更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方は
こちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

2009 11123456789101112131415161718192021222324252627282930312010 01

【  2009年12月  】 

ラビット第3話 0.03秒の悪魔(4)

第3話 0.03秒の悪魔

2009.12.29 (Tue)

 「え? だって李々子さん、あの時いっしょに来なかったでしょ?」稲葉の問いに李々子はこくんと小さく頷いた。「でもネイルサロン行った後ね、まだシロちゃんがいるかと思って3階に行ってみたのよ。そしたらエレベーター降りたすぐのところにあるんだもん、あのモニター。派手な映像だったから、ついついじーっと見ちゃって」「李々子?」宇佐美の声に李々子は不安そうに振り向いた。「覚えてるのか? そのモニターを見た後に最...全文を読む

▲PageTop

ラビット第3話 0.03秒の悪魔(3)

第3話 0.03秒の悪魔

2009.12.26 (Sat)

 「シロちゃん!? ……いったいどうしちゃったの? ねえ。ナイフ! そんなの持ってたら危ないよ。ねえってば」青ざめながら李々子は話しかけるが、稲葉にその声が届いていないのは、一目瞭然だった。ちらりとも視線を外さず、宇佐美を真っ直ぐ凝視している。その顔には怒りも恐れも、何の感情も現れていなかった。ただ何かに憑りつかれた様にじりじりと、少しずつ宇佐美に近づいていく。「そう言えば稲葉にナイフ向けられるの、2...全文を読む

▲PageTop

ラビット第3話 0.03秒の悪魔(2)

第3話 0.03秒の悪魔

2009.12.22 (Tue)

 稲葉と李々子が笹倉の依頼を受けた2日後。ひと気のない貸し倉庫の裏口で、宇佐美は時計を見ながら壁に寄りかかっていた。ラビット事務所のあるビルの裏通りを少し入った所だが、行き止まりになっていることもあり、立ち入る人間はほぼいない。しばらくして彼に近づいて来たのは一見パートの帰りと言った感じの、表情の乏しい中年の女。女は特に挨拶するでもなく宇佐美の横に並んで同じように壁に寄りかかり、大きなバッグから紙の...全文を読む

▲PageTop

初バトン♪

未分類

2009.12.21 (Mon)

 まさか、こんな初心者弱小ブログにバトンがいただけるなんて・・・瞬殺、everyday・・・の、魅島夜空さん、ありがとね。恥ずかしながら、答えさせていただきます。Q1 HNをどうぞ~♪ A1 lime(ライム)Q2 その名前の由来を教えてください。 A2 実は10年以上使っている別の名前があるのですが登録時にもう使われてて、  急きょ5分で考えました(なんか、ごめん)Q3 ブログタイトルをどうぞ! A3 小説ブログ「DOOR」Q4 その名...全文を読む

▲PageTop

ラビット第3話 0.03秒の悪魔(1)

第3話 0.03秒の悪魔

2009.12.19 (Sat)

 窓の無いその部屋は、蛍光灯がついているにもかかわらず、どこか陰気で薄暗く思えた。稲葉と李々子は二人がけのソファに窮屈に座りながら、その雑然とした書庫のような部屋をぐるりと見渡す。相談内容を聞くために、2人はその依頼人のマンションに出向いていたのだが、2人をその部屋に招き入れた中年の依頼人の男はすぐに「大事な電話の途中なので」と、挨拶もそこそこに隣の部屋に消えたのだった。稲葉にとっては初めての事であ...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第二話 扉(5)

第2話 扉

2009.12.16 (Wed)

 11月とは思えない暖かい土曜日だった。平日は割と閑散としたこの通称噴水公園だが、休日ということもあってちらほら親子連れの姿が見える。マキは昨夜、ベッドの中でもう一度あの記憶を反芻してみた。あまりに一瞬で、バラバラに切り取られて並べられた画像の一つ一つの意味は分からなかった。ただそれに添付されるように激しい感情が読みとれた。誰に向けられているのか分からない激しい怒り。そして今もマキを苦しめているほど強...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第二話 扉(4)

第2話 扉

2009.12.13 (Sun)

 ホテルの一室。ダウンライトだけの明かりの中、窓の外の夜景を見下ろしながら、髭の男はソファに座りパソコンに向かっている青年に話しかけた。「やばいんじゃないのか?陽。 その女子高生」話しかけられた青年は少し意外だという様子で画面から目を上げ、髭の男を見た。「大丈夫だよ。仕事を見られたわけじゃない」そうしてまた画面に目を落とす。「じゃ、なんだろうなぁ、その思わせぶりな態度は」「女子高生だからだろ?」素っ...全文を読む

▲PageTop

最後の一行が・・・

未分類

2009.12.12 (Sat)

 仕事や妻や母をしてると、どうしても自分の持ち時間が少なくなってしまいます。でも、本屋さんで面白そうな本を見つけると、ついつい買ってしまいます。食材は10円でも高いと感じると却下するのに。本はハードカバーでも面白そうだと買ってしまう・・。本屋さんは危険区域です。そして読まない本が、どんどん溜まる切なさ。でも、やっぱり読む時間がないとくに私は遅読で、漫画でも本でも、ヒトの2倍時間がかかってしまいます。...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第二話 扉(3)

第2話 扉

2009.12.10 (Thu)

 男はゆっくりマキに近づき、1メートルくらいのところで止まった。手を伸ばせば届く距離だ。マキは更に動悸が早くなっていくのを感じたが、なぜか動けなかった。(どうしよう)男がゆっくり口を開いた。「その制服・・・・君、高校生だよねぇ。学校は?」「は?」意外な言葉に思わず素っ頓狂な声を出してしまった。「学校、休んだんじゃないの? 今朝家には帰ったの?」「な、なんでそんなこと聞くんですか。関係ないでしょ!」男...全文を読む

▲PageTop

鳥好き

☆イラスト・マンガ・水彩画

2009.12.09 (Wed)

 子供の頃田舎に住んでたこともあってか、かなりの鳥好きです。(RIKUを読んだ方なら「ああ」って思われるかな・笑)さしずめ男の子なら昆虫や乗り物に興味を持って、名前を覚えるように、かなり鳥マニアでした。小学校のころ、図書館で『鳥のひみつ』なる漫画を発見。とっちゃん鳥が、いろいろな秘密を教えてくれるんです。何度も読みましたねえ。へんな子です。あの、ふわふわ感。目を閉じた時の愛らしさ。誰がデザインしたの...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第二話 扉(2)

第2話 扉

2009.12.08 (Tue)

 その場所で再びその男を見つけたのはその日の夕方だった。必ずここにもう一度来るという気がして制服姿のままマキはこの辺りをうろうろしていた。学校を休むのはもう今月に入って6日目。罪悪感も薄れていた。今朝も母とは会話していない。「ビンゴ」男を見つけてマキは小悪魔的な笑いを浮かべた。能力に裏付けされたものなのか、こういうカンは昔から冴えていた。“何か”を探し疲れたのか男は行き止まりを作っている高い塀によりか...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第二話 扉(1)

第2話 扉

2009.12.05 (Sat)

 家に向かう路地を歩きながらマキは腕時計を見た。AM5:35。明け切っていない街に高校の制服姿のマキは少し場違いな感じがした。昨夜ネットカフェに泊まったことをまた母に問いつめられるのかと思うと気が滅入った。なんとか顔を合わせないように部屋に駈けあがろう。そんなことをずっと考えながら、寒々としたアスファルトをただ見つめて歩く。ふいに視界に入った黄色い猫。野良猫のマイケルだ。いつもは人なつっこく穏やかなマイケ...全文を読む

▲PageTop

気まぐれ猫Mac、堅実犬Win

未分類

2009.12.04 (Fri)

 ああ、今日もブログの管理画面は文字が見事に消えてしまって真っ白け。見れないんですよ、私の愛機Macは。なんでかなあ、と思ってたら、推奨バージョンはOS10.2ですって。FC2ブログ。私のバージョンはOS9.2。おしい!いえ、全然おしくない。それはもう、98とVistaほどの差があり。(98、古すぎてしらない?)『新しく記事を書く』くらいしか機能しないなんて、どうよ。でもね、家族で使っているWinがリビングにあります。彼は...全文を読む

▲PageTop

白昼夢 第一話 背徳の夢(4)

第1話 背徳の夢

2009.12.02 (Wed)

 青年は悪びれもせず笑う髭の男に少し不満そうに言った。「いつ僕のポケットに入れたんだよ。指令のメモ」「いや、お前よく寝てたからさあ。起きたら説明しようと思ってたんだ」「ったく」軽く溜息をつく青年。まるで親子喧嘩か兄弟喧嘩のような軽いやり取り。「・・・危なかったな」改めて髭面が言う。陽気だったジャズのナンバーが終わり、静かなブルース調のメロディに代わる。青年はこくんと小さく頷き、視線を窓の外の夜景に逃...全文を読む

▲PageTop

前月     2009年12月       翌月

Menu

最新記事

カテゴリ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア