更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方は
こちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

2010 09123456789101112131415161718192021222324252627282930312010 11

【  2010年10月  】 

(雑記)「秘められた掟」ヘンリー・リオスシリーズ

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.10.31 (Sun)

 読み終わってしまいました。「秘められた掟」マイケル・ナーヴァ著 ヘンリー・リオスシリーズ第4作目。秘められた掟 (創元推理文庫)(2002/01)マイケル ナーヴァ商品詳細を見る不覚でした。このシリーズは7作目まで書かれてるにも関わらず、創元推理文庫さんはこの4作目までしか翻訳されていません。知っていたのに。何が不覚かというと、こんなに好きになるとは思ってなかったのです。まあ、4作のうち、どれか面白ければ良いだろ...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第15話 帰ろう

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.30 (Sat)

 吉ノ宮神社に車を飛ばしながら長谷川は何度もリクの携帯に電話した。けれど電源が切られているらしく、全く繋がらない。自分も行くと言って聞かない多恵と玉城をなだめ、会社に戻って営業車を借りた。車の運転は久しぶりだし、神社への道順も頭に入って無かったが、まあ問題はないだろう。そう思いながらちらりと時計を見る。時刻は深夜1時を越えた。夜の気温はぐんぐん下がっていく。交差点で止まると、長谷川は冷たくなった指先...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第14話 美希

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.27 (Wed)

 「カリカリしないでよアキラ。だいたいさあ、死体がちゃんと隠せなかったのだって、アキラが急がすからよ」アサミが破れて中綿のはみ出した布製のソファに座り、アキラにぼやいた。孝也が仲裁を図るように割って入った。「まあどっちみち死体は見つかったんだって、アサミ。それにビビることないだろ。あの家出娘、親にも見放されて天涯孤独だったんだし。俺らとヤク売ってたの知ってる奴もいねえし。バレることないって」もうすで...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第13話 浮かび上がる現況

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.24 (Sun)

 「え? ごめんって、リクが?」玉城はベッドから上半身を起こした姿勢で多恵を不思議そうに見た。ベッドの横で丸椅子に座っていた長谷川も同じような表情だ。「わざわざ、そんなこと言いに来たのかなあ、あいつは。んで、顔も見せずに帰るしさ」居心地の悪そうな様子で玉城はつぶやく。リクが何のことを言っているのか玉城には分かっていたが、釈然としない。「ねえ、先輩。リクさんに何か頼んだの?」多恵がベッドの横ににじり寄...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第12話 交わる

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.22 (Fri)

 小高い山の5合目あたりからすそ野へ真っすぐ降りる道の中腹にその神社はひっそりと奉られていた。山をらせん状に巡る遊歩道の脇から突然現れる石段を覗き込むと、遙か下に古い小さな鳥居が見える。山裾の住宅街に抜ける近道としてここを通ることもできるが、鬱蒼とした樹木が生い茂るこの無人の神社は昼間でも薄暗く、気軽に通り抜けに使うには少しばかり気味悪がられた。遊歩道わきの街灯のあかりを頼りに、リクはゆっくりとその...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第11話 決断

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.19 (Tue)

 「あーあ、ボンネット、少し凹んだ」クチャクチャガムを噛みながら、溜まり場にしている廃墟横の暗い街灯の下、腰を屈ませて孝也がぼやいた。「いいじゃん、こんな廃車寸前のボロ車。どっちみち美希のなんだし、さっさとどっかに捨ててきちゃってよ。それよりこっちがびっくりするじゃない、いきなりあの男、はねてさ」アサミがその横に立ち、不満げに言う。「何でだよ。アキラが『見つけたら殺ってこい』って言ったろ? 轢くなと...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第10話 見えてきた片鱗

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.16 (Sat)

 人間は、あまりに咄嗟の危機に見舞われると、思考回路が停止する。その事を玉城はつい先日確認したばかりだった。神社の境内へ続く急な石段を転がり落ちた時がそうだった。そして、今、この瞬間も。突然自分めがけて突っ込んできた二つのギラギラした目が何なのか分からなかった。車だと気付く前に、体はもうその鼻面に乗り上げていた。声など出ない。痛みも恐怖も、ドラマにありがちのストップモーションもない。ただ、くるくると...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第9話 点在する疑問

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.13 (Wed)

 「あれ? 何よこれ」長谷川は自分の携帯の画面を見ながら、誰にともなく呟いた。そしてキョロキョロと、辺りを見回す。午後5時。編集室は社員のほとんどが出払っていて閑散としていたが、長谷川の目はその時「ピンク」を探していた。そしてタイミング良く、ヒラヒラと廊下から入ってきた派手なピンクのカーディガンを捉えた。「多恵ちゃん、ちょっと来て」一瞬嫌そうな顔をしたものの、多恵は「はーい」と明るい声を出しながら小...全文を読む

▲PageTop

(雑記)またもや壁?

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.10.12 (Tue)

 結局3連休はどこへも行かず、ひたすら読書と作品の構想の日々でした。まあ、給料日前なもんで、出かけられなかったっていうのが正直なところ(^^ゞ最近は、休日が「楽しいか」「楽しくないか」は、自作小説の進み具合で決まってしまうところがあります。(いいのか、そんなことで・笑)やっぱり順調に進んでる時の休日は楽しいですね。今書いてるシリーズが、なんとも微妙で進みにくいんです。またもや「書いてる自分は楽しいけど、...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第8話 巣窟

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.10 (Sun)

 「何だよ、今のヤツ!」脱色した短い髪を掻きむしるようにして孝也が吠えた。「目の前に居たらぶっ殺してやったのに」そう更に吐き捨てると、ソファに座ったまま目の前の錆びたスツールの足を蹴飛ばした。「あんたの品の悪さが伝わったんじゃない? 電話の向こうに」ニヤニヤ笑いながらアサミが孝也の肩にしなだれた。「じゃあお前が電話かければいいだろ、アサミ」「アタシ、電話嫌いなんだもーん。失敗してもいいならやったげる...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第7話 不穏な波動

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.07 (Thu)

 玉城が少し乱暴に閉めていったドアを、リクはしばらくじっと見つめていた。指先が緊張して冷たくなっている。ぎゅっと両手を握りしめた。「強くなっている」と感じる。多恵に言われるまでもなく、リクには分かっていた。そんなもの無ければ、それが一番幸せな力。関わってはいけない念と波長が合うことによって、その意識を取り込んでしまう厄介な能力。自分はまだいい。長い期間を経て、危険なものほど遠ざける壁を作ってきた。け...全文を読む

▲PageTop

(雑記)夢見過ぎ症候群

未分類

2010.10.05 (Tue)

 とにかく、何がしんどいって・・・。夢を見過ぎるんです。寝て見る方の夢です。もちろん夢は誰でも毎晩見ると思うんですが、尋常じゃないんです。ひっきりなしです。私は常にレム睡眠なのでしょうか。本当にお医者さんに行って「夢を見なくなる薬をください」とすがりつきたい気持ちです。別に夢くらいいいじゃないかと思われるでしょ?とにかくリアルで現実と全く同じ感覚なんです。だから仕事をしてる夢を見ると、本当にへとへと...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第6話 通じない心

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.04 (Mon)

 玉城は綺麗に整備された住宅地の歩道を歩きながら、無意識に後頭部の傷に触った。まだ腫れているようだったが、触らなければ痛みも無い。時々軽い目眩はあるが、昨日ほど頻繁ではなかった。医者が仰々しく巻いてくれた包帯も、なんだか鬱陶しかったので家を出るときに捨ててしまった。ただ、あの映像だけは今も脳裏に焼き付いたまま、四六時中玉城を苦しめていた。暗闇をつんざくような女の悲鳴と、それを取り囲む数人の影。一人の...全文を読む

▲PageTop

RIKU・4 第5話 動き始めた暗雲

RIKU・4 君の還る場所

2010.10.01 (Fri)

 急に降り出した雨に鬱陶しそうに顔を歪めながら、男は古びた木製枠の小窓を閉めた。今は使われていない昭和の忘れ物のようなその狭いバーは、壁紙の至る所がはげ落ちている。日の光を浴びるのを躊躇う輩(やから)達には格好の溜まり場となっていた。はだか電球の薄暗い光の中に浮かび上がった3人の男女は、いずれも朦朧とした目で、中綿のはみ出したソファやスツールに身を沈めている。灰皿にまだくすぶる非合法なタバコは、甘酸...全文を読む

▲PageTop

前月     2010年10月       翌月

Menu

最新記事

カテゴリ

最新コメント

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア