更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方は
こちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

2010 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312010 06

【  2010年05月  】 

ラビット 第6話 ファースト・ミッション(2)

第6話 ファースト・ミッション

2010.05.31 (Mon)

 翌日の昼過ぎ。稲葉はラビット事務所に向かう足を止め、ほんの少し思案した後、オフィスビル1階にある喫茶鳳凰の扉を開けた。ランチの時間なのに相変わらず客入りは少な目で、そんな流行らなさも稲葉は気に入っていた。カウンターのマスターに目だけで挨拶して中程の席に座り、視線を窓の外に移した。街路樹の緑を見ながらため息をつく。けれどぼんやりしたのもほんの1分。いきなりテーブルの上に水がドンと置かれ、稲葉はビクン...全文を読む

▲PageTop

(雑記)相変わらずTwitter初心者

未分類

2010.05.30 (Sun)

 でも、最近少しだけツイッターの面白さが分かりかけてきました。最初は本当におっかなびっくり。誰をフォローしていいものか。どうやって気の合う人を、この膨大な人類の中で探していけばよいのか、またく手探りでした。一人で何千人もフォローしてる人なんかいて、この人はどうやって川の流れのようにハイスピードで流れていくタイムラインの中から、自分の求めるコメントを探すんだろう・・・と、疑問でした。まあ、そんな疑問を...全文を読む

▲PageTop

ラビット 第6話 ファースト・ミッション(1)

第6話 ファースト・ミッション

2010.05.28 (Fri)

 時刻は午後4時。学校が午後から休校になり、いつもより早くラビットに出社してきた稲葉だったが、事務所に居たのは宇佐美ひとりだった。接客用のテーブルの上には古い資料やファイルが、今にも崩れそうな絶妙なバランスで積まれている。こういう乱雑な状態で放置してしまうのは、ここに居ないあの人しかいないと、稲葉はにんまり笑った。「李々子さん、大掃除でも始めたんですか?」PCから顔を上げた宇佐美は、稲葉を見て困ったよ...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第8話 渇望(4)

第8話 渇望

2010.05.24 (Mon)

 予感はあった。だがその暗闇での襲撃はあまりにも突然で、笠原はとっさに身を守ることができなかった。角材か何かによる頭部への一撃のあと急激に意識が薄れ、路地のアスファルトの上にうずくまった。薄く開けた瞼の隙間で、どこかの店の寂しげなネオンが歪んで瞬いた。鼻の奥に血の臭いが広がる。そのあと強い蹴りが腹部に入り、笠原は防御のために全身に力を入れて丸くなった。けれどそんなものは何の抵抗にもならない。何度も振...全文を読む

▲PageTop

(雑記)なんだか早い

未分類

2010.05.23 (Sun)

 ・・・時間が経つのが・笑最近雑記を書いていないのを思い出し、なんでもないことをつぶやいてみました。朝起きて、仕事行って、帰って家事やって雑務やって、さあ自分の時間だ(〃^∇^)oって思うと、眠くなってしまう・笑お子様?寝る時間が必要なければもっと有意義に使えるのになあと、いつもながら思います。小説を書くって、とにかく時間がかかりますものね。(最近ツイッターにハマってしまったのも時間がない理由なんですが・...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第8話 渇望(3)

第8話 渇望

2010.05.21 (Fri)

 坂木はただ黙ってその話を聞いていた。グラスの中の金色の液体は、ただ見ているだけで酔わせる効果でもあるかのように、じわじわと脳を痺れさせる。いや、そうではなかった。笠原の語る「あの夜」の真実が坂木の五感を麻痺させていく。耳を塞げば良かったのだろうか。淡々と朗読でもするかように語る笠原を、もういいと止めても良かったはずだった。けれど坂木はただじっとその話を聞き続けた。・・・狂っているのは誰だったのか。...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第8話 渇望(2)

第8話 渇望

2010.05.18 (Tue)

 ・・・・・・きれいな目をしていた。けれどその瞳の奥のゾッとするほど冷たく深い湖は、決して覗かせまいと扉を閉ざしていた。いつだったろうか。天使の名を騙る組織があると聞いたのは。神に代わって忌むべき金の亡者どもを狩るのだと。そんな面白い余興があるのなら是非とも見てみたい。そう思い、自分の店に亡者どもを出入りさせた。自分の張った蜘蛛の巣の上で、天使が亡者を食らうのだ。考えただけでも血が騒ぐ。ただの興味本...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第8話 渇望(1)

第8話 渇望

2010.05.15 (Sat)

 ・・・・・・狂気と正気の境目など誰が決めるのだろう。子供の頃から、か弱く脆く美しいものが好きだった。自分がほんの少し手をひねれば壊れ去っていく命。それなのにすがりつく哀れな生き物たち。手を下したりはしない。魂の抜け殻はいらない。美しく哀しいものだけ見ていたい。身勝手で冷酷な、けれどもどこにでも転がっている欲望。遠い昔、俺に救いを求めてきた女がいた。ある夜、震えながら俺の前に現れ、冷え切った体で自分...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 挿入話 序曲・本当のプロローグ

挿入話 序曲・本当のプロローグ

2010.05.12 (Wed)

 「私、あの子の首に手をかけたの」マヤは冷え切った細い指を口元に当てながら、声を震わせて言った。深夜。いつもより早めに店を閉めようとした俺の前に、彼女は現れた。吐く息も白くなるこの時期に、ラメのキャミソールにダウンをじかに羽織った姿で店の裏口に立っていた。彼女は6年ほど前までここに勤めていたホステスで、バーテンとしてこの店に来た俺とも親しくしてくれていた。けれど、ただそれだけの間柄だ。4、5歳の男の...全文を読む

▲PageTop

(雑記)ツバメのミリ

☆雑記・四方山話

2010.05.11 (Tue)

 今朝、家の軒下にツバメが飛来しました。巣を作れる家かどうか覗きにきたんでしょうね。大歓迎だけど、出入りが激しくて落ち着かないでしょう?あきらめたかな。そんなことを思ってると、ふと小学生の頃育てたツバメの事を思い出しました。ちょっと思い出話を書いてみます。小学5年の時、友達がツバメのヒナを2羽学校に持ってきました。登校中に拾ったんだとか。巣が壊されちゃったんですね、蛇に。私に育ててくれと言うので、仕...全文を読む

▲PageTop

編集長、長谷川 最終話 世界が変わるとき

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.05.09 (Sun)

 「あれ? 長谷川さん、お出かけですか?」打ち合わせのため自社ビルを出た長谷川に声をかけたのは玉城だった。どうやら玉城も今、大東和出版を出てきた所らしい。「ああ、うちのグルメ雑誌の仕事、まだ続いてるんだね、玉城」ゆっくりではあるが、足を止めずに話す長谷川。「そりゃあ僕の生命線ですからね、『グルメディア』は。切られたら困りますよ」長谷川の横に並んで歩きながら玉城は苦笑した。「コラムはどう? 書けそう?...全文を読む

▲PageTop

(雑記)心魅かれるものたち

☆雑記・四方山話

2010.05.07 (Fri)

 先日、時間つぶしに梅田の紀伊国屋に寄りました。ほんの20分。今描いている作品の関連もあって、パラパラと美術誌をめくっていたんですが、その時目に飛び込んできた一枚の絵に釘付けになりました。若き23歳の青年の描いた絵です。なんとも美しく、そしてそれ故に怖く、吸い込まれるような世界観を感じ、しばらく見とれていました。油彩です。好奇心故に汚れてしまう少年期の葛藤、大人へなることへの抵抗、あらがえない成長、...全文を読む

▲PageTop

編集長、長谷川 第5話 トカゲ

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.05.06 (Thu)

 長谷川は手元に届いたグリッド、Vol.35の表紙を見つめた。雑誌としては珍しい、つや消しPP張りの重厚感あるその美術誌。35号の表紙にはリクの写真が使われている。企画会議で長谷川が提案したとき、意外にも異論を唱えるメンバーはいなかった。誰もがリクのその才能と神秘性に魅力を感じ、彼の名を自分たちの手で更に広めたいと願っていた。長谷川は表紙をそっと撫でる。『ミサキ・リク特集、最終号』の緋色の文字の下。描きかけ...全文を読む

▲PageTop

編集長、長谷川 第4話 臆病な年頃

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.05.03 (Mon)

 今まさに階段を登ろうとしている柳をじーっと見つめてくる長谷川。「この上には一軒しか店無いけど。この上の店に用があるの? 」「は・・・はい。まあ、そんなとこです」まさか今からこの上の店にショバ代ふんだくりに行くとも言えず、柳と赤木は苦笑いした。もし今自分が準構成員として組関係の仕事をしていると知られたら、きっとボコボコにされると柳は思った。長谷川の腕や腰回りは少しも筋肉の衰えを感じさせない。暴力は無...全文を読む

▲PageTop

(雑記)Piper『THE LEFT STUFF』観劇日記

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.05.01 (Sat)

 今日は小説と関係ない記事でごめんなさい。私の大学以来のもう一つの趣味である観劇の日記です。☆ネタバレが少しあると思いますので、これから見る予定の方は見ないでくださいね☆ 今日は念願の後藤ひろひとさん主催の劇団、Piper(パイパー)の舞台を観に行きました。 後藤ひろひとさんと言えば、『ガマ王子VSザリガニ魔人』はじめ、様々な脚本を書いている天才!「BIG BIZ」なんかも最高でした。このイカサマ師みたいな方が後藤...全文を読む

▲PageTop

前月     2010年05月       翌月

Menu

最新記事

カテゴリ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア