさせる空間だが、片づけ屋を商売にしている片瀬には別段珍しい部屋では...全文を読む

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電脳うさぎとココロのありか 第3話 居場所

電脳うさぎとココロのありか

2010.12.03 (Fri)

 ラビット事務所は稲葉の学校の最寄り駅から二駅目の、桜木駅から徒歩5分のオフィスビルの13階にあった。「わかりました。では一度こちらへお越しいただいて、お話を伺うと言うことでよろしいですね。はい。ではその時間にお待ちしています」稲葉と李々子がドアを開けると、ちょうど宇佐美が電話を切る所だった。宇佐美諒、34歳。高身長で引き締まった体。どことなく愛嬌のある目に、緩くウエーブした癖毛。稲葉のような典型的...全文を読む

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(雑記)バーチャルで「李歐」の軌跡を辿ってみる。

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.12.01 (Wed)

 相変わらず、じわりじわりと楽しみながら、高村薫の『李歐』を読んでいます。あまりないですかね、読書の途中経過を書いて行くって・笑ちょっとずつ読んでます。ワンシーン、ワンシーン、一言一言がじわじわと体にしみこむ感じがたまりません。さて、今回は感想ではなく、昨夜ちょっとやってみた遊びが妙に感動的だったので、バカだと思われるのを覚悟で書いてみることにしました。高村薫の小説を読んだことがある方ならご存知のよ...全文を読む

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