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【  2010年04月  】 

編集長、長谷川 第3話 動揺

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.04.30 (Fri)

 次の日の朝。まさかそこにリクが居ると思わなかった長谷川は、開いた自動ドアの手前で一瞬足を止めた。考えて見ればリクが作品を委ねている画廊なのだから、居ても当然なのだが。“リクという原石を見つけだしたのは自分だ”と豪語するオーナー佐伯の画廊『無門館』は、まだ開店直後で他に誰もいない。そのほぼ中央でリクは他の画家の描いた絵をボンヤリ眺めていた。佐伯の姿はない。自然光になるべく近づけたライトの下で、ふわりと...全文を読む

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(雑記)小説にできない物語、小説にしか書けない物語

☆雑記・四方山話

2010.04.28 (Wed)

 小説を読んでいて、「わあ~、これは小説でしか表せないシチュエーションだな!」って思ったことはないですか?以前私が雑記「小説の主観、融合、胸の高まり!」に書いた事がありますが、伊坂幸太郎さんの「チルドレン」の最後のお話「イン」なんて、まさにそう。あのお話は、本当に好きです。何てことないお話なんですが、私のど真ん中です。チルドレン (講談社文庫)(2007/05/15)伊坂 幸太郎商品詳細を見るもうひとつあげると、「...全文を読む

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編集長、長谷川 第2話 陽のあたらない場所

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.04.27 (Tue)

 長谷川は不機嫌だった。電話で玉城を誘い出そうとして、見事に振られたのだ。「え? 今夜飲みに、ですか? えーと、そうですね。お誘いは嬉しいんですが、今夜は予定が入ってまして。本当ごめんなさい長谷川さん。でも、いきなりどうしたんですか? 珍しいですね。仕事の話ですか?」「何で仕事の話って思うのさ。たまには誘ってやろうと思っただけだよ」「いや~、うれしいです。でも、ほんと、ごめんなさい。あ! 明日の午後...全文を読む

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(雑記)子供の頃の嘘

☆雑記・四方山話

2010.04.26 (Mon)

 仲良くさせていただいているブロガーさんの記事の中に、「子供の頃ついた嘘」の記述があったのを思い出し、私も思い出して書いてみることにします。子供、特に小学生の頃って、結構しれっと嘘をつきますよね。・・・え? そんなことない? 私だけ?なんでしょう、人を困らせる嘘ではないんですが、やたらと手の込んだ嘘をつきました。小学生の頃って、4年生からクラブ活動に入りますよね。運動が好きではないインドア派の私は、...全文を読む

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編集長、長谷川 第1話 悩める編集長

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.04.24 (Sat)

 長谷川はいつもの自分のデスクに座り、グリッドvol.35の校正刷りをじっと見つめていた。3回に分けられたリクの特集は、今回の12ページが最終だった。ミサキ・リク。個展もやらず、名を売ることになんの興味も示さない24歳のその青年の絵は、小さな画廊から静かに火がついた。屈指の美術専門誌「グリッド」の女性編集長、長谷川は、彼が唯一気を許す友人であるフリーライターの玉城の協力を得て、何とかその取材権を勝ち取った...全文を読む

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編集長、長谷川  あらすじ

RIKU番外編  編集長、長谷川

2010.04.24 (Sat)

 あらすじ泣く子も黙る、美術誌「グリッド」の女編集長、長谷川。けれど近頃どうも様子がおかしい。人気画家リクの特集校了を前に、いつになくピリピリしている長谷川をいぶかる玉城(たまき)。そんな時、裏の世界に片足を突っ込みかけていた長谷川の後輩、柳は、幸か不幸かバッタリ長谷川に出会ってしまう。この出会いは何かを変えてくれるのか! そして玉城が見た、長谷川の素顔とは!概要今回はRIKUの番外編になります。リ...全文を読む

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白昼夢 第7話 HOME(5)

第7話 HOME

2010.04.20 (Tue)

 坂木はそうつぶやくと、まるで答えを教えてくれと言わんばかりに辰巳を振り返った。急に猫の子のように不安そうな表情になった坂木の顔をじっと見つめていた辰巳だったが、やがてフッと息を一つ吹き出すと、そのまま腹を抱えて笑い出した。体を折り曲げて本当に可笑しそうにいつまでも笑っている。そんなに笑っている辰巳を見るのは初めてだったため坂木はしばらく唖然としていたが、だんだん腹が立ってきた。「何がおかしいんだよ...全文を読む

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(雑記)衝動買い。amazonのふしぎ。

未分類

2010.04.18 (Sun)

 今は便利になりましたよね。買いたい本があれば、すぐにネットで注文。そして翌日には届いてしまうんですから。書店に行って本を選ぶのは大好きなんですが、時間が取れずなかなかゆっくり長居できません。昨夜も、本を一冊購入しようとしてamazonに立ち寄り、ついでに大好きな生物学や化学の本も検索していました。・・・止まらないです。10冊くらいカートに入れてしまいました。生まれて初めての「小説の書き方」の本も購入しまし...全文を読む

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白昼夢 第7話 HOME(4)

第7話 HOME

2010.04.17 (Sat)

 「じゃあ、坂木。お前は新しい相手が決まるまでこっちで待機してろ。今までのホテルでもいいし、この支部の部屋を使ってくれてもいい」応接セットと書類棚の他は何の装飾品もない殺風景な部屋で、辰巳は2~3の書類に目を通しながら坂木に話しかけた。「こんなコンクリートの箱みたいな所には1分だって居たくないね」「まあ、お前ならそう言うだろうと思った。好きにしろ」辰巳は笑いながら窓際に座って外を見つめている陽をチラ...全文を読む

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白昼夢 第7話 HOME(3)

第7話 HOME

2010.04.14 (Wed)

 三日経っても坂木はその医療施設に顔を出せないでいた。パートナーのいない期間に回ってくる仕事もなく、途方に暮れるほどの沢山の時間をただモンモンとホテルの部屋に籠もって過ごしていた。ベッドもカーテンもソファも、タバコとアルコールの臭いが染みついている。陽が帰ってきたらきっと怒るだろうな。あいつはいつも小うるさく、俺の不摂生をとがめる。そんなことを何気なく思いながら同時に、胸に疼くような痛みを感じた。答...全文を読む

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(雑記)3夜連続ドラマ「わが家の歴史」

未分類

2010.04.13 (Tue)

 三谷幸喜ファンとしては、見ないわけにはいかないでしょう。そして、なんともすごい豪華キャストでした。異例の3夜連続。三谷脚本なだけに、どんな展開を見せるか予測不可能でしたが、最後の最後には「そういう方向で終結させるのね!いやあ、なんだか嬉しい」と、脱帽でした。バカバカしくも、愛着の湧く人々の、激動ハートフルな6時間でした。三谷さんは、やっぱり笑いに置いて天才だと思います。今まで観てきたドラマ、映画も...全文を読む

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白昼夢 第7話 HOME(2)

第7話 HOME

2010.04.10 (Sat)

 「運が良かったよ。下が植え込みと柔らかい土だったらしい」薄暗いコンクリートの階段を登りながら、辰巳はずっと押し黙ったままの坂木に話しかけた。「すまないな、坂木。ここの支部の連中は融通がきかなくてな。しかし、まさか四日目だって言うのにまだ陽と会わせてもらってなかったとは知らなかった。お前が怒るのも無理ないよ。でもまあ、ここの医療施設は本部よりしっかりしてるから安心しろ」「俺が知りたいのはそんな情報じ...全文を読む

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白昼夢 第7話 HOME(1)

第7話 HOME

2010.04.07 (Wed)

 穏やかに晴れた秋の午後。坂木達が降り立った駅はわりと大きな遊園地の入り口になっているらしく、休日だったその日は親子連れや学生の姿が多く見られた。楽しそうにはしゃぐ子供達に注意しながら、持ってきたカメラやビデオのチェックに余念がない親たち。甲高い声は秋の空にこだまするように響き渡った。「なんだか賑やかな所だな。降りる駅間違ってないか? 俺たち」なぜか不機嫌そうにつぶやく坂木を、陽は笑いながら振り返っ...全文を読む

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映画「半分の月がのぼる空」鑑賞日記

☆感想(観劇・映画・小説)

2010.04.04 (Sun)

 映画を見に行ってきました。絶対恋愛ものは見ない私ですが、今日観に行ったのは、純愛青春映画。ちょっと訳がありまして。この映画は伊勢でロケがあったんですが、実はエキストラに参加したんです。ちょっと好きな役者さんが出てることもあり、応募したんです。そしたら夜中にスタッフさんから電話があり、明日の朝9時に来てください!と。南大阪から伊勢までは結構距離あるんですが、もの好きな私は行きました。さて、この物語は...全文を読む

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ラビット 第5話 夢のつづき(7)

第5話 夢のつづき

2010.04.03 (Sat)

 李々子のおかげで無事帰還できた二人は翌朝、年老いた黒猫を抱いて、再び真壁邸を訪れた。呼び鈴で出て来たのは30代半ばの優しそうな家政婦で、宇佐美と稲葉に何度も礼を言った。「この子、今まで地下には絶対に降りて行かなかったので、気が付きませんでした。あの恐ろしい部屋は閉鎖するように、ご主人に言わなけりゃ」まるで猫に語り掛ける様にそう言うと、愛おしそうに声の出ない猫を抱きしめた。「人のよさそうな家政婦さん...全文を読む

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